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【レポート】2024年度採択者決定!3期生キックオフ合宿開催

2024年9月14日(土)〜16日(月祝)、東京大学弥生キャンパスでGood Life on Earth(GLE) 「3期生キックオフ合宿」が開催されました。
この記事では、2泊3日の合宿形式で行われたキックオフの模様をお伝えします。


3期生は7名が採択!

GLEでは2024年度募集として、自身が夢中になれる“何か”を切り口とした、地球の未来につながるアイデアを抱く高校生・高専生・大学1-2年生を今年5月〜6月にかけて募集し、7名がプレイヤーに採択されました。
採択されたプレイヤーは、3期生としてキックオフ合宿から活動を始めていきます。

<2024年度採択者>

  • 池田 心咲さん(高校2年生、神奈川)

  • 笠井 凜心さん(高校1年生、東京)

  • 基島 隆蔵さん(高校2年生、鹿児島)

  • 草尾 航太郎さん(高校2年生、熊本)

  • 楠 ゆずはさん(大学2年生、広島)

  • 清水 美那さん(大学2年生、東京)

  • 林 美羽さん(高専1年生、徳島)

【キックオフ合宿Day1】ようこそGLEへ!3期生を歓迎

■オープニングセレモニー

キックオフ合宿冒頭オープニングセレモニーでは、プログラム全体統括でメンターの東京大学 五十嵐圭日子 教授とトヨタ・モビリティ基金(TMF)の石川貴規 事務局長より3期生を歓迎するWelcome Messageが贈られ、Certificateと記念品の授与を行いました。

(左から)TMF 石川事務局長、3期生プレイヤー、東京大学 五十嵐教授

■講演&インタラクティブトーク

プレイヤーとアカンパニスト間での自己紹介を終えた後は、メンターを務める五十嵐先生、高橋伸一郎先生がそれぞれの研究テーマ「きのこ」、「栄養科学」について講演し、その後、インタラクティブトークとして両名がプレイヤーからの質問に答えました。

登壇者とプレイヤーのインタラクティブトーク

プレイヤーからは以下のような質問が寄せられました。

―どうやって進む道を決めていけばいいのか?
―将来やりたいことが明確に決まっていない

「他人に決めてもらう人生は悪いのか?」というテーマがある。私自身はどこに進むかは受け身だったけれど、「きのこ」というやりたいことは自分で決めて、そのことを周囲にアピールしていると、自ずと導かれてきている。
キャリアの本質は、自分の好きなものをもとに自分が自分であり続けること。
(五十嵐先生)

―お話にあった「二項対立」というキーワードについて聞きたい
毎日の生活は捨てられないが、私たちの100年後は大丈夫とは言えはない。
今の生活と100年後の未来、対立するのではなく、両方が許容できる仕組みを作ればいいということ。
(高橋先生)

【キックオフ合宿Day2】同志と出会い、自己を知る

2日目は、様々なアクティビティを通して、互いを理解し合い、自分自身についても振り返って分析します。

■方さんの話を聴こう!

「方さんの話を聴こう!」と題した企画では、6月にBUMPのゲストスピーカーとしてお越しいただいたGLEのパートナー Exa Innovation Studio, Inc(EIS)の共同代表 方 健太郎さんを再びお迎えして、3期生に向けてご自身のキャリア形成のお話や、今取り組んでいるプロジェクトについてお話しいただきました。
プレイヤーからの質問にも一つひとつ向き合って丁寧にお答えいただきました。

■自己分析・他者理解ワーク

「自己分析・他者理解ワーク」は、生まれた時から現在までの出来事と感情をタイムラインで表してシェアするワークです。
小さい頃から生き物を捕まえて育てるのが好きで、そこからミミズや野鳥をテーマに取り組もうと考えている人、食べることが好きということから生まれたアイデアに取り組む人、学校生活の環境からメンタルヘルスに興味を持った人など、3期生がGLEで取り組もうとしているそれぞれのアイデアが生まれた背景や、その対象を好きになった背景がわかり、互いの理解につながりました。

■研究室見学ツアー

研究室見学では、キャンパス内の工学部と農学部の研究室を巡り、メンターの研究分野について学ぶとともに、実験設備を見学しました。
ご協力いただいた研究室の皆さん、ありがとうございました。

工学部:野地研究室
農学部:五十嵐研究室
農学部:水圏生物科学専攻の飼育施設

プログラム専用の実験室「GLEラボ」のオリエンテーションでは、GLEで初めて本格的な研究や実験をするプレイヤーも多い中で、安全に実験を進めるためのルールや注意点、実験ノートの取り方などをレクチャーします。

GLEラボオリエンテーション

【キックオフ合宿Day3】1・2期生と交流

1、2期生も参加した「好きを膨らませるセッション」は、それぞれの「好き」を掘り下げる時間です。3期生の好きなモノ・コトについて改めて発表し、他のプレイヤーやアカンパニストが面白いと思ったこと、チャレンジできそうなことを共有し合いました。
また、「コミュニティワークショップ」ではGLEでやってみたいことを出し合い発表しました。

「わからない」状態を心配しなくても大丈夫

3日間のキックオフ合宿を通して、それぞれのGood Lifeを目指しこれから共に活動する同志に出会い、専門的な研究や知識にも触れた3期生たち。

他者の「好き」に対する情熱を目の当たりにしたことで、自分はこれでいいのかな?とモヤモヤしたり、自分の本当に好きなことは何なのかな?と、ときには迷宮に入り込んだりもしていましたが、1、2期生も活動の過程でアイデアや考え方が変化してきたことを知って安心していた様子もありました。

初めて目にする実験設備や機器を前にして何から手をつけていいかわからなくなっても、「手段がわからないことは心配しなくても大丈夫」とメンターはいいます。「ここではやってみたいことを教えてくれれば、どんなものを使うべきなのか、またその使い方、データの取り方を教えてあげることができる」と、五十嵐先生。

GLEでは、ぜひ自分の「好き」を見つめ、追求してほしいと思います。
3期生が加わってますます賑やかになった「Good Life on Earth」の今後もお楽しみに!

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Good Life on Earthは、
高校生・高専生・大学1-2年生が、
自分自身が夢中になれる“何か”を切り口とした
地球の未来につながるアイデアの実現を
めざすプログラムです。

東京大学One Earth Guardians育成機構と
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金が
共同で実施しています。

プログラムの詳細はこちらよりご覧ください。
Good Life on Earth公式サイト

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