見出し画像

エッセンシャルワーカーの低賃金問題①

先日SNSで今日は社会生活において必要性の高いエッセンシャルワーカーの方々の収入が低くなりがちなのか、という議論を目にしました。個人的に感情論を抜いて向き合ってみた結果、少し長くなったので今日から3日間エッセンシャルワーカーの低賃金問題についてお話させてください。


社会を支える仕事、それでも低賃金な現実


エッセンシャルワーカーと呼ばれる医療、介護、保育、物流、小売業といった職業は、社会を維持するために欠かせません。しかし、これらの仕事が低賃金である現実に疑問を抱く人は少なくありません。その理由の一つが、「安定性」と「収益性」の関係性です。

安定性と収益性のトレードオフ

エッセンシャルワーカーの仕事は、需要が途切れることがありません。この安定性こそが魅力である一方、収益性が低いという特徴があります。多くの職種で公的価格が賃金に影響を与え、企業が利益を拡大する余地が限られるため、人件費の引き上げが難しいのです。

安定性が報酬の一部と見なされる

これらの職業では、失業リスクの低さが報酬の一部と考えられるため、企業や政府が賃金を上げる動機を持ちにくいのが実情です。この構造が低賃金を固定化しています。

社会全体で価値を再評価する必要性

エッセンシャルワーカーの価値が低く見積もられるべきではありません。これらの職業の労働環境や待遇を改善し、長期的に高い質を維持できるよう、社会全体でその価値を再評価する必要があります。

まとめ

エッセンシャルワーカーが低賃金である理由には、安定性と収益性の関係が大きく影響しています。これを理解することは問題の本質を見極める第一歩です。明日はそれでも低賃金が是正されない理由について整理します。

今日もお疲れ様でした。
明日も頑張ります。

いいなと思ったら応援しよう!