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RPA製品を選ぶポイント(3):販売代理店の存在
RPAの製品選定で見落としがちなのが代理店の存在です。現場での開発や、のちのちのメンテナンスを考えると、実は「代理店のロケーション」や「代理店のケイパビリティ」が重要になってくるのです。
RPA製品の多くは、メーカーから直接購入するのではなく、メーカーが提携する「販売代理店」から購入し、サポートも販売代理店から受けるかたちとなります。どこが販売代理店になっているかはメーカーのホームページに掲載されており、主にシステムベンダーとコンサルティングファームが担っています。したがってRPAを選択する場合には、販売代理店のロケーションやケイパビリティも考慮する必要があります。
たとえばロケーションに関して販売代理店が自社の近くにない場合、対面でのサポートを受けることができないかもしれません。開発やメンテナンスを委託した場合も、遠距離であれば出張費用を請求されたり、緊急の場合にすぐに駆けつけることができなかったりする可能性もあります。そのため、まず自社の近くに販売代理店があるかどうかで製品を絞るという考え方もあるでしょう。
また付き合いのあるベンダーにRPAのサポートも依頼したい場合、そのベンダーが取り扱うRPA製品、あるいは得意とするRPA製品を選ぶという考え方もあります。
さらに販売代理店の実績やサポート体制も考慮しなければなりません。同じ製品でも販売代理店の能力が低ければ、その後の開発やサポートで苦労するかもしれないからです。このようにRPA製品の選定には、販売代理店の存在とセットで総合的に考えることがポイントとなります。