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半径2キロ圏内を制覇せよ!介護事業所の利用者と人財獲得術

利用者の獲得、人財の獲得という2つの経営課題を解決する方法が、エリア戦略です。事業所を中心とした半径2キロ圏内で、認知度を圧倒的に高める必要があります。事業所の存在を知られなければ、利用者も来てくれませんし、スタッフも面接に来ません。範囲が広すぎると感じる場合は、半径500メートルから始めても問題ありません。狭いエリアに集中して、徹底的に事業所をPRしましょう。

一般世帯、介護事業所、保育園、学校、さらには一般事業所まで訪問が可能です。どこにでもPRできる理由は、どの職場にも介護に関する情報を必要としている人が必ずいるからです。最近は介護離職が大きな問題となっており、介護に関心のある事業所も多いはずです。また、セカンドキャリアとして介護の仕事をやりたいという人がいるかもしれません。

具体的な方法としては、パンフレットやチラシを持参して訪問し、定期的にアプローチを行います。毎月発行するニュースレター(A3サイズ両面程度)を用意できれば理想的です。内容は、事業所の紹介や求人情報を控えめにし、一般の人々が興味を持つ豆知識や地域情報を中心に載せましょう。単なるチラシだと、すぐに捨てられてしまう可能性があるため工夫が必要です。情報提供には有料のサービスもあるので、毎月のネタ作りが大変なら、利用することをお勧めします。みなさんの本来の仕事は介護ですから、ネタ作りに時間をかけるのはもったいないです。

また、事業所周囲の清掃活動を並行して行うことも有効です。たとえ「売名行為」と思われても気にせず続けましょう。地域がきれいになり、近所の住民の方が喜んでくれれば、それで十分です。スタッフに清掃活動を強制することはありません、やりたい人だけが参加してもらえればOK。しかし、経営者と管理者はたとえ1人の日があっても、継続して取り組んでください。 毎日が難しければ、週に1回、あるいは月に1回でも構いません。重要なのは、続けることです。やがて、少しずつスタッフの協力も得られるはずです(多分...)。

このような地道な活動をコツコツと続けることで、大きな成果が得られます。地域における介護事業所の役割は今後ますます重要になり、それを作り上げるのは私たち事業者自身です。「皆さんの近くにいて、いつでもお役に立てますよ!」というメッセージをしっかりと発信していきましょう!

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