業務効率化7つのセオリー(7):今やっていない業務も視野に入れる

RPAは現行業務の改善だけでなく、今やっていない新しい業務にも活用できます。正確には、「本来やりたかったが今はやれていない業務」をやれるようになります。たとえば納品業務において、本来は前日に納品先へ連絡を入れてスケジュールを確認すべきところを多忙でできていない場合に、RPAで連絡を自動化するようなケースです。

このような「やれていない業務」は現行業務の検討からは出てこないため、意識的に拾い出さないといけません。具体的には「今はやっていないが、本当はやるべきこと、やりたいことは何か」という問いかけをします。そうすると、たとえば次のような要望が改善対象に入ってきます。 

上記はあくまで一例ですが、これらの改善は見てわかるとおり、業務削減とは異なり、質の向上を目的とするものが多くなります。つまり業務効率化という視点からは出てこない改善ということがわかります。このように、今やっていない業務は検討対象からもれやすいため、もし検討のテーブルにのせるのであれば意識的に拾い上げるようにしましょう。

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