認知科学にもとづく、コーチングの解説
はじめて、このからくりを知ったときは
「もっと知りたい、学びたい」
「実際にコーチングを自分に適用させてみたい」
とテンションが上がったことを覚えています。
共感・傾聴・マネジメントではなく、
認知科学(脳科学)にもとづく未来志向のコーチングを解説しました!
*注:文章は自分用の備忘メモの転載なので、
ぜひ解説動画を見て頂ければ幸いです。
■対話形式の解説動画
■単独での解説動画
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■はじめに
●コーチの語源:馬車(COACH)
・コーチの役割:乗客を、目的地まで送り届けること
●コーチングとは?
・コンサルティング …答えを与える
・カウンセリング …共感、傾聴で勇気づける
・コーチング …ゴールに向かって自走させる
●ポイント:
コーチングはクライアントをゴールまで自走させる
(到達する)サポートをすること
■意識と無意識
●無意識(潜在意識)、直感 …速い思考
>>>意識(顕在意識)、論理 …遅い思考
●例:凡人家庭に生まれ育った俺は社長になんかなれない。
⇒潜在的に思っていれば、一生なれない。
マイナスの思い込み。
●真実の発見 < 自分が信じていることの正しさを証明
をする創造力(言い訳)が働くのが人間。
●ポイント:
無意識(潜在意識)の力は強大。いかに活用するか。
⇒別名、ビリーフシステム(信念、思い込み)。を書き換える
●例:レモンを食べる想像すると、唾液が出る
人間の創造する力はすごい。
潜在意識は現実化する。
■コンフォートゾーンとホメオスタシス
●コンフォートゾーン
・慣れ親しんだもの、安定した状態
●ホメオスタシス
安定した状態を維持する力。現状に戻ろうとする力。
●例:
・人間の体温維持機能も。36~37℃に保つ。
・ダイエット(Rザップ)のたいていはリバウンドする。
無意識で快感で心地いい範囲は変わっていない。
=現状に戻ってしまう
●ポイント:
人間は現状から変わりにくい。変化を嫌がる生き物
■ゴール設定とホメオスタシスの活用
●コーチングはコンフォートゾーンの仕組みを逆手に利用すること
・言い換えると、未来側のゴールに転用する。
未来のゴールをコンフォートゾーンにすること
・ホメオスタシスを未来のゴールに対する方向へ作用させる
=フィードフォワード
●ポイント:
ゴールを設定し、ホメオスタシスを未来方向へ利用する
■ゴール設定の3つの条件
①本音のWant to ②現状の外 ③8つのゴール(バランスホイール)
①本音のWant to
●本音の本音で、やりたい!と思うこと
・誰かの期待に応える承認欲ではない。
・認められなくても自分がやりたいこと。
・周りの人(上司や、家族など)からの評価や期待のために、
他人軸でやっていることは全てNG(want toではない)
●真逆がhave to。
・~やらなければならない。と思うこと全て
・外圧、他人軸でやっていること
●ポイント:
他人軸でない、自分の「本音中の本音」のwant toが必須!
(自覚していないhave toの呪いが多いのがやっかい)
②現状の外
●現状の定義
・現状とは「今」だけではなく、
・現在の状態が続けば十分に起こり得ると予想される未来を含む。
●例:・年収900万円のサラリーマンが1200万円を目指す。
・複業のキャリア支援を50人/年→150人/年にする。など
●現状の外側のゴール設定がおけると…
・プロセス、達成方法が全く見えないレベル
・想像すると怖くなって挑戦を躊躇してしまうレベル
(でも、想像するとワクワクもする状態)
●ポイント:
想像できうる「現状の外側」にゴールを置くことが必須!
(一方で、自覚している範囲は「現状の内側」になることが多い。
ぶっちゃけ一人では難しい)
③8つの領域のゴール(バランスホイール)
●仕事、趣味、人間関係、家族、知性、社会貢献、健康・美容、ファイナンス
●例:3000万円稼ぐ!というゴールだけを置いても
未来をイメージしきれない。
⇒3000万円稼ぐ人は付き合う人間、
取り組む職務やレベル、趣味の内容が変わる
●各項目の定義
仕事:人の役に立つこと(&お金、時間を払ってでもやりたいこと)
趣味:人の役に立たないこと(&誰にも損得を与えない自己満足)
人間関係:趣味、仕事の人間関係
家族:配偶者、子どもにとって、どういう存在として見られたいか
知性:仕事や趣味のために学びたい、身につけたいと思うこと
社会貢献:「見知らぬ人」への貢献。(自分の利益0)
健康・美容:各ゴール達成のために必要な、運動・栄養・休息・美容
ファイナンス:各ゴールを達成している際の、収入および支出
●ポイント:
未来の臨場感を高める、8つの領域のゴールを設定する
■スコトーマ
●質問①:目を閉じてください。
今目が届く範囲で赤色の物は何点ある?
●質問②:どんな女性が見えますか?
●盲点のこと。シャットダウンされている。
●ポイント:
人は自分が見たいものしか見ていない(モノ・コト・情報)
■RAS(リティキュラー・アクティベイティング・システム)
●今まで見ていなかった、モノ・コト・情報を認識する
・本能のレベルで。無意識的に。重要な情報だけを取り入れる機能。
・自分が気になる情報が勝手に飛び込んでくる
●例:特定のブランド(服、車、時計)が欲しいと意識しだしたら、目に飛び込んでくる
●これこそが、ゴールへの道筋が見える脳の仕組み
●例:セミナー1000人やるとゴール決める。
先に日程と会場を抑える→数人予約と支払いされる→やるしかなくなる
→あの手、この手で1000人集めるRASが発火し、エネルギーと創造性が爆上がり
●ポイント:
ゴールを達成するための手段は後で、勝手に見えてくる
■ゴール達成の条件①エフィカシー
●未来に向けた、根拠なき自信のこと。
・「未来のゴール」に対する自己能力の自己評価のこと
・やったことない。できるかわからない。
でも、「自分ならやれる」という状態のこと
●「他人からの評価」ではない
・過去の「実績」ではない
例:スキル、人脈、お金などは無関係
●何も持ってなかったときに突破した経験を引き出すことが重要。
・幼少期から社会人まで、通底している能力の抽出(能力の輪、才能、天才性)
*注意:セルフエスティーム(自尊心、自己肯定感)とは異なる
■ゴール達成の条件②セルフトーク
●自分自身に語り掛ける言葉のこと
・言葉に出さずとも、無意識的に心が思っていることを含む。
・自分で発する言葉は最も自分に効いてくる。
●1日に4~6万回くらい自分の心の中で呟いている
・ポジティブ、ネガティブ両方。
・しかし、多くの人は自分の無意識なセルフトークを自覚していない。
・セルフトークの8〜9割がネガティブセルフトーク
・ポジティブな言葉で自己を動かすことが、ゴール達成のカギ。
●セルフトーク(言葉)がコンフォートゾーンを形成する
・セルフトーク→言葉が脳に映像を見せる→映像によって感情が湧く→
→自己イメージ形成→新しいコンフォートゾーンができる
・いかにゴール側に臨場感をもたらすセルフトークを行い、
ゴール側へのコンフォートゾーンをつくれるか
●例:「勉強ができない」というネガティブセルフトーク
「勉強できない」という事実がコンフォートゾーンになっている。
⇒失敗した時の言い訳になっている。
しかし、実際は勉強以外の「趣味」に関しては物事を抜群に覚えている。
→実は興味がある分野では「頭がいい人だった」のはよくある事例。
●過去の家族や身内からの呪縛。過去の場面での経験、コンプレックス。
・自己能力を自己評価できていない
⇒正しく、客観的に才能、能力を伝える。
●全てポジティブにとらえなおすことで、書き換えられる
例:失敗の受け止め方。
自分は映画の主役。
おもろい映画は起承「転」結。「失敗」がつきもの。
成功するための材料=いいネタと捉えなおす。
■さいごに
●ゴール設定がうまくいけば、24時間の使い方が変わる。
・ゴール設定の臨場感(解像度)を高めることがコーチの価値
― 実現性を提示するため、具体的にその場で人を紹介する。
― 思い切って、覚悟を決めさせる。
・RASが発火し、関連情報を収集する。
盲点(スコトーマ)が解消されるヒントが得られる(別名:引き寄せの法則)
・参考:ゴール設定→焦点がずれる→脳が空白化→RASが発火→脳の空白が埋まる→新しい気づき→新しい行動→結果がでる
●ゴールがコンフォートゾーンに書き換われば、逆の現状維持バイアスでwant toに生きられる。
―例:成功している起業家は無意識で使っている
―ゴールと目標(KPI)は全然違う物
■実体験で言うと…
頭では理解しても、コーチングを自己適用するのは本当に難しい。
僕も師匠やOBOGのコーチに数多くのコーチングをしてもらって、
はじめて、自己適用できました!
(2月入学で実際にゴール設定&覚悟ができて、
RASが発火したのが5月末。)
こちらはまた別途、自己適用のプロセス解説動画を撮ります!
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