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鉄旅その⓪ - 釧網線「流氷物語号」

「思い立ったが吉日」のきっかけとなったのが、網走に流氷を見に行く旅。もう4年以上前の話です。2月頭、夜のNHKでオホーツク海に流氷接岸のニュースを見たその翌日には、フライトと旅館を予約し、1週間後には女満別空港に降り立っていました。ちょうどコロナの感染があちこちで発生し始め、それでもまだあれほどのパンデミックになるとは想像もつかなかった頃です。
午後4時くらいに旅館に到着し、貸切風呂に入り、流氷を仕込水に使ったブルーのドラフトビールを飲みながら海の幸の晩ご飯。あとは寝るだけ。翌朝は8時過ぎに旅館の送迎者に乗って網走駅へ行き、9時から半日ツアーに参加しました。
冬の網走はバスが走っておらず、自力で回るのは難しすぎる。ということで、網走刑務所、オホーツク流氷館、砕氷船「おーろら号」、釧網線の冬季限定列車「流氷物語号」、網走国定公園「能取岬」が7時間ほどに詰め込まれたバスツアーに参加することにしたのです。結果的にこれは大正解。運よく天気にも恵まれて、大満足の一日、そう、吉日になったのでした。

この船で、分厚い氷をガリガリと砕きながら進みます
一面流氷。写真では伝わらない迫力です
ツアーなので、流氷物語号には北浜駅から網走駅までの短い区間を乗ります
電車を待つ間、駅舎横の展望スペースからオホーツク海を眺めます
能取岬を散策。気温ー3℃。思ったより寒くなかったです

地球温暖化の影響で、20世紀末から徐々に海氷面積が減ってきているそうです。砕氷船の出番が無くなる日が来るかもしれません。今年も例年に増して温かい日が続いていますが、この冬、流氷は無事接岸するでしょうか。

元々腰が重めの私ですが、あれ以来、少しだけ「やりたい!」「行きたい!」の気持ちを行動に移せるようになりました。それは主に鉄道の旅に向かっていますが(笑)。

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