あなたはこの世の誘惑に押し流されていますか？ A Warning Against Drifting
この世の中で生きていると、人間は様々な誘惑に直面します。
それは、お金であったり、社会的地位や権力であったり、ドラック、アルコール、ギャンブル、ブランド品や高価な品物への浪費、既婚者の不倫など、
私たちは、この世に属している対象物や対象者からの誘惑を、度々、目にすることでしょう。
多くの人間が、何らかの誘惑に直面する際、通常は、その人の弱点になることに繋がる誘惑か、あるいは、その人が欲するような物や出来事に関する誘惑が多いでしょう。
たとえば、もしも、あなたが『お金』に執着している場合は、もしかしたら、あなたは『お金』に関連する誘惑に弱いかもしれません。
または、もしも、あなたが『権力』に執着している場合は、もしかしたら、あなたは『権力』に関連する誘惑に弱いかもしれません。
あなた自身のことを、冷静に客観的に見直してみて下さい。
Q. あなたは、どのような誘惑に弱いタイプの方ですか？
Q. あるいは、あなたはどのような誘惑に押し流されてしまう可能性があると思いますか？
通常、人々が誘惑によって押し流される時、または、誘惑によって落ちていくとき、それはゆっくりとした変化の過程で起こるため、
押し流されている人々は、実際には、自分たちが押し流されていることに気づいていません。
私は、長年、夫婦関係の修復の仕事に従事しており、私の元にご相談にいらしてくださる皆さんの配偶者には、他の異性と不倫をしている方たちが大勢おられます。
この不倫を例にした場合、通常、多くの不倫をしている人たちは、最初から、「不倫をしよう！」ということを、固く、決意して、不倫を始めているわけではないのです。
通常、不倫を始める人たちのほとんどは、自分の生活や自分の人生の中で、何らかの満たされない思いがあり、
彼ら(彼女たち)の心の中には『心の隙間』というスペースや、ぽっかりと空いた穴があり、その隙間や穴を埋めるために、
「ほんの少しだけ、自分を受け入れてくれる誰かが欲しい。」
「ほんの少しでいいから、私の話をわかってくれる人が欲しい。」
などといった思いが、スタート地点になっており、不倫をしている彼ら(彼女たち)のほどんとは、最初の段階で、
「不倫にのめり込みたい！」
「本気の不倫恋愛をしたい！」
というような願望を持っているわけではありませんし、ましてや、その後、不倫にのめり込む自分たちを想像していないのです。
しかしながら、「ほんのちょっとだけ。」という人間の考えは、通常、「ほんのちょっと」では済まなくなります。
例えば、不倫を例に取った場合、最初は、「誰かと少しだけ話して、寂しい自分の思いを少しだけ、紛らわしたい。」という動機で、異性と接触し始めたとしても、
その後、その異性が自分の話を聞いてくれ、そして、その異性が自分のことをわかってくれるような気がしてきたら、人間というのは、その次のステップに進みたいという願望を抱きます。
その次のステップは、その異性と一緒に出かけることかもしれませんし、その異性と食事に行くことかもしれません。
では、その異性と一緒に出かけて楽しい時間を過ごせたら？
その後は、何が起こると思いますか？
おそらく、「もっと一緒に楽しい時間を過ごしたい！」という欲求が高まっていくのではないでしょうか。
では、その後は？
既婚者が、別の異性と一緒に楽しい時間を過ごすことを、何度も何度も、繰り返し続けていたら、その後、何が発生するか、あなたには想像できますか？
通常、どの男女も肉体関係に発生します。
理由は、それが人間という生き物が、生物的な側面から求めていることだからです。
最初のきっかけは、
「ほんの少しだけ、自分を受け入れてくれる誰かが欲しい。」
「ほんの少しでいいから、私の話をわかってくれる人が欲しい。」
というものだったはずなのに、いつの間にか、『不倫』という既成事実が出来上がっていくのです。
私は、夫婦関係の修復の仕事を通して、そのような配偶者を持っている皆さんを、今まで、たくさん、見てきました。
しかしながら、当事者の皆さんたちのほとんどは、自分たちが『不倫』という道に向かっているという自覚はありません。
そのため、不倫をしていることに対しての罪悪感もありません。
はじまりは、「ほんの少しだけ…」ということから始まり、あっという間に押し流されて、不倫という道に到達し、落ちていってしまうのです。
多くの皆さんは、自分たちを取り囲む変化や、社会の変化、世の中の変化、しいては、世界の変化や、自分たちが置かれている環境や変化が、非常に大きくなるまで、自分たちが押し流されていることに気づきません。
そして、ある日、突然、気づくのです。「一体、何が起こったんだ？？」と…。
今の現代では、不倫やオープンマリッジに関しても、寛容な思想を持つことを推奨するプロバガンダ的な動きが、インターネットやSNS、映画やテレビドラマを通して、頻繁に行われています。
※オープンマリッジとは、結婚していても別の異性との恋愛を自由におこなっても良いとする『結婚のカタチ』に、夫婦ふたりが同意している結婚形態のことを指します。
聖書ではこのように言っています。
私たちは、すでに聞いたことを、ますますしっかり心にとめなければなりません。そうでないと、真理から離れて漂流する(押し流される)ことになります。(へブル人の手紙2:1)
We must listen very carefully to the truths we have heard, or we may drift away from them.(Hebrews2:1)
英語では、押し流されることを『Drift away』(ドリフト アウェイ)と言います。
あなたは、滝を見たことがありますか？
このことをイメージしてみて下さい。
滝の手前までは、水がゆっくりと流れていますので、ボートはゆっくりと進んでいるように見えます。
しかし、ボートが滝に落ちる直前の所に差しかかった時、ボートは止まることなく、滝の下にものすごいスピードで落下します。
それが、『Drift away』(ドリフト アウェイ)のイメージです。
多くの人間が、押し流される方向に向かっているときは、最初は緩やかな流れの上に乗っているため、自分たちが押し流されていることに気づいていません。
しかし、多くの人間は、押し流されて落ちる時は、一瞬にして、ものすごいスピードで滝から落下するような状態になるのです。
私たちは聞いたことに、いっそう注意を払わなければなりません。そうでないと押し流されてしまいます。(へブル人の手紙2:1)
聖書が言うとおり、私たちは『この世』で見聞きすることについては、非常に気を付けなければいけません。
理由は、この世には、“人々を神の元から離れさせようという悪の働きと誘惑”が、至る所に、たくさん仕掛けられているからです。
聖書のヨハネの手紙第一では、このように言われています。
わたしたちは神に属する者ですが、この世全体が悪い者の支配下にあるのです。(新共同訳/ヨハネの手紙第一 5:19)
私たちは神からの者であり、世全体は悪い者の支配下にあることを知っています。(新改訳/ヨハネの手紙第一 5:19)
私たちは神の子どもですが、周りの世界は悪魔の支配下にあることを知っています。(リビングバイブル/ヨハネの手紙第一 5:19)
We know that we belong to God even though the whole world is under the rule of the Evil One.(1 John5:19)
私がクリスチャンになったばかりの初期の頃、私はまだ、聖書や神様の言葉を探求するという強い情熱を持っていませんでした。
そのため、聖書を読んでも、なかなか、聖書で書かれている内容の意味が理解できず、その当時は、聖書を理解するという探究心をまったく持っていない状態でした。
そのため、『この世全体は悪い者の支配下にある』ということや、『周りの世界は悪魔の支配下にある』ということについての意味も、まったくわかりませんでした。
今思えば、それも、ある意味当然かもしれないと思う部分があります。
理由は、私がクリスチャンになる前の約34年間の私の人生は、
この世に数多く散乱している『神様以外のもの』いわゆる、”偶像(Idol)”と呼ばれるこの世の誘惑物を、
私たちの生活の中心にしてしまうことが『普通』だと思っていたからです。
聖書では、偶像(ぐうぞう)という言葉がたくさん出てきます。
もしもあなたが、聖書を読んだ経験があるのであれば、聖書の中には、たくさんの箇所で、
「偶像礼拝を避けなさい。」
という言葉を見かけたことがあると思います。
この偶像(ぐうぞう)という言葉は、私は自分がクリスチャンになってから、初めて出会った言葉です。
私は、クリスチャンになる前までは、この『偶像』という言葉を聞いたことも、見たこともありませんでした。
そのため、おそらく、多くのノンクリスチャンの人たちは、この『偶像』という言葉を、まったく知らないと思います。過去の私と同じように…。
この世を生きる私たちが、
●神様の元から離れずに神様と共に生きるためには？
●この世の中で流される道に行くことを避けるためには？
●この世を支配している悪に飲み込まれないようにするためには？
これらの方法を知るためには、まずはじめに、私たちは、
”この世での偶像(Idol)とは一体、何なのか？”
ということを、正しく理解しておく必要があります。
まずはじめに、偶像という言葉の意味を辞典で調べてみますと、次のような意味が掲載されています。
①木・石・土・金属などで作った像。
②神仏をかたどった信仰の対象となる像。
③あこがれや崇拝の対象となるもの。
そのため、おそらく、『偶像』という言葉を見た際、本当の偶像の意味を知らない人たちは、
「偶像とは、神仏をかたどった像」というようなイメージを抱くのではないかと推測します。
たとえば、仏教でいうところの仏像であったり、著名人をかたどった銅像であったり、あるいは、芸術としての彫刻された像であったり、
そのような『何らかの物体的な銅像』というようなイメージを持つのではないかと思います。
しかし、本来の偶像とはそのような意味ではありません。
私自身は、聖書を正しく理解するために、日本語の聖書と英語の聖書の両方を熟読しております。
日本語の聖書に関しても、英語の聖書に関しましても、いくつかの違うバージョンの翻訳になっているため、私個人的には、聖書を正しく理解するためには、たった一冊の聖書のみに頼るのではなく、
いくつかのバージョンの翻訳の聖書を熟読し、ただ単に言葉の意味だけを単一で理解するのではなく、聖書の中で使用されている言葉の概念を正しく理解することも必要だと思っています。
さらに、私たちが聖書を正しく理解し、正しく読み解いていくためには、ただ単に頭脳明晰であればいいというようなことではなく、
神様の言葉である聖書を正しく理解するためには、私たちには『ホーリースピリット(精霊)』の力と助けが必要だということです。
聖書の中には、神の子供である私たちに向けての神様からのメッセージがたくさん書かれてありますが、
しかしながら、ただ、漠然と聖書を読んでも、神様の言葉を正しく受け取れないかもしれません。
神様が与えてくださる精霊(ホーリースピリット)の力と聖霊の導きを求めることは、私たちにとってはとても重要です。
なぜなら、私たちはホーリースピリット(聖霊)の力がなければ、聖書に書かれた神様の言葉を正しく理解することができないからです。
イエス様は、聖書のヨハネの福音書14:26で、このようにおっしゃっています。
父がわたしの代わりに助け手(精霊)を送ってくださる時には、その方(精霊)があなたがたにすべてのことを教え、わたしが話しておいたことを、みな思い出させてくれるでしょう。
When the Father sends the Comforter instead of me and by the Comforter I mean the Holy Spirit – he will teach you much, as well as remind you of everything I myself have told you.(John14:26)
もしもあなたが、ホーリースピリット(精霊)の力と助けをどのように求めたら良いのか、まだ、知らない場合は、こちらをご覧になってみて下さい。
ホーリースピリット(精霊)の力と助けをいただくためのお祈りの仕方
私たちが、偶像を正しく理解するためには、日本語だけに頼るのではなく、
英語の聖書で書かれている『偶像』の言葉に着目することによって、より正確な偶像の意味を理解することができるように思えます。
英語の聖書では、偶像を”Idol”(アイドル)という言葉で表現しています。
日本で、アイドルという言葉を聞くと、タレントや芸能人の『アイドル』という意味として捉えらえておりますが、
英語でのIdol(アイドル)は、タレントや芸能人の『アイドル』という意味ではありません。
Idol(アイドル)とは、
・あなたが心惹かれるもの
・あなたが熱中する物や事柄
・あなたが生活の中心にしていること
・あなたが誘惑されやすいもの
・あなたが人生の中で大事にしているもの
・あなたが心踊らされるもの
・あなたが強い興味や関心を持っているもの
などを指します。
たとえば、アルコールを大量に飲んでしまう方たち。これは、アルコール依存でもありますが、その方にとっては、アルコールはその方を誘惑する物、偶像(Idol/アイドル)になります。
たとえば、仕事に没頭し、仕事を中心に生きている方は、仕事が自分の生活や人生の中で一番大事な物になり、その方にとっては、仕事が偶像(Idol/アイドル)になります。
現代では、SNSやYou Tubeなどのインターネット媒体も、使用する時間が長すぎたり、いつでもどこでも、それらに接触していないといけないような気持ちになることによって、それらが偶像(Idol/アイドル)になります。
お金は、多くの人間にとって、偶像(Idol/アイドル)になりやすい物の代表的なものですが、神に属さず、神と共に歩むという道を選択していない人たちの多くは、お金のために自分の魂を売るという行為をおこなってしまいます。
人生の中心にお金を置いている方たちは、お金が偶像(Idol/アイドル)になるというわけです。
あなたはどうですか？
あなたはどのようなことに誘惑される可能性があると思いますか？
もしくは、あなたは、どのようなものを、あなたの生活の中心にしていますか？
もしもあなたが、神様と共に生きていく道を選択しているのであれば、あなたの生活の中心には、神様がいるはずです。
そうではなく、もしもあなたが、神様をあなたの生活の中心に置いていないのであれば、
それは、神様のご意志から外れていることであり、『偶像崇拝』になってしまうということなのです。
ここまでの説明を通して、偶像の意味について、理解していただけましたでしょうか？
偶像について、正しく理解していただいた上で、ヨハネの手紙第一 を読むと、より一層、意味がわかると思います。
子どもたちよ。偶像を警戒しなさい。(新改訳/ヨハネの手紙第一 5:21)
子たちよ。偶像を避けなさい。(新共同訳/ヨハネの手紙第一 5:21)
愛する子どもたちよ。神に取って代わる心の中の偶像から、自分自身を守りなさい。(リビングバイブル/ヨハネの手紙第一 5:21)
いかがでしょうか。
私個人的には、リビングバイブルの言葉の方が、なんとなく、しっくりくるといいますか、心に響くような感じがいたします。
ただ、私たちが『偶像』に対する正しい意味をきちんと理解しておけば、新改訳聖書や新共同訳聖書が言っている『偶像を避けること』や『偶像を警戒する』ことの意味が、正しく解釈できると思います。
この世の中には、人間を誘惑するものや、人間を堕落させるものが、たくさん溢れています。
それらを、一言でまとめるならば、偶像 / Idol (アイドル) になるのです。
なぜ、世の中に、こんなにも人間を誘惑するものや、堕落させるものが氾濫しているのかということを考えてみると、
その理由は、聖書で言われているとおり、この世が悪い者の支配下にあるということを知っていれば、納得という言い方は変かもしれませんが、
悪い者たちの思考を読み解けば、なぜ、人間を誘惑するものや、人間が堕落するもの(それらも偶像)が氾濫しているのかは、一目瞭然です。
理由は、悪い者たちは、人間が神様の元に立ち帰ることを阻みたいからです。
悪い者たちの側から見れば、人間が神様の元で神様と共に幸せに、心豊かに生きていくことは、彼らは望んでおらず、
悪い者は、人間が神様から離れて、自分たち悪に従い、自分たち悪を称賛し、自分たち悪を崇拝することを望んでいるのです。
通常、道徳心やモラルがある人間であれば、「悪に従うなんてあり得ない。」と思うかもしれませんが、
おそらく、最初は誰もが、悪に従っているという意識や自覚はないでしょう。
しかし、悪というのは、私たちが想像するよりも、非常に巧みに人間を誘導する術を持っており、
多くの人は、知らず知らずのうちに、悪に飲み込まれて流されていく…という状態になるのです。
それが、『Drift away』(ドリフト アウェイ)・・・押し流されていく、ということです。
通常、人々は、自分たちが流されている最中は、流されていることに気付きません。
しかし、流されていった先には、急激な落下が待っています。
一旦、急激な落下のサイクルに陥ったら、もう、元に戻ることはできません。
一旦、落下したら、ものすごいスピードで落下し、その後、元に戻る術はないのです。
もう一度、あなたの生活を振り返ってみて下さい。
Q. あなたは、神様をあなたの生活の中で、優先順位が高いものにしていますか？
Q. あなたの生活は、神様が中心にある生活になっていますか？
Q. あなたは、あなたの生活の中に、あなたを誘惑するものを入れ込んでいませんか？
Q. あなたは、あなたのストレスを無くすために、誘惑に負けて、あなたが取るべきものではないものを取っていませんか？
もしもあなたが、誘惑に負けて取り込んでいるものがあったら、それは、あなたにとって、
『Drift away』(ドリフト アウェイ)・・・押し流されていく
になる原因となるでしょう。
もしも今、あなたがそこに気づいたのであれば、今すぐ、それを手放していって下さい。
勇気を出して、あなたの生活から、あなたを誘惑するものを取り除いていって下さい。
神様は、あなたが押し流されていくことを決して望んでいませんから…。
では、なぜ、人間はそう簡単に押し流されてしまうのでしょうか。
なぜ、人間という生き物は、頭ではそれが悪いと思っていても、誘惑に流されて、落ちていってしまうのでしょうか。
一体、私たち人間は、どのようなことによって、落ち流されていくという道に向かってしまうのでしょうか。
理由については、以下のことが考えられます。
(1)不道徳に関すること(道徳に反すること)をおこない、落ちていく。
(2)経済的な負債や借金、生活苦によって落ちていく。
(3)世の中の腐敗や政治的な混乱によって落ちていく。
(4)現代の教会での神の言葉である聖書に忠実でない教えによって落ちていく。
これらによって、多くの人間は落ちて行きます。
(1)不道徳に関すること(道徳に反すること)をおこない、落ちていく。
こちらは、非常に簡単に発生します。多くの人々は、自分のストレスを、アルコール、ドラッグ、セックス、女性を買う、多額の浪費、ギャンブルなどといったことを利用して、解消しようとします。
これらは、当事者たちは、「自分は依存症にはならない。」と思っていますが、必ずといっていいほど、依存症になってしまう対象物ですので、早急にこのようなことから脱出する必要があります。
(2)経済的な負債や借金、生活苦によって落ちていく。
経済的なことに関する不安や、生活苦によるストレスは、人間の心を大きく蝕んでいく原因となります。
だからこそ、多くの人間はお金に執着するのでしょう。
私たちの誰もが、自分が生きていくためには、自分が生活するために、最低限必要な収入を得ることが必須です。
そのため、もしもあなたが、経済面で不安を抱えているのであれば、生活苦にならないための最低限の収入を得るようにすることも必要です。
そうでなければ、あなたは落ちていってしまいますし、より一層、あなたを誘惑するものに、あなたは押し流されていくでしょう。そうならないようにして下さい。
(3)世の中の腐敗や政治的な混乱によって落ちていく。
こちらは、歴史を学ぶと、いつの時代も、政治的な混乱が発生していることがわかります。
残念ながら、今の現代もそうです。
今の現代は、益々、終りの時代に近づいている兆しが多数、見られる時代になりましたので、神の子供である私たちは、より一層、強い心と堅い神様の基盤に立ち、神様に頼る以外に助かる方法がありません。
(4)現代の教会での神の言葉である聖書に忠実でない教えによって落ちていく。
残念ながら、いつの時代も、神様の言葉である聖書を正しく教えない教会があります。
神様は不変であり、神様の言葉も不変なのですから、神様の言葉である聖書を正しく理解することが、私たち神の子供にとっては、重要なことなのですが、
時代の変化や社会の変化と共に、聖書の言葉の意味や、聖書の内容における『解釈』を別の解釈に変更してしまい、
本来の意味から、別の意味に変えてしまうという動きが、今の現代の教会でも発生しています。
そのため、神の子供である私たちは、神様の言葉を正しく理解するために、
ただ単に教会の教えのみに頼るのではなく、自分たち自身で、聖書を探求し、聖書で使用されている言葉の意味を調べ、
神様の言葉である聖書の教えと教会の教えが一致しているかどうか？
ということについても、きちんと見極めていくことが必要です。
私の夫は牧師ではありませんが、神学校を卒業しており、私以上に神様のことや聖書について詳しいのですが、私の夫も、私と同じように、
「神様の言葉である聖書の教えてが一致しているかどうか？を、自分自身で見極める力を持つために、自分自身できちんと聖書を学ぶことが大事。」
と言っております。
神様の言葉は絶対に変わることはありません。たとえ、時代が代わり、社会の仕組みが変わっても、神様は不変なのです。
この世には、多くの人間を惑わす誘惑や、神様から離れてしまう原因になるものがたくさん氾濫しておりますので、もしも私たちが、しっかりと目を覚ましていなければ、簡単に流されてしまう状態になるでしょう。
では、どのようにして私たちは、押し流されることを止めることができるのでしょうか？
一体、どのようにしたら、流されそうになっている状態から脱出できるのでしょうか。
そのためには、以下のことが必要です。
(1)決断すること
これ以上、この状況の中に住み続けることを止めることを決断して下さい。
あなたには、今の状況から抜け出すための勇気があるはずです。
もしもあなた自身が、今の状況から抜け出すための勇気がないと思う場合は、神様に助けを求めて下さい。
あなたがもう、神様の子供として生きているのであれば、あなたには神様とのふたりだけの対話が必要です。
■どのように神様との対話をするか？方法を知りたい方はこちらをご覧下さい。
(2)神様の元に立ち帰ること
たとえ、クリスチャンとして生きていたとしても、なかには、神様から離れた生活をしてしまっている方たちもおられます。
理由としては、
①神様との対話や祈りに対しての願望を失う。
②神様の言葉や聖書を理解することへの興味を失う。
③この世の中で氾濫している誘惑や、社会の風潮や、世間一般の考えや、神を否定する人たちの価値観に慣れていき、神様の言葉に従う意欲を無くす。
などといった理由が挙げられます。
私は、自分のクライアントの皆さんたちの中にいらっしゃるクリスチャンの皆さんとの話を通して、そのような理由を見つける時が、度々、あります。
そのような時は、神様の元へ立ち返ることを導かせていただきますが、クリスチャンになったからといって、この世の誘惑に流されないというわけではないのです。
私たちが、誘惑に惑わされずに、神様と共に、強固な人生を作りあげていくためには、私たちには、Devotion/ディボーションが必要なのです。
■Devotion/ディボーションについて詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。
(3)あなた自身を神様のご計画のお役に立つ存在になれるように神様にお願いすること
神様にはご計画があります。
聖書では、このように言われています。
神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。(新共同訳/ローマ人への手紙8：28)
神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。(新改訳/ローマ人への手紙8：28)
私たちは、神を愛し神のご計画のうちを歩んでいる人のためには、その身に起こることはすべて、神が益としてくださることを知っているのです。(リビングバイブル/ローマ人への手紙8：28)
We know that in all things God works for good with those who love him, those whom he has called according to his purpose.(Romans8：28)
今、この記事を読んでくださっているあなたにも、神様のご計画があり、神様が与えてくださるお役目があります。
その役目は、おそらく、あなたが神様から与えられたスピリチュアル・ギフト(賜物)を、活用できるお役目であるはずです。
もしもあなたが、神様の子供として生きていくことを決意し、神様と共に歩んでいるのであれば、あなたにも神様からのスピリチュアル・ギフト(賜物)が与えられています。
わたしたちは、与えらえた恵によって、それぞれ異なった賜物を持っています。(新共同訳/ローマ人への手紙12:6)
私たちは、与えられた恵に従って、異なった賜物を持っている。(新改訳/ローマ人への手紙12:6)
神は一人一人に、何かすぐれた賜物を授けてくださっています。(リビングバイブル/ローマ人への手紙12:6)
We are to use our different gifts in accordance with the grace that God has given us.(Romans 12:6)
神様からいただけるスピリチュアル・ギフト(賜物)は、大きく分類して7種類あります。
7種類のスピリチュアル・ギフト(賜物)に関する詳しいお話は、別の記事でお話させていただきますが、あなたが既に、神様からの救いを受けているのであれば、あなたもその中のひとつを与えられていることでしょう。
おそらく、この記事を読んでくださったあなたは、なぜ、この世の中には人々を誘惑するものが多いのか、なぜ、人々は誘惑に流されて落ちていくのか、
そして、人々を惑わす誘惑の根源になる『偶像』の正体というものをご理解してくださったことでしょう。
さらには、なぜ、この世にはたくさんの誘惑が氾濫しているのかについても、ご理解いただけたことでしょう。
その上で、あなたに質問します。
あなたは、この世の中で、押し流されて、落ちていく道を選択したいですか？
それとも、神の側に立ち、神の子供として、神様と共に歩んで行く強固な人生、さらには、神様からの守りを得た安心できる人生を歩む道を選択したいですか？
もしもまだ、あなたが神様と共に生きる道を選択していない場合は、ぜひ、今日から、神様と共に生きる道を選択してみませんか？
私は、あなたが神様と共に生きる人生を選択することを、切に願っています。
Article by Toshie Ito ©copyright Good news Minstries with Toshie Ito
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