GLORY FUTURE
部屋の明かりをつけたまま眠った
そのまま朝になったのだろう
僕はこの狭い部屋で
迷子になった子供のようにうずくまった
コーヒーもただ渦を巻いているだけ
夜通し呑んでも涙は出なかった
雨はまだ降り続くのだろう
僕が扉を開いても
誰も迎えには来てはくれなかった
煙草をただふかしているだけ
ただ君を想うだけ
抜け出したくても抜け出せない
蜘蛛の糸に包まれ
もがきながらも押し殺した
心の中に、奥に
迫り来る未来に
ただ一つの光を、道を
☆
君へと伸ばした此の手で
掴み取りたいのさ
越えて行きたいのさ
for ever GLORY FUTURE
誰とも心通い合うことは無かった
そして大人になってゆくのだろう
僕が抱える許されざる罪は
捥がれた翼のように堕ちてゆくだけ
湿気たマッチが残されるだけ
ただ目を閉じるだけ
償いたくても償いきれない
罪と罰に縛られ
光を目指して道を進んでいく
翼を捥がれた堕天使
いつかまた空に飛び立ち
陽に当たることを夢見て
閉じた目を開いて
未来を見つめ続けるのさ
いつか飛び立つのさ
for ever GLORY FUTURE
☆repeat
1997年/1stアルバム「Go! Go! Scandinavia」収録
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