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感動を演出!ウェルカムボードがもたらす効果とは?

ある学校に研修講師として訪問しました。
正面玄関に入ると
「ようこそ、中田先生! 本日はよろしくお願いします!」
という、生徒さんたちの手書きのウェルカムボードが迎えてくれました。
お客様を歓迎するためにウェルカムボードを用意することが喜ばれると聞いていましたが、実際に自分が体験してみると、本当に嬉しいものでした。
ホテルや宴会場で見かける「中田御一行様」とは全く異なり、温かく迎え入れられている感じがしました。まさに「おもてなし」です。このおもてなしを、介護事業所にも取り入れられないかと考えました。

介護事業所では、外部の講師を招いて研修を行うことも多いでしょう。
まずは、講師の先生に対してウェルカムボードを試してみましょう。
ホテルとは違って、一般の事業所でウェルカムボードを用意することは珍しいので、効果は絶大です。顧問先の事業所にもこのことを伝えました。
驚いたことに、後日その事業所を訪問すると、さっそくウェルカムボードが私を迎えてくれたのです!
思わず「すぐに実行するところがすごいですね~」
と管理者の方に伝えたところ、
「もしやってなかったら、絶対に何か言われると思っていましたから」
と笑顔で返されました。こういったことができる事業所は素敵ですね~。

さて、外部から事業所を訪れる人は他にもたくさんいます。
見学者、利用者の家族、他社から打ち合わせに来る人、ケアマネさん、面接希望者、初任者研修の実習生など、事前に訪問がわかっている人には、もれなくウェルカムボードを用意しましょう。
入り口で歓迎されたら、その後の会話も弾むものです。
そして、それが話題づくりのきっかけになるのです。
「あの事業所に行ったら、こんなボードがあって感激した~」
といった口コミは、感動や驚きがあってこそ広がるのです。
喜ばれること間違いなしです。たとえ喜ばれなくても、また気づかれなかったとしても、続けていくことが大切です。わかる人には必ず伝わります。

さらに、面接で採用が決まった人が初出社する日は、絶対にウェルカムボードを用意しましょう。
「大歓迎!中田さん、入社おめでとうございます!これから私たちと一緒に最高の介護をやりましょう!」
といったメッセージを添えると、さらに盛り上がります。
朝礼やミーティングで
「こちらが新人職員の中田さんです。では、自己紹介をお願いします…」
といったお決まりの形式では、何の感動もありませんし、職場の雰囲気も盛り上がりません。演出が必要です。形からでも良いので、新人さんを感激させるためにどんなサプライズが良いか、スタッフみんなで考えてみましょう。ウェルカムボードを中心にアイデアを広げていってください。そこから事業所の評判作りが始まり、良い評判が良い人財を呼び寄せるのです。

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