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モジャ日記-スラム流!!夢の見つけ方-

モジャ!
ギフトフードプロジェクトバングラデシュ担当の古川しゅーとです。

今回のモジャ日記では、少しテイストを変えてスラムの子どもたちから学んだ夢の見つけ方について書いていきます。

それでは参ります。

■夢ってよく分からない■

まずはCHAT GPTに”夢の見つけ方”を聞いてみました。

CHATGPT さん。。。

自己探究
・・・興味関心・才能・価値観について考え・・・本当に情熱を持てること・・・

なるほど。あなた簡単に言いますね。

A男

日々、時間に追われて心を削って生きている仮A男(写真上)からすると

興味関心って言われても
”YoutubeとかNetflix”観る毎日です。

才能って言われても
”何もしてこなかった”から分からんし。

価値観って言われても
”みんなと合わせること”ばかりだったし。

。。。
。。


考えれば考えるほど
果てしない問いであるかつ
頭がいっぱいいっぱいです。


ふむふむ。。。つまり。

というのが本音かと思います。↑↑↑

そんな筆者のボクも未だに夢という夢なんて無いんですね。ですが、活動を通じて出会ったスラム出身の子どもたちに話を聞いた時に、ハッとしたことがあったんです。

読んでくださるみんなにとって、きっと何かのヒントになると思いましたので、今日はそれを共有させてください。

■ジュモンちゃん(17歳)■

夢は弁護士になりたい。

幼い時に父親からの”暴力”に悩まされていたようで、ことあるごとにお母さんが警察へ相談に行っていたようです。その時の心情を彼女はこう言います。『警察は1ミリも助けてくれなかった。この世界には私の味方はいない。』と当時は思った。

幼い時にお母さんが苦しみ・自身が苦しんだ経験から、将来は『私と同じ境遇にいる子どもたちが2度と同じような苦しみを受けないように”弁護士”となって子どもたちを守りたい。』とジュモンちゃんは言います。

■リタちゃん(19歳)■

夢はモノづくりの素晴らしさを広めること

幼い時から満足にご飯を食べることができず、学校で配られる食事がとにかく楽しみだったようなんですね。

学校では食事・勉強だけでなく、縫製を学ぶ機会もあったようで、今では服を縫えたり、お人形を作れるようになりました。そんな経験を通じて手作業が大好きだと気付いたようで、今は専門学校に通いながら自分で作った作品をバザールで販売したりしています。

『スラムに住む子どもたちにモノづくりの技術を教えることができれば、私が家族を少しでも支えることができるように、みんなも家族を支えることができます。』とリタちゃんは言います。

■①強烈な原体験■

話を聞いていると、他にも医者になりたい。警察になりたい。と子どもたちは色んな夢を語ってくれます。叶うか叶わないかは置いておいて、みんな総じて”強烈な原体験”があるんですね。

その強烈な原体験が彼女たちを突き動かします

彼女たちの体験の先に経験した”苦しい環境”を”安心できる環境”へと言う価値がどれほど大切なのかを身に染みて理解しているんですね。

誰しも生きてれば"苦しい・ドキドキ・楽しい"色んな体験をしてきたかと思います。その"強烈な原体験"を紐解いていくと、きっと見えてくるものがあるかもしれません。

■②大切にしたい誰か■

総じて子どもたちの夢には。”大切にしたい誰か”が明確なんですね。

次世代の子どもたちを幸せにしたい。家族を幸せにしたい。と口先で言うのは簡単です。ですが、原体験を通じて”大切にしたい誰か・大切にして欲しかった自分”を、心から理解している子どもたちから出る言葉に嘘を感じません。

ボクたちも職業などの手段を一旦忘れて、誰になら情熱を注ぐことができるか?誰を大切にしたいか?と言う視点から考えてみると、何か見えるかもしれません。

■メニュー表を見ている暇は無い■

以上2点を挙げましたが、日本という国に生まれると、原体験や大切な人って言われても、、、"正解が分からない"に頭を悩ます機会が多いように思います。

これって飲食店に行って無限にあるメニュー表を眺め続けていることと同じで、正解探しばかり続けている状態です。

ずっとそれが続くと料理が”どんな味かも分からない”わけです。

美味しいか否か分からないなら、分かるために"一度試してみる"必要があります。

試してみて、美味しいと思えばもう一度頼めば良いし、美味しくなければ違う料理を頼めば良いと思うんですね。

つまり、大切なのは正解ではなく”体験して得た自分の感覚”なのではないかと思うんですね。めっちゃ良い!と思ったことに素直になること。

一つだけ言えることがあるとするなら、正解ばかりを探してメニュー表を眺め続けるほど、ボクたちには時間が残されていない。と言うこと。

悩んで正解探しばかりで"オムライスの味も知らぬまま時間が過ぎてしまった"なんて言いたくないですね。

■やってみよう■

子どもたちから学んだことを簡潔にまとめるとこれです。

まずは思い切って体験してみよう。
その時に感じた自分の感情に素直になってみよう。
そこから見えるものがある。

分からないなら、とにかくやってみるしか無いと思うんですね。

ボク自身、特別何かが出来るわけではありませんが、子どもたちと出会って初めて、大切にしたい誰かが明確になりました。少なくともボクが関わる子どもたちには”当たり前に飯が食えて、教育を受けられる環境”を用意したいと思っています。

それがみんなにとっては、子ども、パートナー、仕事のお客さんかもしれません。

■10000時間の法則■

とは言うものの、何からしたら良いの?

そんなことを考えるとできない理由と無いものばかりが無限に出てきます。
その時に10000時間の法則を思い出すようにしています。

元新聞記者、マルコム・グラッドウェル氏の著書『天才! 成功する人々の法則』(講談社、2009年)(原題:Outliers: The Story of Success)

要は努力の質はあれど、何事も時間がかかる無いと言って諦めるのではなく、あるにしていく。姿勢が大切だと認識しています。

どんな偉大なことを成し遂げた人でも、"始めた当初はみんな初心者"です。

すぐにできなくてもいい。

今ボクやみんなが実践していることが果たして正しい道なのか?はわかりません。時間がかかるのであれば、残された道はひとつ。とにかく続けることです。

■完璧ではなく、最適■


しかし、続けていると必ず壁にぶつかります。

『自分の原体験には価値が無い。やっていて何の意味がある?』
と言う具合に、一番近くにいる自分が自分を信じられなくなる時があります。

そう思った時ほど、必要としてくれる人が居ると信じること。自分なら出来ると自信を持ってほしいと個人的に思います。

最初から完璧を求めるのではなく、不安を抱えながらもその時の最適を実行していき、後から調整し、研ぎ澄ましていくことしかできません。

仮に夢が変わっても、手段が変わっても。時に足を止めたとしても、”諦めず、チャレンジし続ける姿勢”さえ忘れなければ、必ず道は開ける。そうやって生きていきたいですし、みんなとそうして歩んでいきたいと思います。



以上。スラムのこどもたちから学んだ”夢の見つけ方”です。

大きな夢でなくても、自分が大切にしたいことを抱きしめて行動する。それだけで良いんだと今なら思います。

歩み続けましょう!

■最後に■

10月からバングラデシュに行きます。
一緒に行く方を募集していますので下記リンクからご応募ください!

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ジワジワと集まって来ていますので、よろしければ応募要件を読んだ上で、下記のフォームから応募してみてください!


では、今回も長くなりましたが、読んでいただき有難うございます。

■食事提供をする!■

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■買い物で応援■

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【学校建設&運営に関して】現在建築中の学校は3階部分までの建設が完了し(4階途中)、約75人の子どもたちが新しい学校で学んでおります。また一時的に、コロナ禍で職を失った親を持つ子供たちが避難する施設としても活用しております。


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