【俺の名言コースター 名言#44】
40代男性エルビスサンドさんの名言
はーい、終了!!
【転倒した直後に訪れる問い。】
このあと、一応ゴールまで行く?行かない?
◆提案1
行かない。
そのままトラックのカーブ無視して真っ直ぐ走って家に帰る。
◆提案2
行かない。
その場で高らかにガッツポーズする事で5m走と勘違いしていた旨を誰かひとりでも気づくまで続ける。
そして1位の旗に直行して体育座りする。
◆提案3
行く。
1位の奴より圧倒的に目立つヒーロー化を目指す。
1位がなんだ。なんなんだ。足が速い奴がモテるって、よく考えたら頭悪すぎないか?
まぁよい、まず、
全員に聞こえるように腹の底から「チッックショーーー!」と叫ぶ。
ゴールのピストルの音をかき消すタイミング&声量がベストだ。
そしてその場で膝をつきグラウンドを"両腕で"3回殴打。
振り上げ方は映画プラトーンのイメージを忘れるな。
ショーシャンクまで反ったらやりすぎだ。プラトーンだ。
わからなかったら検索せよ。すぐ出てくる。
直後に「親父!ゴメン!(河川敷で毎朝付き合ってくれたのに!)かぁちゃん...!(毎朝早起きして作ってくれたおにぎりの味は一生忘れねぇぇえ!!)」と絶叫。
※カッコ内を想像させる演技力が理想
そしておもむろに膝を立てるとそこには、、、無数の絆創膏が!!
よく見ると肘にもかさぶたが!!
この時点でカメラを回す親バカたちも、もはや自分の華やかな息子が視線を集めるに値せず、その手のカメラも今やオンエアされていない2カメ以下である事に気がつくだろう。
ゼッケンはもう名前も読めないほどにドロドロだ(にしたいので腹をさするフリをしてドロを擦り付けておこう) 。君が2組なのか3組なのか、あるいは山口か山田か川口なのかなんてもうどうでもいい。
君は今、このグラウンドの「名もなき主役」なのだ。
さぁ。今だ。
立て。
ほのかに、微笑め。
できれば顔にも泥だ。
手には砂利を強く握るのを忘れるな。あとで使う。
そしてウイニングランだ。
歓声に向けて手を振れ。
開いたその手は、、、
握っていた砂利でボコボコだ!!!!
ほら、前を見ろ、係員もゴールテープを特別に準備してくれている。
君の為だけのテープだ。あと15メートル。
そう、、今こそ!
15メートルだけでいい!コロンでなかったら1位だったと観客に思わせるダッシュを見せろ!魅せろ!膝肘は医者に診せろ!!
君だけのピストルが鳴る。
拍手は鳴り止まない。
そしてそのまま君は向かう。そして座る。
順位の虚しさを知らしめるかのように、
あるいは学校によっては、順位をつけない気味悪さを嘲笑うかのように、
グラウンド脇の、誰も居ない自分の席に。
って、
思っていたかのように、いま座ったね、キミは。はい今キミは。
訳は職員室で聞こう。
ポストありがとうございました☕️
#妄想教師
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