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大学生の友人たちへ(Minority & Inclusion)

サワディカープ! 元気ですか?
タイから帰国したら、窓の外の田んぼの稲には穂が実り、夜に聞こえていたカエルの合唱がスズムシの音色に変わり、スーパーの店頭には梨が並び、、日本には確実に秋が来ていました。

職場や家族とのやり取り、出発前に申し込んでいたコーチング関係のオンラインセミナーに参加、幹事をしている同窓会の準備・・。一気に日常に戻りました。みんなも既に日常生活が始まって忙しくなっているかもしれないね。

みんなはどうしていますか? グローバルエンジニア研修、一人一人がまさに「発熱」しながら、それぞれの課題に向き合い、チャレンジしていた姿を10日間ずっとみていました。ほんとお疲れーー。今は何を感じていますか? 

僕の初めての海外経験は大学1年生の時に一人で参加した語学留学のホームステイ。サンタモニカで語学学校に通いながら過ごしました。入国審査も初めてでスーツケースはピカピカ。英語も片言で初めての外国の友人、ガイドマップを片手に迷いながらの観光。本格的に「異文化理解」「グローバル」を意識し始めた国際平和団体との出会い(先生との出会いもそこ)はもっと後のことでした・・。
*当時はポケベルの時代で携帯は持っておらず、スーツケースにはGeniusの辞書をいれていました。Googleマップ、Google翻訳にGoogleグラス、、、本当にすごいイノベーションです。

先生には帰宅する時の電車のなかでタイでの感動さめやらぬ状態で、お礼のメールを一気に書いて送りましたが、みんなには大学生だった自分を思い出しながら、何を残したらいいかなーーて考えながら、こうしてメッセージを書いています。

学びは「塗り絵」から「漆塗り」に

歳を重ねるごとに、学びは「塗り絵」から「漆塗り」に変わってきています。これから出会う経験や人から学び、自分をアップデートするための最初の一歩として必要なコト。

  1. 自分らしさ、自分の意見をもつこと(クリティカルシンキング/創造性)

  2. 英語よりもまずは日本語(言語化能力と技術/論理)

異文化理解において重要なことってなんだろう?
そもそもみんなが体験してきた「異文化理解」って何もの?

異文化理解については終わりがなくていつも発見。経験や出会いによって、自分の「異文化理解」についての理解がさらにアップデートされる、深まる。ちなみに、会社にもそれぞれ文化があり、1つの部署にも文化があるので、これから迎える就職活動ではネットの情報(仮説)と自分の観察結果を比較してみると面白いかも。
学生のみんなとの今回の出会いも僕にとっては異文化体験。まずはじっと「観察する」「理解する」ところから始まりました。(考察のフィードバックは旅の中で少しだしてみました)

今回のタイでの経験をしっかり自分の中で言語化して、次回の海外経験だけでなく、これからいろんな人や組織と出会う際の異文化理解に役立ててほしいわ。

連帯することは分断を生むこと

今回の旅の中ではあまり、話題にあがらなかったけれど(calypsoは楽しかった!)、最近は「異文化理解」というよりも"Diversity & Inclusion(D&I)"が社会のキーワードだけれど、これは本当に難しい。

単純な国籍や文化の違いだけでなく、社会的な違いや個性の違いをどう乗り越えるか、乗り越えるだけでなく、どう活かしていくか。個々の違いを認める、理解するだけでなく、その先に何があるのか。
社内で欧米主導で開始されたD&Iに関する取り組み内容について、さんざん関係者と議論した結果、個人的には納得がいかなくて、僕はいったん推進グループから抜けて静観中・・(笑)

僕自身がまだ自分の考えを塗り直し、アップデートし続けている途中でもあり(というより、始まったばかり)、テーマが広すぎるので1つの記事では納得する内容を書ききれない。今後アップデートされることを前提としたうえで、2つNoteしておくと・・。

  • 「連帯すること」「仲間を創ること」は、逆説的ですが「自分のグループ」と「それ以外」という「分断をつくること」。人生におけるダイナミックな人間関係の中で常に存在するマイノリティの気持ちに配慮できるか、自分の無意識の大きな声が、行動が誰かを傷つけていないか。

  • マイノリティにいた経験がある人こそ、マイノリティの気持ちを理解できる。もし、今何かに悩んでいたり、人生の道が見えないと思っていたりしても、必ずそうした経験が、自分の人生の信念になり、強いアイデンティティにもなる、自分を助けてくれる。

これからの世界を創っていくみんなを大応援!

タイもそうだけど、日本も首相が交代するタイミング。日本のリーダーに僕が期待するのは、ますますグローバル化する社会で、マイノリティにも配慮した社会の実現のため、そして世界平和のためにどんなリーダーシップが発揮できるか。

僕もいよいよ若い世代を支えていく世代に突入。僕が先生からもらったモノを皆に贈る形でお返ししたいと思っています。僕に何か相談にのれること、できることがあればいつでも連絡ください。

唐突だけどやっぱりGreen day最高・・。


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