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パンダをきっかけに知る動物の世界③

【第4章:動物飼育に関する課題】
動物園で動物を飼育・展示・繁殖させたりするには沢山の試練や課題があります。まず最初の試練は、動物を迎え入れる準備をすることだと予想します。どれくらいの大きさの展示室やバックヤードの休憩スペースを確保することが出来るのか。そして、動物が生活する場所をどれだけ自然に近づけ、快適に過ごせるような環境を作れるか。金銭面も土地の広さも、動物に対する知識も必要になります。
そして、動物のお引越しで最大の課題はなるべくストレスを与えずに動物園まで動物を引っ越しさせることではないでしょうか。もちろん引っ越し中に事故に遭わないことは大前提としてあります。環境が変わったストレスによって、瘦せ細った動物が話題になることもあるほど動物にとって引っ越しは大きなストレスを伴います。
飼育期間では、野生動物に比べて獣医師による健康チェックや治療を受けられることは、動物の寿命を考えるうえで動物園で生活する利点と言えるのではないでしょうか。野生での平均寿命より、飼育下での平均寿命が長いのは獣医師の存在の有無が影響していると考えられるのではないかと感じます。食事は、好き嫌いには個体差があり必ずしも日本にその動物が好きなエサが豊富であるとは限りません。そのため、エサを安定的に食べられるようになるまでは動物も飼育員も大変であると分かります。しかし、野生では自分で食料を調達しなければいけないですが、動物園では飼育員が持ってきてくれるのは動物側からしたら楽なのかなとも思います。ただ、自ら食料を探すという行為にかなりの時間を割く自然界での生活に比べたら、どうしても退屈になってしまいます。近年では、わざとエサを取りにくくしたり隠したりして、自然界に近づけることで退屈にならないように、本能を忘れないような工夫がされています。動物が自然環境で生きている状態に近い動物を見てもらうことが真の動物理解に繋がることからも重要だと言えます。野生の状態に近い動物を見せるという展示方法が近年ではかなり行われているということはよく聞きます。しかし、どうすれば動物園の動物を野生の状態に近づけられるのか案を出すのはかなり難しいと感じます。その他にも、無事に育つのかどうか、繁殖の難しさとして妊娠できるかどうか、子育てが成功するかなど沢山の課題があります。動物園に生まれた子供の成長を見るのは楽しいものもありますが、私たちの見えないところでは沢山の課題を乗り越えているのを感じます。

【第5章:パンダと政治】
パンダ大国は言うまでもなく中国であり、中国から世界中にパンダが譲渡されたり貸し出されたりしている。もちろん日本も例外ではなく、パンダが「日中関係の象徴」とも言われる。パンダに対して日中関係の象徴であると思っている人もいれば、動物と政治を切り離して考えている人もいると思います。私は今現在、どちらの考えの人がどれくらいいるのかという内訳については知らないので、今後調べていきたいと思います。私の今現在の予想としては、昔のパンダを譲渡していた時期は政治との繋がりが強く、最近は貸し出しになったことで政治との繋がりが昔よりは弱くなったのではないかと予想しています。この予想が的を得ているのかも合わせて調べることが私の今後の学習の課題です。

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