アロマセラピストに、なり損ねた私
私は良い香りを嗅ぐことが大好き。
20代終わりころから、アロマセラピーを楽しむようになりました。
でも、いまから8年ほど前、元夫の仕事の都合でイギリスに住み、
現地でアロマセラピーの資格を取ってからは、
私とアロマセラピーの関わり方が、
いつのまにか自分を苦しめるものになっていました。
アロマの資格を取ったことで、自分を追い込むように
私が取ったアロマセラピ―の資格は、【IFPA】という、
イギリスに本部のあるアロマセラピスト協会が認定するものでした。
資格を取るためには、座学での勉強以外に、
クライアントの心身の状態に合ったアロマオイルをブレンドし、
そのオイルを使って、ボディトリートメントや
フェイシャルトリートメントを行うという実技も必須だったのです。
課題のため、何人もの人に、施術しなければなりませんでした。
ヒーヒー言いながら、課題をこなす日々。
でも、「とっても気持ち良かったよ」と
言ってもらえることが、何よりの励みでした。
特に、フェイシャルトリートメントを受けてもらった人が、
みんなキレイになっていくのが、とっても嬉しかった。
無事に資格を取ってからの私は、自宅サロンを開いてみたり、
さらにフェイシャルに特化した資格を取ったりと、とにかく、いろんなことに躍起になっていました。
『フェイシャルトリートメントで人を癒したい、喜んで欲しい』
その気持ちも、嘘ではなかったけれど、その根底には、
【IFPA】という権威ある資格に、ふさわしい自分になりたい、そして、
元夫や、親、まわりの人から認められたい、という思いがありました。
いまの私からすると、慣れない海外生活&家事と並行しながら、資格を取ったことだけでも、
じゅうぶん頑張ったね!って褒めてあげたいくらいなのですが、
当時の私は、自分のことを認めてあげもせず、むしろ資格を取ったことで、
もっともっと頑張らなきゃ!と
自分を追い込むようになっていきました。
マイペースにアロマを楽しもう
自分でサロンを開いたり、サロンに勤めて
バリバリ働く…
素敵なアロマセラピストになることに憧れていたけれど、
私には、まったく向いていませんでした。
そっちの方向に行こうとすると、なぜか、自分が苦しくなる状況しか、起きなかったから。
それよりも、マイペースにアロマを楽しみながら、それを文章に残す方が、私には向いている気がしました。
アロマセラピストとして立派な実績はないけれど、アロマの楽しさをnoteに綴ってくことで、
アロマに興味を持ってくれる人、そして、自然環境のことに関心を持ってくれる人が、一人でも増えたらいいな。
アロマセラピーの素晴らしさは、『香りを感じること』
それを忘れず、もっと自由にアロマを楽しもう♡♡♡