音楽は鳴り止まない
「大丈夫、誰も待っていやしない」
ざわつく心に言い聞かせながら、上手くいったり、上手くいかなかったりの毎日を自分から湧いて出てくる音楽と向き合いながら悶々と凌いできた。ただ実験と検証、破壊と再構築。時折訪れる感動。それだけの記憶しか自分が最後に作品を出してからの3年間の音楽に関する記憶がない。
「自分たちの音楽の全てを、自分たちが責任を持って作り上げたい。」
音楽人生のいつからだかそう強く思っていた。
太陽が沈むよりも早く過ぎ去っていった時間と曖昧な記憶の中に残っているものが、作り上げたいくつかの曲と、腰を据えて一緒に音楽を作ってくれているバンドメンバー。
1からでも10からでもなく0から。
風も吹かず、木も立っていない場所に種を植え、木を立たせ、風を吹かせてやりたい。
なんて事も、ちょっと考えているけれど。
あなたが疲れた時に寄りかかって休むことができるくらいの、木陰を持った木くらいは立たせたいと意気込んでいます。
「GOOD LUCK LUCY」
これから末永くよろしくお願いします。