すべて大切は、すべて要らないのと同じこと

人間は相対的にしか物事を考えられない。
前日が15℃だと、25℃の日が暑く感じる。
だけど、前日が38℃だと25℃の日は涼しく感じる。
「大切」というのも同じ。
大切じゃないものがあるから、大切が感じられる。
 
全てが「大切」ということは、全て大切じゃないのと同じなのだ。
 
これは「幸せ」も同じ。
常に幸せだと、それは常に幸せじゃないのと同じ。
 
「今」を切り取った時に、なにと比較するのかで「大切」や「幸せ」は変わる。
 
全てを「大切」とする必要はない。
常に「幸せ」である必要はない。
だけど、「今」を切り取った時に「幸せ」と感じるのは、何と比較するか次第なのだ。
 
それで人生の幸福度は変わってしまう。