朝の窓際

今日は昨日の暑さに比べて、かなり梅雨が見えてきた。可憐な香りのする春よりも、居心地が悪い。

いつ頃からだろうか、手に入れられないようなものを欲しがるようになったのは。理解のある彼くん、私にだけ優しい猫、意思疎通の取れるぬいぐるみ。
現実世界に飽き飽きして、どうにかこうにか夢や彩りを見出そうと足掻いた結果がこれだ。体感で言うと、より孤独を、虚しさを感じるようにはなってきた気がする。これが大人になると言うことだったら、私はしばらく子供でいい。

少し話を変えよう。子供のようだと、ガキくさいと言われれ事がかなり増えている。恋愛観に対してだったり、振る舞いに対してだったり。
親しくなればなるほど、そういうものを簡単に口にしてくる。具体性に欠ける指摘はあまり好きではない。もう少し噛み砕いてください、と言うと逃げられてしまうのだ。
おそらく衝突と無能さの露呈が嫌なのだろうか。
なかなか私のガキくさいに対してしっかりとした返答をもらった試しがない。一度だけで良いから、ガキくささの定義をして欲しい。
それを聞いたからといって、特段行動を変えるわけではないが、行動の指針として、この人の前ではこのエピソードトークをやめようという計画の助けをして欲しいのだ。

大して尊敬するに足らないような人間からの助言なんて1番聞く価値がないのは分かっているが、少しばかりは耳に入れてやろうと思ってはいる。私だって馬鹿じゃないし、その人に嫌われるのは少しばかり嫌だから。

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