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闇の中を歩いているように感じるとき The Dark Moments In Our Life

おそらく、私たちの誰もが、今までの人生の中で、一度は、他者から拒絶されたり、他者から悪い対応を受けたり、ときには、この世に属しているものの誘惑を受けたことがあるでしょう。

この世での人生をおくっている最中には、たとえ神の子供であっても、不安になったり、恐怖を感じたりすることがありますし、なかには、他者からの酷い対応を受けることによって、心が大きく傷ついてしまう場合もあるのです。

さらには、自分を取り巻く環境や、自分が置かれている状況が困難な状況になり、困難への適切な対処方法が見つからず、まるで、暗闇の中をさまよい続けているような感覚になる方たちもいることでしょう。

そんなとき、もしかしたら、神様に怒りをぶつけるクリスチャンたちがいるかもしれません。

「主よ、なぜ、私は今、こんなにも苦しい状態になっているのでしょうか?主は、なぜ、私を苦しみから、救ってくれないのですか?」

「神よ、なぜ、私はこんなにも、苦しい目に合わないといけないのですか?」

などといったように、神様が、今の自分の苦しい状態を、すぐになんとかしてくれないことに対して、腹を立てるかもしれません。

あるいは、

「主は私の願いを叶えてくれない。どうしてなのですか?」

と、神様が自分の願いをすぐに叶えてくれないことに対して、怒りを感じる方たちもいることでしょう。

もしかしたら、そのような状態が発生することによって、神様の言葉を信じない状態になる人たちや、神様から離れてしまう人たちもいるかもしれません。

しかし、聖書は苦しみのない人生を保証していません。

聖書の中では、『私たち神の子供たちが、まったく苦しみがない人生を送ることができる』といったような記載はされておらず、

神様は一度も、『私たち神の子供たちが、まったく苦しみがない人生を送ることができる』とは言っていないのです。

しかし、神様は、それを制限すると約束してくださっています。

私たちが、まるで、暗闇にいるように感じる期間や、私たちが、まるで、暗闇の中をさまよっているように感じる時期においても、

私たちに向けての『神様の目的』が完成されるまでの期間だけ、それが続くかもしれないことを神様は言っています。

もしもあなたが、あなたの人生に対して、神様が最善を尽くしてくださることを望み、

さらには、あなた自身が神様のご計画のために用いられることを望むのであれば、ある時点で、あなたは何らかの困難な状況に直面することでしょう。

それは、ときには、あなたの目から見れば、もしかしたら、まるで、逆境の道を進んでいるように思える状況かもしれません。

しかし、それは、あなたが『神様のご計画された道』を進むために必要な試練であったり、あなたにとって、必要な学びであったりもするのです。

しかし、誰もが試練や困難に遭遇することを、喜べるわけではありません。

私たち人間は弱い生き物ですから、本来であれば、できる限り、「試練や困難に遭遇せずに、スムーズに人生を生きていきたい。」と思っている側面が、少なからず、誰の心にもあるのではないでしょうか。

けれども、神様は、あなたに発生している問題の原因が何であれ、あなたが直面している試練や逆境に感じることを、

あなたが神の子として成長することにおいて、“最大の飛躍を遂げるための転換点”となるように設計しているのです。

神様は、ご自分のご計画とご自分の目的を十分に熟知されていらっしゃいます。

そのため、もしも、仮にあなたが、神様のご計画の中で、あなたが神の子として成長するための試練に直面している場合は、

あなたが、その試練を乗り越えて前進するまでは、神様はあなたが試練の中に留まっていることを容認しますが、

あなたが、その試練を乗り越えた後は、神様は、あなたをその場に、必要以上に一秒たりとも長く留めることはありません。

神様は、本当に不思議な方で、私たちに直面する、いかなる困難な出来事も、未来の私たちのために役立つことに変えてしまいます。

私自身のことをお話させていただきますと、私は35歳の時に、神様を受け入れ、神の子として生きていくクリスチャンの道を選択しましたが、

その当時の私は、聖書を探求する気持ちもあまりなく、神様との関係性を深めるということの意味も、まったくわからないような人でした。

もちろん、その当時の私は、自分自身がどのようなスピリチュアルギフト(賜物)を、神様からいただいたのかも知りませんでしたし、

そもそも、神の子供になった後、自分自身が神様からスピリチュアルギフト(賜物)をいただける、ということすら、まったく、知らない状態だったのです。

また、聖書を読んでも、聖書で使用されている言葉の意味がよくわからなかったり、聖書の内容が、なかなか、理解できず、そのような理由から、聖書を読むことから離れてしまった時もあったほどです。

おそらく、そのように感じているのは、私だけではないはずです。

実際に、私は自分の仕事を通して、クリスチャンのクライアントの皆さんたちから、過去の私と同じようなことを聞きます。

「聖書を読んでも、内容の意味がよくわからないから、聖書を読むことを止めてしまった。」

「聖書を読んでも、実際に自分の生活に役立つ気がしないから、聖書を読むことを止めてしまった。」

というようなお話を、今まで、私はクリスチャンのクライアントの皆さんたちから、共通して聞いている状態です。

今でこそ、私は聖書や神様の言葉を熱心に探究するという願望を持ち、毎日を過ごしておりますが、

私がクリスチャンになった当時の頃は、私には、聖書を探求するという思いはまったくありませんでしたので、

もしも、今私の記事を読んでくださっているあなたが、そのような気持ちを持っていたとしても、私には理解できます。

そんな私が、なぜ、聖書と神様の言葉を深く探究するようになったかといいますと、そこには、『アメリカ生活』という体験が関係しています。

そのお話につきましては、私のブログ記事『私とDr. Charles Stanley との出会い』の中で、詳しくお話しておりますので、ご興味がある方はご覧下さい。

このことは、神様のお働きがあったとしか思えないような出来事です。

Dr. Stanly (ドクタースタンリー)は、世界中で伝道の説教をおこなっていたアメリカで非常に有名な牧師なのですが、

私は、彼の説教や説教ノート、さらには、私が所属しているFirst Baptist Church Atlanta のサンデースクール(日曜学校)のクラスで、

『神の子供たちは皆、神様からスピリチュアルギフト(賜物)をいただいている』

ということを学びました。

このことは、私にとって、とても衝撃的なことでした。

その辺りの頃から、私の中で何かが変化したような気がします。

実は、私自身は、かれこれ、25年ほど(2023年現在)、人を指導するという仕事に従事してきました。

そのため、私自身は教えることが得意と言ってはなんですが、私は教えることが大好きでして、教えることは私にとって天職のように感じるものです。

実は、神様からいただけるスピリチュアルギフトには、

『教えること(Teaching)』

がありまして、私はどうやら、そのスピリチュアルギフトをいただけているようです。

その理由といたしましては、Dr. Stanly (ドクタースタンリー)のスピリチュアルギフトの種類と特性に関する教えや、

私が所属しているFirst Baptist Church Atlanta のサンデースクール(日曜学校)のクラスで学んだことと一致しており、

その結果として、私は、自分自身が『教えること(Teaching)』のスピリチュアルギフトをいただいていることを確信できたのです。

だからこそ、今、この場で、このような方法を用いて、この記事を読んでくださっているあなたや、

他の皆さんたちに向けて、神様の言葉の大切さや、聖書で示されている神様の指針について、正しい内容をお伝えすることを、情熱をもっておこなえているわけです。

このようなことも、もしも私が、神様から『教えること(Teaching)』のスピリチュアルギフトをいただいていなかったら、決して、できないことだと私は確信しています。

実は、私にとっては、自分自身が、これほどまでに、情熱を持って、神様の言葉を伝える人になったことは、驚きのことでもあるのです。

私がクリスチャンになったその当時の自分自身を振り返ってみますと、到底、神様の言葉を伝えることができるような人ではなかったわけですから…。

そんな私が、情熱を持って、神様の言葉を伝えられるような人になったことは、神様のなせる業以外にないと思うのです。

これからお話することは、別のスピリチュアルギフトに関することになりますが、

私が日本で所属していたキリスト教会のクリスチャン仲間だった方たちの中には、賛美が非常に得意で上手だったり、

あるいは、賛美のためのグループを作り、神様を賛美するための働きに非常に熱心が方たちがいらっしゃっいました。

その方たちは、他の教会の礼拝に参加するようになったのですが、その後も、やはり、神様を賛美するための働きに熱心で、

神様を賛美するためのグループを見つけ、そのグループに積極的に参加し、そのグループのメンバーのひとりとして、グループでの働きに貢献しているという状態です。

それを見て、私は気付きました。

「あぁ、彼らは、”Organization” というスピリチュアルギフトをもらっていたのだな。」と。

”Organization” を日本語に訳すると、組織というような意味になると思いますが、別の意味として言うのであれば、

” Gift of Administration” ということであり、これは、何を意味するかといいますと、

●同じ目的を持った仲間や同士と共に、お互いに協力し合える組織やグループを構築したり、

同じ目的を持って行動できる組織やグループを見つけ、そのグループに所属し、

その組織やグループのメンバーのひとりとして、仲間と一緒に目標を達成するための働きに対して喜びを感じたり、情熱を持って取り組むことができる。

ということです。

これも、神様が神の子供たちの授ける“7つのスピリチュアルギフト”のひとつであり、ある一定の人たちは、このギフトを神様から与えられます。

神様から与えられるスピリチュアルギフトは、全部で7種類あるのですが、どのギフトが優れているというようなことはありません。

スピリチュアルギフトは、どのギフトが一番偉いかとか、どのギフトが一番、神様から喜ばれるか、そういった順位づけをするものでもありません。

どのギフトも、とても大切な役割があり、どのギフトも重要なのです。

スピリチュアルギフトは、あなたの特性やあなたの性格に合ったものが、神様から与えられます。

神様は、あなたよりも、あなたのことを詳しくご存知の方です。

そのため、神様はあなたにピッタリのスピリチュアルギフトを贈ってくださるのです。

私自身は、自分がいただいたスピリチュアルギフトの種類を知ってから、神様をより一層、求めていく人間に変わりました。

本当に不思議です。

これは私の推測なのですが、神の子供として生きている人たちが皆、自分たちに与えられたスピリチュアルギフトがどのようなものであるのかを正確に知ったら、

おそらく、自分が受け取ったスピリチュアルギフトを大いに活用することで、私たちは皆、神様をもっと求め、神様にもっと貢献する者に組み換えられていく(Transformed)のではないかと思う次第です。

7種類のスピリチュアルギフトについては、別の記事で詳しく取り上げてみたいと思います。

私は、“最大の飛躍を遂げるための転換点”を、神様からいただきました。

それは、今になって、自分の過去について振り返ってみると、私に与えられたことの出来事や経験は、

神様を深く求める者になるための転換点であり、神様の言葉を伝える者になるための転換点

だったのです。

おそらく、あなたも神様から、あなたが“最大の飛躍を遂げるための転換点”を、神様からいただくことでしょう。

もしも今、あなたがつらい状況になっていたり、今現在のあなたが、ゴールが見えない暗闇を歩いているような気持ちになっているとしたら、

もしかしたら、今のあなたが直面している試練は、神様があなたに与えた、

●あなたにとっての”あなたが最大の飛躍を遂げるための転換点”

かもしれません。

神様とつながっていない多くの人間は、自分たちが困難な状況に直面すると、困難から逃げることを選択するか、

あるいは、困難を無視して見ないフリをし、その時の一時の快楽や現実逃避アクティビティをおこない、益々、悪の道に落ちていくという状況になりますが、

神の子供である私たちは、そのような愚かな選択はしません。

理由は、私たちには神様の絶対的なサポートがついているからです。

神様の子供として生きていない人間…。

それが何を意味するかというと、

神様の子供として生きていない

すなわち、

この世の支配者であるサタンの僕(しもべ)として生きている

という意味になります。

この世を支配しているサタンのことについては、聖書のヨハネの手紙第一に書かれてあります。

わたしたちは神に属する者ですが、この世全体が悪い者の支配下にあるのです。(新共同訳/ヨハネの手紙第一 5:19)

私たちは神からの者であり、世全体は悪い者の支配下にあることを知っています。(新改訳/ヨハネの手紙第一 5:19)

私たちは神の子どもですが、周りの世界は悪魔の支配下にあることを知っています。(リビングバイブル/ヨハネの手紙第一 5:19)

We know that we belong to God even though the whole world is under the rule of the Evil One.(1 John5:19)

残念ながら、私たちが生きている世界はそのような世界なのです。

冷静に客観的に考えてみて下さい。

悪が好きなものとは、一体何なのでしょうか?

●人間が正しいことをおこない、正義の道に進むことでしょうか?

●人間が慈愛の気持ちを持ち、お互いに助け合って、仲良くしていくことでしょうか?

●人間が安定した心を持ち、嘘や偽善をおこなわない生活でしょうか?

●人間が神様を敬い、神の基盤に沿って生きていくことでしょうか?

●人間がお酒、ギャンブル、ドラックなどの依存症にならず、安定した毎日をおくることでしょうか?

おそらく、そうではないはずです。

むしろ、それらを人間に求めているのは『神様』です。

その事実に、人間は気づくべきです。

今、あなたがいる場所で、このことを思い出してください。

神様は、神の子供たちに対しては、あらゆる試練や逆境に制限を設けておられるのです。

あなたが神の子供として生きているのであれば、あなたが神様が承認した、れっきとした神の子であるため、あなたの中には、神様から贈られたホーリースピリット(聖霊)が住んでおり、

あなたが試練を乗り越えるために、神様とホーリースピリット(聖霊)があなたに必要な助けを与えてくれるのです。

でも、神の子供として生きていない者には、それがありません。

神の子供として生きていない者には、神の助けとホーリースピリット(聖霊)の助けがありませんので、

神の子供ではない者、この世(サタンの支配下)に属している者が、悪に飲まれて落ちていくのは、至極、当然のことでもあるのです。

悪は悪の仲間を増やしたいのですから、悪側がが人間が悪に染まって落ちていくことを望むのは当然なのではないでしょうか。

聖書の詩編ではこのように言われています。

主は助けを求める人の叫びを聞き、苦難から常に彼らを助け出される。主は打ち砕かれた心に近くいまし、悔いる霊を救ってくださる。(新共同訳/詩編34:18-19)

主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる。正しい物の悩みは多い。しかし、主はそのすべてから彼を救いだされる。(新改訳/詩編34:18-19)

主は心の砕かれた人のそばにおられ、謙虚に罪を悔いる人を助け出します。正しいからといって、すべての苦難を免れるわけではありません。しかし、主は、正しい人をあらゆる苦しみから救い出します。(リビングバイブル/34:18-19)

神様が私たちに与える試練は、私たちが神の子供として生きていくための性格や特性を築くために神様が選んだ手段です。

もしも、私たち自身が、心の痛みや悲しみ、失望や苦痛を体験したことがなければ、私たちは他の者を助ける者にはなれません。

聖書の第二コリント人への手紙ではこのように言われています。

神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただく慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。(新共同訳/第二コリント人への手紙1:4)

神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです。(新改訳/第二コリント人への手紙1:4)

神様は、私たちが苦しみや困難にあえいでいる時、なぐさまと励ましを与えてくださるお方です。それは、苦しみの中にあって慰めと励ましを必要としている人々に、私たちも、神から受ける助けと慰めを与えることができるためです。(リビングバイブル/第二コリント人への手紙1:4)

God helps us in all our troubles, so that we are able to help others who have all kinds of troubles, using the same help that we ourselves have received from God.(2 Corinthians1:4)

もしもあなたが今、困難に思える状況に陥っていて、もしもあなたおひとりの力で立ち上がれない時は、どうぞ、素直に神様に助けを求めて下さい。

「神様。私は今まで、自分の力でなんとかしようとしてきましたが、私の力ではどうにもなりません。

私には、あなたの助けが必要です。私は私が抱えている問題の解決をすべてあなたに委ね(ゆだね)ます。

神様、私は今まで、私自身の力だけで解決できると思い込んでいた傲慢(ごうまん)な人間です。

どうか、そんな私を赦し(ゆるし)、助け導いて下さい。私には神様に頼る以外、術がありません。

神様。私はあなたが私にとって最善の道を示してくださることを強く信じています。

主イエスキリストの御名によって祈ります。アーメン」

神様は、あなたが神様に『完全に頼る』という状況を作り上げます。

あなたが神の子供として生きているのであれば、嘘偽りがないあなたの心の底からの思いを、切実に、神様に伝えてみて下さい。

もしも、今、この記事を読んでくださっているあなたが、まだ、神様の子供として生きていく決心をしていない場合は、

ぜひ、今日、この瞬間に、神様の子供として神様と共に生きる決意をして下さい。

神様と共に生きる道を選ぶためには何をしたらいいの?

私は、あなたが神様を求め、神様を信じる心を持ち続けることを切に願っています。

神様はいつもあなたを見ています。

Article by Toshie Ito ©copyright Good news Minstries with Toshie Ito

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