ポケカ高騰の始まり。人気サポートカードが登場したサン＆ムーン【前編】（ポケカ収集・投資）

大きく飛躍するきっかけとなったサン＆ムーンシリーズ

サン＆ムーンシリーズはポケモンカードが多くの意味で飛躍するきっかけとなりました。本記事では2016年の登場から2018年11月のウルトラシャイニーまでを【前編】また別の記事で2018年12月から始まるタッグチームを【後編】として2部構成でご紹介します。

「ポケモンGX」の登場。新しいデザインに刷新

新たにポケモンGXが登場し、GXルールが追加されました。GXワザ自体はゲームやアニメの「Zワザ」をポケモンカード用に表現したものになります。

このタイミングでデザインも刷新されこれまでの重厚感や力強さのあったデザインから、洗練された、スマートさのある、よりイラストが引き立つデザインになりました。
時代の流れからみても男性ユーザーだけでなく女性ユーザーの趣味嗜好をデザインに考慮したのではないかと思われます。
また、★VSから続くエディションマークが廃止になりました。

GXは右下にGXルールが記載されている。デザインもイラストの外側に縁ができた。

アローラ地方をテーマに。人気キャラクターたちの登場

カードはゲーム・アニメ同様にアローラ地方をテーマにしたポケモンやキャラクターで展開されました。ゲーム・アニメとうまくリンクした世界観でさまざまな人気カードが登場しています。
ポケモンカードの代名詞の1つとなったリーリエやリーリエの母ルザミーネ、シロナ、アセロラ、ルチアなど人気のキャラクターが登場したのもこの時期のカードになります。

どのカードも高額になった女性サポートSRカード。

ハイクラスパック「GXバトルブースト」「ウルトラシャイニー」

2017年にGXバトルブースト、2018年にはウルトラシャイニーがハイクラスパックとして発売されました。
GXバトルブーストにはサポートカードでがんばリーリエ、ルザミーネ（黒）、スイレンが封入されていました。ちなみにポケモンSR３種類、サポートSR３種類、ポケモンHR３種類、ポケモンUR２種類の11種類があり、１BOXで１枚SR以上の封入が確定でした。サポートの3分の１でリーリエがでるのは脳汁ポイントですね。ちなみに現在バトルブーストの未開封BOXは約80万円程度で取引されています。

コレクター・投資家の最終目標のひとつ「がんばリーリエ」、ルザミーネのイラスト違いやスイレンも人気に。

また翌年のウルトラシャイニーでは新たにS、SSRのレアリティが登場しました。S・SSRは人気ポケモンの色違いが収録され、特にリザードン、ブラッキー、レックウザ、ミュウツー、ニンフィアなどが人気です。
※今年のハイクラスパックに色違いポケモンが収録される可能性が高いため、また脚光を浴びることも予想されます。

ゲームファンが憧れる色違いポケモン

ポケモンGOが人気に拍車をかける

2016年にポケモンGOがスマホアプリでリリースされ社会現象になったことや遊戯王カードのルール改定によるユーザー離れも影響し、ポケモンカードは一気にユーザー数を増加しました。
またこの頃からポケモンカードが品薄状態に。メーカーが生産ラインの増加をおこないそれに対応するようになりました。

Googleトレンドでみる人気度。2018年初めてポケモンカードが遊戯王を超える。

S＆M（～2018年11月まで）人気カード紹介

• 人気サポートのSRカード

美品の流通量が少ない人気サポートカード。手放さないコレクターが多いはず。

• ウルトラシャイニーSSR（色違いポケモン）

人気ポケモンの色違いが勢ぞろい。一番人気はリザードン。

• ピカチュウプロモ

他にも火消し姿のピカチュウや袴姿のピカチュウ、桜アフロのピカチュウなどが登場

• ムンク展プロモ

東京都美術館で開催されたムンク展―共鳴する魂の叫び-のコラボプロモ

その他にも争奪戦ゼクロムGXやロイヤルマスク、2018チャンピオンズリーグプロモなど多くのプロモカードが登場しました。また超人気プロモの「エクストラバトルの日」が登場するのはもう少し後になります。

超高額カードのゼクロム・ロイヤルマスク。ロイヤルマスクは100枚限定。ちなみにロイヤルマスクの正体は「ククイ博士」

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