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良いものより好きなもの
営業の現場で「これが良い商品です」と自信を持って提案しても、お客様が動かないことがあります。一方で、お客様が自ら「これが好き」と感じた瞬間に、その商品が売れることがあります。この違いは何でしょうか?今日は、「良い」と「好き」の力の違いについてお話させてください。
良いものの限界
「良い商品」とは、性能が優れていたり、コストパフォーマンスが高かったり、誰もが評価しやすい客観的な基準を満たしたものです。営業として「良い商品」を提案するのは当たり前ですが、それだけではお客様を動かすには不十分な場合があります。
なぜなら、「良い」は理屈に基づいているからです。理屈は納得感を生む反面、感情には響きにくいものです。人は理屈では動かないことが多いのです。どんなに「良い」と説明されても、心が動かない限り購買意欲は湧きません。
好きなものの力
一方で「好き」という感情は、理屈を超えたところにあります。「この色が好き」「このブランドの雰囲気が好き」「この営業担当の話し方が好き」といった感覚的な部分が、お客様の購買行動に大きく影響を与えます。
「好き」は理屈ではなく感覚なので、他人が否定しづらいのも特徴です。お客様が「これが好き」と感じたら、それ以上の説得は必要ありません。その時点で心が動き、行動につながります。
営業に必要な視点
営業で大切なのは、お客様に「好き」と思わせるポイントを探ることです。商品の特徴を説明するだけでなく、お客様の感情に寄り添い、「どの部分が好きだと思えるか」を一緒に見つける姿勢が求められます。
好きを作る努力
お客様に「好き」と感じてもらうには、自分自身もその商品やサービスを「好き」になることが大切です。自分が心から好きと思えるものは、自信を持って伝えられるため、お客様にもその感情が伝わりやすくなります。
まとめ
「良いもの」は理屈で納得を得るものですが、「好きなもの」は感情で動かす力があります。営業職として、お客様に「好き」と思ってもらえる商品やサービスを提案することができれば、契約につながる可能性がぐっと高まります。
今日もお疲れ様でした。
明日も頑張ります。