営業からコンサルタントへの転身理由①ー営業に向いていない

初回記事から5ヶ月経ってしまったが、あの後は転職活動に勤しみ、転職先が決まり、前職で引継ぎに追われる怒涛の5ヶ月間だった。
23年は悩みの一年だった。
無数の道をあっちに行ったりこっちに行ったりした、紆余曲折の日々だった。
そして、自分が流れ着いたのはコンサルタントという職業への転身だった。

「なんで転職したの?」とよく聞かれる。
質問に対して口から出てくる上滑りの言葉たちは、我ながら「本当にそうなのか?」と自問自答してしまうクオリティだ。
いろいろな理由が複雑に折り重なって、シンプルな一つの理由に収斂出来ないことが理由のように思う。
そのさまざまな理由を思いつく限り並べてみよう。


①営業が向いてないから

実に10年以上営業をやってきたが、根本的に向いていないと思っている。
向いていないというが、それなりに会社にも評価されていたし、やろうと思えばできる。
だが、ずっと「無理をしている」。それは自分自身が一番よくわかる。

営業とは、会社においてフロントに立ち、顧客と関係性を構築して、売上を生み出す職種を指す。と自分は考えている。
では、そんな営業に必要な素養はなんだろうか?
「積極性」「ポジティブ思考」「人が好き」「コミュニケーションが好き」
・・・例えばこんなものだろうか。
ちなみに、上記の素養は全て自分は持っていないと思っている。
一応言っておくと、営業の最終アウトプットは「売上に繋げること」であり、極論そのプロセスは問わなくてもいいのではないかと思っている。
アプローチは多種多様であり、先に述べた素養が必須であるとは考えていない。
だが、私の周りの上手くいっている営業マンを眺めていると、概ねそれらを兼ね備えているように見える。
そして、周りもそうあることを求めている。

そして自分は演技をするようになった。
明るくて、話すのが好きで、愛想が良くて、女の子が好きな営業マンを。
なんの苦もなく、楽しんでやっている人たちを見ると、「敵わないな」と思う。

演技をして、ある程度それらの性質を我がものとし内包することもできたが、コアの性質は人間変わらないものである。
「内向的」「ネガティブ思考」「そんなに人に興味がない」「そんなにコミュニケーションが好きではない」
・・・うん、これは自分のことだ。
元々演技の人生だったので、メンタルが病むほどの話ではないし、20代の頃は後先考えず「まあいいか」と思っていた。
だが30代に入ると、「これがあと30年以上続くのか?」と考えると恐ろしくなってくるわけだ。
上司は会食して、ゴルフをして、出張に飛び回っている。
自分にこれが出来るのか?ずっと自分に合わないことを無理してやり続けるのか?
それは嫌だ!

・・・これが理由の一つ目だ。


次の理由は別の記事で述べることにしよう。
今日はここまで。

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