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あなたの職場はなぜまとまらないのか?

「お値段以上、○○○」 「あなたとコンビニ、○○○○○○○○」 「ファイト一発○○○○○○」
それぞれの言葉の後に続く企業名や商品名を、ほとんどの人がすぐに思い浮かべると思います。覚えていたところで何のメリットもないのに(笑)。 CMの影響はすごいなと改めて感じます。

今日お伝えしたいのは、そういった共通用語やキャッチフレーズが社内にどれだけ浸透しているか、あるいは共通用語自体が存在するのかということなのです。
ここでいう共通用語とは、経営理念を含む組織固有の共通目的を表す言葉。

バーナードによると、組織の成立要件は
「共通目的」「協働意欲」そして「コミュニケーション」
この3つのどれが欠けても組織の存続は難しくなります。
様々な事業所で研修をさせていただく中で、
「あなたの会社の共通目的は何ですか?」と尋ねても、
答えられる人はなかなかいません。
場合によっては幹部クラスでも怪しいことがあります。
理念がないところはさすがにありませんが、抽象的なものだと全体に浸透しにくいため、わかりやすい共通目的を別に作るのもいいかもしれません。

そして作ったあとは、何百回、何千回と反復して唱えるしかありません。
朝礼や会議の前に唱えるのは当たり前です。
ちなみに私は、最初の会社の経営理念を、退職して25年以上経った今でも暗誦できます。
そのせいでしょうか、今でもみんな頑張っているかなぁと気になるのです。
ここまでくると、洗脳に近いといえるでしょう(笑)。
もちろん、会社に対する思い入れは人それぞれ。たまたま私の場合は、そんな思いを抱いているというだけのこと。
でも、洗脳する、あるいは洗脳されるくらい会社や事業所、仕事を好きになってもらうことが大事なんです。
「こんな会社だから好きになってください。そして世間に必要とされる会社になれるよう一緒に取り組んでいきましょう!」
というメッセージが必要です。

メッセージが決まれば、後は反復することで、必ず浸透します。
こればかりは、みんなで回数を積み上げていくしかありません。
冒頭のキャッチフレーズのように、
会社の誰に聞いても同じ答えが返ってくる。
そんな組織作りを地道にやっていきましょう!

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