Good Urban Cocktail / vol.03 フードコーディネーター 岩田 康宏
◉カクテルの名前と都市
「Sanriku Coastal Origin」/ 南三陸
◉カクテルを作った人
岩田 康宏(いわた やすひろ)
フードコミュニケーター
人との出会いをライフワークとする。海外での番組制作、国内のIT企業勤務を経て渡伊。スローフード協会の開設したイタリア食科学大学にてフードコミュニケーションの修士号を取得。地域と食をテーマに世界各国を巡り、宮城県南三陸町にて農山漁村地域と世界の料理人をつなぐChef in residence Japanを発足。
https://www.facebook.com/chefinresidencejapan/
◉カクテルのレシピ
甘味・辛味・果実香が重なり合うユニークな味わいです。南三陸の郷土食「タコの桜いり」と合わせてぜひお楽しみください。
大根汁:適量
日本酒:適量(※¹)
砂糖:適量
氷:適量
※¹:男山本店の宮城県産米蔵の華100%使用した蒼天伝を使用
◉カクテルの物語
以前、シェフ・イン・レジデンスのプログラムを通じて来日していたイスラエル人のシェフと共に、南三陸のカクテルを作りました。このレシピの発想源となったのは、南三陸の郷土料理「タコの桜入り」です。南三陸の名産でもあるわかめとアワビを食べて育った贅沢なタコを、すりおろした大根と共に煮立てる料理です。大根をすりおろす時に余った「大根汁」と宮城県産の日本酒「蒼天伝」を合わせた、ピリッと渋い一杯です。漁師町に思いをはせて飲んで欲しいです。
◉おまけ
南三陸の郷土料理「タコの桜入り」の作り方
南三陸のお母さんのレシピ
1. 立派なタコを用意
2. 大根をすりおろす(この時に余った汁をカクテルに使用します)
3. タコを細かく、細かく刻む
4. お鍋にみりんとめんつゆ少々加え、タコを煮立てる(だんだんピンク色の汁が出てくる)
5. 煮汁が出てきたら、大根を投入してさらに煮立てる
6. 器にもれば、完成!