「SNS上での企業の印象」私たちと親世代の価値観の違い
メンバーズグッドコミュニケーションズカンパニー22新卒の髙野・眞鍋・野田です☆彡
入社して約3ヶ月が経ちました。
今回は研修の中で実施した『私たち20代と親世代(60代以上)のSNS上での企業やブランドに求める価値観の違い』に関する調査について、私たちのチームで考えたことを皆さんに共有したいと思います。
※私たち=20代
※親世代=60代以上
近年、SNSが広く普及し、企業までもがSNSをビジネスに活用するようになりました。
多くの人がSNSを利用する一方で、その利用率は年代によって差があると感じませんか?
そこで、私たちと親世代ではSNSを利用する上で、SNSを活用している企業やブランドに求める価値観に違いがあるのではないかと仮説を立て、分析しました。
結果について以下にまとめました。
▶ 20代と60代以上のSNS利用実態
まず、年代によってどのくらい利用率に差があるのでしょうか。
以下のグラフは、年代ごとのSNS利用率を示したグラフです。
やはり、「20代は利用頻度が高く、60代以上は利用頻度が低い」ことが分かります。
ではSNS閲覧頻度が高い20代、閲覧頻度が低い60代以上はそれぞれ何のSNSを主に閲覧しているのでしょうか。
60代以上の人たちはYouTubeを主に閲覧していることがわかります。頻度の高いものからYouTube、Twitter、Facebookの順となっています。
▶ 私たち20代と親世代60代以上がSNSで企業に求める価値観の違い
さて、ここからは20代と60代以上は企業のSNS発信に対してどのような印象を抱いているのか、その価値観の違いを明らかにしていきます。
私たちと親世代はSNSで企業に対してどのような情報発信を求めているのでしょうか。
以下のグラフは「企業やブランドが運営するSNSアカウントの情報発信として、必要だと感じるものはどんなことか」という設問への回答です。
このグラフから20代以上、60代以上の人々は共に
1.「お得なキャンペーンやイベント」
2.「新商品やサービスについての紹介」
3.「ライフスタイルを豊かにするノウハウの提供」
について重視する割合が高いと言えます。
ですが、今回注目したいのは上位3つの項目ではありません。
「社会課題に関する情報を重視する」と答えた割合の差に着目してください。
上位3つの項目は20代、60代以上ともに同程度の%であるのに対し
「社会課題に関する情報を重視する」と答えた割合の差は
20代→5%、60代以上→10%と2倍の差があります。
つまり、60代以上の人たちは
「SNS上で企業に対して社会課題に関する発信を求めており、20代よりも社会課題に関心を示しているのではないか」
と推察しました。
続いて以下は「利用する企業やブランドを選択するにあたり、重視していることがあれば、すべて教えてください。」という設問に対する回答のグラフです。
「社会課題への取り組みや貢献姿勢があること」と回答している割合は
20代、60代以上共に同程度の割合です。
企業の社会課題活動自体に対しての興味関心は私たちと親世代に大きな差はありません。
つまり、ブランド選好においての重要度では世代に違いはないものの、
求めている情報という観点でみると、20代よりも60代以上の方が社会課題への関心が強いという事が分かります。
一度ここまでの内容をまとめると
・60代以上
→SNSの利用率が他の世代に比べて低い
→YouTubeの利用頻度が高い
→SNS上で企業に対して社会課題に関する発信を求めている
という事が分かりました。
では、そもそも私たちと親世代は企業がSNSを活用することに対してどのような印象を持っているのでしょうか?
以下のグラフは、「企業やブランドがSNSを活用していることについて、どのような印象を持ちますか?」という問いに対する回答です。
「宣伝だけしているなら不快」という項目に大きな差がある事が分かります。20代は宣伝だけしている企業の情報発信を便利情報の一つだと考えるのに対し、60代以上はただただ不快に感じていると推察できます。
ここにも価値観の差が表れているのではないでしょうか。
▶ まとめ
本記事を読んでいかがでしたか?
SNSのマーケティングを考える際に有効な発信になりましたら幸いです。