ジャスミン茶汰郎  

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他者としての責任とは何か

人間社会において、倫理観とは他者への配慮や責任感に深く根ざしている。私たちは常に他者と関わり合いながら生きており、その関係性が社会的規範や道徳観を形成する。倫理の根底には、他者の存在を認識し、彼らの権利や感情を尊重する姿勢が求められる。 しかし、他者とは一体何者なのだろうか。我々の社会における他者との関わり方は多様である。友人、家族、同僚、さらには見知らぬ人々との接触の中で、我々は絶えず自分の行動を調整し、他者の視点に立つことが求められる。倫理とは、他者の存在を意識し、その

    • 言葉のあいまいさと私たちの解釈力

      幼い頃、私には一つの出来事が鮮明に記憶に残っています。ある日、私は祖母に「叔父はどこに行ったの?」と尋ねました。祖母は優しく、「たった今出かけたよ」と答えてくれました。その瞬間、私は強い怒りを感じました。というのも、私は「たった今」という言葉を字義通りに解釈し、もしそれが事実なら、私は叔父の後ろ姿を見られるはずだと考えていたからです。しかし、実際には叔父は数分前に出かけており、私はその瞬間を逃していたのです。「たった今」と言いながら、実際にはそうではない祖母の言葉に対して、私

      • ぴーぴーしま:スマホ育児の落とし穴に気づこう

          「ぴーぴーしま」。これは、ある2歳の女の子がスマホを指して言った言葉です。彼女は「ぴーぴー」をスマホ、「しま」を「おしまい」の意味で使い、「ぴーぴーしま」と繰り返すことで、母親にスマホの使用をやめてほしいと訴えていたのです。この一言には、現代の親世代への重要なメッセージが込められています。 スマホの画面に熱中するあまり、子どもとの大切な時間を犠牲にしていませんか?スマホは情報収集やコミュニケーションに便利なツールですが、その利便性に依存しすぎることで、親子の絆やコミュニ

        • 米国株の下落

          2024年7月26日現在、米国株市場はいつも通り夏場の下落となっています。 それだけではなく、ドル円も下落に転じたため、日本の米国株投資家は為替と株価の両方の下落による「ダブルパンチ」を浴びせられています。そのため、年初来増え続けてきた資産が日々大幅に減っており、センチメントが悪化してきています。