年末年始
身体に力が入っていた。もうずっと、何年も前からそうだった。身動きが取れなくて、楽しくなくて、それでも、自殺はしないと決めていたから、(決めていたなどという大それたこともできなかった気がする、ただ、自殺するわけにはいかなかった)毎日笑顔で頑張った。頑張るというのは、気張るということで、自分の中ではそれだけで精一杯で、慣れない生活だと自覚しただけでも進歩だった。
逃げ場はなかったと思う。この生活しか残されていなかった。あの時の自分はそう感じていた。誰にも話さなかった。苦しい日々だった。今でも、書いていて、泣けてくる。でもそれはよいこと。泣けもしなかったのに、ようやくどこかの力が抜けて、泣けるようになったみたいだ。誰かに話していたら変わったのかな?でも、ゆっくりと昇華していくこの日々を味わおうと思う。気負わず、今の生活を受け入れて、楽しみや充実感に気付いていこう。誰の為でもない、自分の為にそうする。そうしよう。