業務効率化7つのセオリー(4):なんでもかんでもRPAでやるべきではない
RPAによる業務効率化というテーマだからといって、なんでもかんでもRPAで実現しようとしてはいけません。もっと簡単なやり方、効率的なやり方がないか検討すべきです。だからといってゼロベースで全く新しい改善案を考え始めるとRPAの範囲を逸脱してしまうので、手の届く範囲で代替案を検討してみるのです。
たとえばExcelのデータを利用してExcelの表を作成するような作業は、RPAを利用するよりもExcelの標準機能を利用したほうがおそらく簡単です。マクロを使えば簡単に自動化できるでしょうし、マクロのスキルがなくてもExcelの関数やピボットテーブルなどを活用して自動化できる可能性があります。
またアプリケーションにインポート機能がある場合は、RPAで登録画面から自動入力させるよりも、手作業でcsvファイルをインポートしたほうが簡単かもしれません。つまり「RPAよりも簡単にできる方法はないだろうか」という視点を常に持っておくことが重要です。