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リストラ知らず!介護職の生涯メリットを徹底解説
転職求人サイト大手のdodaによると、2023年のサラリーマンの平均年収は414万円で、より実態を反映すると言われる年収中央値では360万円です。皆さんの昨年の年収と比較していかがでしょうか? 事業所の規模にもよりますが、介護職の年収は、それほど悪くないと思います。
年収だけに注目すると、確かに格差があるかもしれません。しかし、生涯賃金という視点から考えてみると、介護業界で仕事をしていること自体が、実は大きなメリットになることが多々あります。
まず、介護業界にはリストラがほとんどありません。事業所の業績不振によるリストラがあったとしても、他の介護事業所に転職することが可能です。これにより、突然のリストラによる収入断絶を避けることができるのです。
また、独身の方は、同じ介護職でパートナーを見つけて共に働くのもおすすめです。リスク分散のために勤務先は別々にするのがベストでしょう。出産後の子育ても、介護慣れしている2人ならうまくやれるはずです。育児休業を取っても職場の理解を得やすく、職場復帰も歓迎されるでしょう。これにより、子育て中の収入減を最低限に抑えることができます。
やがて、子育てが一段落すると、今度は2人の両親が高齢化し、介護が必要になる可能性が高まります。一般のサラリーマンは「介護離職」というリスクにおびえますが、介護業界で働いていれば、あらゆる介護サービスと培った人脈を活用して、介護離職の可能性を限りなく低くすることができます。いや、ほとんど無いと言っても過言ではありません。こうして、介護離職による収入の大幅な減少を避けることができるのです。
そして、人生も後半戦に入ります。一般企業では60~65歳で定年退職が一般的ですが、介護業界では65歳を超えても現場で活躍している人が少なくありません。60代でも最前線で仕事ができ、定期的な収入を得られる業界は他にはなかなかありません。このように、人生の後半においても「人の役に立つ」という生きがいを感じながら働くことができるのです。何より、経済的にも余裕が生まれる点は特筆に値します。
こうして、ライフステージに応じて考えると、介護を生涯の仕事にしようと決めれば、決してその苦労に見合わない仕事ではなく、それぞれの人生において充実感を感じられる仕事だと思える日が来るのではないでしょうか。多くの人に、介護業界のこうした側面に気づいてもらう必要があります。みなさんも周囲の人に伝えていって仲間を増やしていきましょう!