評価基準が変化している?
こんにちはテンプラです。
グッドデザイン賞の審査基準が厳密に決められており(WebSiteでも取得できますので是非確認を。)、審査員はマンネリ化を防ぐためか最近は数年で変更します。たぶん今年あたり結構変更あるのかな。と思います。その中で最近は地域性や特徴の強い地域でのデザインや、土地の利用方法、ベタに言えば建物の配置計画によってどのように地域に貢献するか、そのデザインで社会地域が少しでも変わった事を示す等の評価が高いように思います。
つまりは地域の課題を解決するデザイン。
以前住宅系ユニットの委員長が難波さんの時は、もっと規格化、工業化に寄っていたように思います。私も住宅の商品化が専門なので、暮らしの規格化、汎用性の高い製品で作り上げる工業化の方が専門。
地域性を強く出してきている最近の傾向は、商品化で提案する際にはナカナカ表現しにくくて、ベスト100上位の受賞は取りにいく事がやり難くなっている様な気がします。(しかも残念なことに、新築の時代じゃなくなってきている。。。それは今度お話しします)
本来はデザインを底上げしてゆくことを目的としていると思うので、どこでも使える汎用性ある良いデザインに評価が高いはず。ちょっと評価基準がずれてきているような気がしています。審査員は「この地域性のデザインは〇〇〇の部分が汎用性あり他の地域でも活用できるなぁと思い評価したと・・・」とは言っていますけどね。
地域性というより1物件対応のような気がする時がチラホラ・・・。