感染しないこと、けがをしないこと、免疫力を高めること
新型コロナの拡大防止のために、全員がそれぞれの立場で活躍しなけらばならないのですが、われわれ自転車屋はどう行動すべきか・・・ニュースを見て毎日考え、日々考えを更新し、行動を改めています。
自転車店が感染の巣になるようなら当然休業でしょう。あいにく今年の春に限ってはそんな状況になりませんでした。
自転車通勤にかえる人のために安全な自転車を提供し、3密を避けて自転車で運動をはじめようとする人がいるなら、安全なサイクリングを提供することが今日、自転車屋がするべきことだと考えています。
GWがStay Home 週間と呼ばれ、できるだけ人と接しないよう行動する中、たくさんの人が自転車に乗っておられます。特に5月に入ってからは親子連れで乗っている姿をよく見かけます。散歩やジョギングより人との距離が離れており、走っている限り自分の自転車以外の物に触れることがなく、比較的感染リスクが低いと思われるからですが、普段自転車に乗らないお父さんが子供の安全まで気を配れるでしょうか。。。
感染リスクを下げることはもちろんですが、事故やケガなどで医療機関に負担をかけないことも大事です。
新型コロナの拡大防止に徹底して取り組むなら、もちろん部屋から出ず、誰とも接しないことです。しかし陽の光を浴びて身体を動かし免疫力を高めておくことも重要と考え、今から自転車に乗り始める方がいるのであれば、われわれ自転車屋はその方がケガをしないように「初心者のための安全講習」を開催したり、安全に運動できる機会を提供すべきだと考えます。
サイクリングという行為を正当化しているわけではありません。ここ最近、健康だとかエコだとか言われていますが、あくまで自分のためにやっている行為なので、その行為が他人の迷惑になることはあってはならないのです。慣れない人にとっては20km/h以上でも動体視力がおいつかず路面の凹凸を拾ってしまうでしょうし、公道を走る以上、歩行者や車との交通事故もあります。
発生件数85,641件 死者453人
2019年の自転車が関わる重大事故の件数と死者数です。
今のところコロナよりも身近なリスクです。これが2020年に増えることのないよう祈るばかりです。
感染しなこと、けがをしないこと、免疫力を高めること
バランスをとりながら、コロナを乗り切る。
2020年5月3日時点、広島県東広島市で自転車店を営む者の考えです・・・ここ東広島市は交通量の少ない山の中の小さな学園都市です。都市部とは状況が違います。各々の環境でベストな行動を各人が考えて行動しましょう。