見出し画像

#11【人とは】解離性同一性障害という生き方 ~100人超の交代人格と私~

私たちのほとんどは単一の人格によって形成されており、自分の意志や価値観によってあらゆる選択を行いながら過ごしている。解離性同一性障害のように多重人格があったとしても、その人格ひとりひとりは私たちと何ら変わりはない。先に書いた『ヤバい人格』達は、凶暴性の裏に大きく穴の空いた寂しさや空虚感を有しており、愛されたいという強い感情の裏返しであることがほとんどである。ゆえに、関わり方によってその価値観や考え方は変化させることはできるし、それぞれの人格を『人』として尊重し向き合うことで、その凶暴性を取り除き新たな役割を与えることで承認欲求が満たされ責任感が生まれてくる。

このことは、解離性同一性障害の人格に限った話ではなく、私たちもまた、かかわり方によってその性格は変化させることができるのである。

ここから先は

428字
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?