備忘録#1 エフェクターボード2024年6月
早くも今年の上半期が終わろうとしているみたいです。とても怖いです。
絶賛風邪をひいていてやる気もないし、新譜を聞いたりアーティストをdigったりアニメの消化したり(そういえば今期はダンジョン飯とガルクラが面白かったです)というのも飽きてきて暇なので久々にnoteを書きます。
題材は何にしようかなーと思っていたところ、いい案を思いつきました。
というのも、最近はnoteなどのブログでで他の大学生やアマチュア~セミプロくらいのギタリストがどんな機材を使っているのかを見るのにハマっています。
プロと違った環境、すなわちいつもFenderを使えないとか、ヘタったJCしか使えないとかいった人たちがどうやって音を作っているのか気になるんですよね。
例えば僕の好みで言うと、JG251 blogさん
この方は僕の好みを知っている人ならちょっと納得するタイプのボードを作ってはる方だと思います(どうでもいいですがこの人のブログで紹介されていたTal Yahalomというソロでやってるギタリストを最近ちょくちょく聞いています。こういうルーパー使ったソロのプレイできるようになりたい)。
てなわけで前置きが長くなりましたが、丁度いろいろ落ち着いてきたかなと思うので、エフェクターボードを自己満足的に紹介しようと思います。
一回生のころから一年ほどかけて組んだボードです。また一年くらいしたときに見直したら面白いかなと思って、備忘録とします。
0.全体
まずは全体像。なかなかコンパクトにまとまったんじゃないでしょうか。
それぞれいろいろな人から影響を受けて買いました。一個一個語るのが楽しいと思うので、早口御免という感じで語っていきます。接続順通りで行きます。
1. Lovepedal Eternity Kanji HW
まずギターから最初に入るのが老舗ブティックペダルブランドのLovepedalから出ているTS系ペダル、EternityのCustom Shop版です。HWはハンドワイヤードの意。
割かし手ごろな値段でした(使っているパーツのコストを抑えているのだそう)が、結構難しくて素直な感じの歪みです。最近入手したので使い道は模索中。
TS系というと鼻が詰まったみたいな音を想像するけど、これは結構トランスペアレントに近い気がします。特にハイはローに比べて削られすぎず(ローは結構削られちゃう)、いい感じにブーストしてくれる。歪みの質感もそこまでクリーミーすぎず、正直なペダルだなと思っています。それゆえハイが痛くなったりしないよう結構気を遣うペダルで、練習になるね。
今使っているギター(Fender MIJ Jazzmaster)は帯域が狭くてアレですが、オーダーした良いギターとの相性も気になるところ。あと、デカすぎる"愛"の字が可愛い。
2. Xotic Effects AC Plus
次はXoticの古いペダル。メルカリで中古で購入。かなり安かったです(S/Nが4545だったせいか…)。
これはかなりローが出るのと、コンプ感のある歪みペダルです。キャラクター的には良くも悪くもXoticという感じ。
ロックな感じのリードギターや箱モノっぽいプレイを弾くときにかなりバッチリハマる音色なのですが、これ一台で完結する感じではないです。あくまでもこれはこれのキャラクターであって、どんな場面でもかけっぱとはいかない。ジャズコとの相性も(単体だと)そんなに良くないような気がします。
ここだ!という場面にはいいけど、そうじゃないときは厳しいなという瞬間もあります。EternityとChannel Bをスタックさせてソロを作るとバランスよくハイとローが出てくれます。
ちなみに、こないだのイベントでAllen Hinds氏にサインを頂きました。これからも大切にしていきたいものです。
3. KORG PitchBlack Advance
KORGの古いチューナーです。西田修大が使ってたので買いました。メルカリで定価の半額くらいになってた。
音質劣化とかはよくわからないけど見やすいしカッコいいです。ただ、いつも行く楽器屋のおじさんには早くPolytuneにしろと言われました。近いうちにお役御免ですね。
4. Zahnrad 3×2
Zahnrad(ツァーンラッド?で読み方合ってる?)のプリアンプブースターペダル。「FenderアンプのVolumeノブを抜き出した」らしい。
Suspended 4thがお世話になってるとこのプリアンプブースターということで、割かし品質もいいのではと思い購入。アンプでクリーンを弾くときに使ってます。
割とパキる感じでハイがしっかり出るのであんまりJCやMashallでは使わないです。ローがしっかり出るギターなら割と抜けを支えてくれそうな気がする。あと全然流通してなくて、入手出来てラッキーって感じです。
5. Empress Effects ZOIA
全てのことが出来ます。石橋楽器でなんかセールしてて、6万円台で買いました。
H9とZOIAとHX Stompで悩んだ結果、先輩がH9使ってたのですべてに反旗を翻しこいつをボードに入れることにしました。入れてるだけでかっこいいので満足。
今の所揺れモノや飛び道具としての起用しかできていないので、パッチのダウンロードや自作をして自分なりの使い方を模索していきたい…。
ちょっとだけ音痩せが気になるので、EQでの補正をかませるかエフェクターの音!っていう使い方をした方がよさそう。
6. MXR M169 Carbon Copy Analog Delay
言わずと知れたアナログディレイの名機。外箱が傷ついてるとかでアウトレット価格で買った。
ディレイですよ~って感じにもかけれるし、エコーぽくもできる。発振もできる。モジュレーションもかけれて、変な音にできる。かといって操作は複雑ではなく、直感的に弄れる。愛され続ける理由がよくわかるいいディレイペダルです。
個人的にはデジタルディレイはデカいのをボードの外に置きたいので、しばらくはこれと付き合っていく感じになりそう。発振の音がちょっと耳に痛いのが悩ましいポイントかな。
7. Free The Tone AS-1R Ambi Space Digital Reverb
中古で購入。かけっぱなしで曲の雰囲気を決められるような万能なリバーブが欲しいなーと思って買いました。ラリーカールトンの足元に入っていたのが決め手。
EmpressのReverbと悩んだんだけど、あれはあれで全部完結するタイプっぽかったのでやめた。個人的に安牌ペダルとふざけるペダルは分けたい。
見た目がとてもシックで、茶色とCarbon Copyの緑の組み合わせがいい感じで好きです。なんやかんや見た目って大事だからね。
使い勝手は凄いいいのですが、まだスイートスポットを見つけるのは大変ですね。1ノブリバーブのありがたみを実感します。
α. 番外編
なんか書いていて味気ない気がしたので、ボードの外に置いていたり、そもそも使っていない所持ペダルも紹介しておきます。
言わずと知れた変態ペダル、ファズファクのプリント版です。西田修大と君島大空にあこがれて購入しましたが未だに使いこなせません。
割としっかりローが出るアンプかペダルと一緒に使わないと本当に耳が痛い。ただ設定を頑張ればかなり繊細に使えるファズとのことなので、もうちょっと向き合っていかないとな…と思います。
最初に紹介したのと同じメーカーLovepedalのプリアンプ+ブースターペダルです。君島大空が使ってたので買いました。
JC対策に…と思って買いましたが、イマイチ効果は薄いかなと思うときもあるし、めっちゃいいじゃんと思うときもあります。個人的にはMarshallとかFenderのツイード系じゃないアンプの方が相性がいいような気がする…。
マジで高いペダルの音はちゃんとします。上質なトランスペアレント系って感じ。
なんか塗装の方法が変でめっちゃ剥がれてて悲しいです。
グラニュラーペダルとか言う謎のアイテムです。君島大空が使ってたので購入。
エクスプレッションと合わせてテープストップにできたり、ピッチシフターや逆再生、コーラス(Vibe)、グリッチ、ルーパーとか、いろいろてんこ盛りです。使いこなすのはなかなか難しいけど、本当に面白いペダル。
V847のE.W.S.によるモディファイ品です。踏み心地も音もすごく好きですがまだ出番がありません。
結構耳に痛いとこまで出ちゃうので、それを足でコントロールするのがミソだよ、と言われながら買いました。キャラ的にはXoticのxw-1のエッセンスも感じますがあそこまで強烈な個性はなく、VOXの素直なキャラに近い。言葉通り難しいワウです。
NFで君島大空をやるためだけに購入したヤバいペダル。結構状態もいいのになぜかメルカリでかなり安くなっていた。
基本的にツマミをMAXにして破壊することしかしていない。そのためだけのペダル。
これに追加でアーニーボールのボリュームペダルも持っています。番外編に登場したペダルは使用頻度は低いが、自分の好みはよく表しているというペダルな気がしますね。
8. まとめ
以上のような感じです。ここで書いてる所感が1年経ってどうなってるか気になりますね。あと、この中の幾つが足元に残るのか…とかも。
今導入したいペダルとしては、
・Free The Tone DVH-1(ボリュームペダル)
・Electro-Harmonix FREEZE
・TC Electronic Ditto X4 Looper(ルーパー)
・Digitech Whammy
あたり。あとはなにかエンベロープフィルターが一つ欲しいかな…。
今は、最初に出したTal Yahalomや今一番好きなギタリストであるJeff Parkerのようなソロのリアルタイム・オーバーダブを用いたプレイや、ジャズ・ファンク・R&Bなどの堅実なプレイ及びセッション、そしてしっかり弄ったアンビエントやエレクトロニカをライブでもできる、そういうギタリストになりたいなと思う。そういうところがすごく欲しいペダルに反映されてきている気がする。
最近レッスンに通い始めてできることがたくさん広がっているので、それに合わせてボードもまた変化していくでしょう。その時にはメモとしてnoteを書きたいと思います。それではまた。