思い立ったが吉日

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鉄旅その⓪ - 釧網線「流氷物語号」

「思い立ったが吉日」のきっかけとなったのが、網走に流氷を見に行く旅。もう4年以上前の話です。2月頭、夜のNHKでオホーツク海に流氷接岸のニュースを見たその翌日には、フライトと旅館を予約し、1週間後には女満別空港に降り立っていました。ちょうどコロナの感染があちこちで発生し始め、それでもまだあれほどのパンデミックになるとは想像もつかなかった頃です。 午後4時くらいに旅館に到着し、貸切風呂に入り、流氷を仕込水に使ったブルーのドラフトビールを飲みながら海の幸の晩ご飯。あとは寝るだけ。

    • 鉄旅その⑥ -「えちごトキめきリゾート 雪月花」は花より団子?

      午前中は黒部峡谷トロッコ列車に乗り、午後は「えちごトキめきリゾート雪月花」にと盛りだくさんの一日。 ご馳走と景色をいっぺんに楽しめるというこの「雪月花」は、通常は土日祝日しか運行しませんが、この日は平日の増便。「上越市老舗料亭『宇喜世』の熱々釜めしコース」でした。各駅では10分ほど停車時間があり自由に見学ができます。 糸魚川駅を出発し、先ずはウェルカムドリンクの中から新潟のワイナリー 「フェルミエ」のスパークリングワインを選んで乾杯!早速三段重の懐石料理をいただきます。

      • 鉄旅その⑤ -黒部峡谷トロッコ列車をより快適に乗るコツ

        富山地方鉄道の新黒部駅からレトロな電車に揺られて宇奈月温泉駅へ。黒部峡谷鉄道宇奈月駅からトロッコ列車に乗りました。 窓無し背もたれ無しの車両にするか、窓あり背もたれ有りの車両にするか迷いましたが、高齢の母が一緒なのと、当日寒いかもしれないので、窓あり車両を事前予約しておきました。 当日は快晴! トロッコ列車は12両編成で、その内の4か5車両が窓ありでした(乗客数によって車両の数は調整するようです)。 窓無し車両は団体旅行のお客さんで満席。窓有りの方は余裕があり、私達の乗った1

        • 鉄旅その④後半 -五能線とJR男鹿線-

          3日目:朝7時過ぎ、青森駅近くのアウガ新鮮市場でせんべい汁を食べてから、8時9分発「リゾートしらかみ2号」で秋田に向け出発。いよいよ楽しみにしていた五能線の旅です。先ず右前方に岩木山を眺めながら奥羽本線を弘前まで走ります。一旦弘前駅から手前の川部駅まで後ろ向きに戻り、川部駅からまた向きを変えて五能線へと入っていきます。 そこからしばらくは、右も左もりんご畑。ちょうど収穫の時期で、赤や緑のりんご達がたわわに実っていました。五所川原駅から鯵ヶ沢駅までは、津軽三味線の生演奏がありま

          鉄旅その④ -青い森鉄道とJR大湊線-

          4月に初めて青森県を訪れてから半年も経たないうちに、2度目の機会が巡ってきました。たまたま友人2人が青森で会うというので、私にも声がかかったのです。行ったばかりなので迷いましたが、前回は太平洋側。次に行くなら日本海側を走る五能線に乗りたいと思っていたので、その機会がちょっと早く巡ってきたのだと思い、早速「リゾートしらかみ」の海側A席を申込み、運よく取れたので、2泊3日で2度目の青森に行くことになりました。 1日目:東京からは新幹線で八戸まで。青い森鉄道に乗り換え、野辺地駅で

          鉄旅その④ -青い森鉄道とJR大湊線-

          大谷選手応援の旅!

          今年こそは、と念願の「大谷選手生応援」に行ってきました。メジャーリーグ観戦は、松井秀喜選手に熱狂していた2003年と、同じく松井選手の引退セレモニーが行われた2013年のヤンキースタジアム以来です。 何とか円高に振れてほしいとの願いも空しく、渡航中は1ドル160円という信じがたいレートに心臓が縮む思いでした。 観戦はサンフランシスコ・オラクルパークでのジャイアンツ戦を2試合、ロサンゼルス・ドジャースタジアムでのダイヤモンドバックス戦を1試合。オラクルパークにはたくさんのドジャ

          大谷選手応援の旅!

          鉄旅その③ -長野県筑北村-

          松本から篠ノ井線にで筑北村へ。各駅停車でわずか30分の隣村だけど、行ったことがないので散歩気分で歩いてみることにしました。 西条駅で下車。なかなか良い雰囲気です。 「道の駅さかきた」まで善光寺街道をテクテク歩くこと35分。街道だけあって、道沿いには歴史を感じる建物やお寺が点在していました。 想像はしていたけれど、土曜日のお昼時で車はまばら、歩いているのは私1人。途中、唯一すれ違ったのは、カートを押して歩くおばあちゃん。「良いお天気ですね」と声をかけられ、ちょっと田舎の良さ

          鉄旅その③ -長野県筑北村-

          競馬ピクニック

          新宿から京王線で30分、ワイン好きの仲間7人と府中競馬場に行ってきました。今回2度目。府中競馬場は、競馬好きも酒好きも大人も子供も楽しめる絶好のピクニックスポットです。 暑かったので、馬場前の芝生エリアではなく、ちょっと後ろの木陰にシートを広げ、まずは飲んで食べる方に専念。生ハムやチーズや総菜を持ち寄って、なかなかの豪華メニューです。 8レースあたりから競馬モードに入り、勝ったり負けたり一喜一憂。私は京都の天皇賞も含めて4レースに賭け、東京8レースのワイドだけ当たり200

          鉄旅その② - 上高地線 -

          松本駅と新島々駅を繋ぐ上高地線。帰省のたびに線路を越えますが、これまで乗車は一度だけ。中学か高校生の時だったでしょうか。 今日は春の陽気に誘われて、ふらりと片道30分の鉄旅をしてきました。 行きは最寄り(といっても家からまあまあ歩きます)の渚駅から。海が無い県なのになぜ「渚」なのか。かつて松本盆地は湖だったから、とのこと。知りませんでした…。 時折り民家の軒先をかすめながら、上高地線はのどかな田園風景の中を走ります。松本大学前でわっと学生達が降りると、2両編成の車内は一気

          鉄旅その② - 上高地線 -

          鉄旅その① - 三陸海岸 -

          30年来の友人を誘って、念願の三陸海岸鉄道旅に行ってきました。東京から一ノ関を経由し、大船渡線、三陸リアス線、八戸線を乗り継いで八戸まで、3泊4日の鉄旅です。4月初旬の三陸は花や新緑を楽しめない代わりに、観光客が少なく、ゆったりとした時間と空間の中で移動することができました。 JR大船渡線と大船渡線BRT 途中奇跡の一本松で下車し、一本松と震災遺構、津波伝承館を見学しました。海岸沿いの平らで広い土地、新しい道路、新しい建物、そして新しい防潮堤。その新しさが、津波によってい

          鉄旅その① - 三陸海岸 -