11月のハッピーボード ただいま準備中
こんにちは。小学校でスクールアートセラピー活動をしています。子どもたちの学校生活が、ちょっと嬉しくなって、少しでも楽しくなるように。
以前は昼休みに工作をしていました。でも、せまい教室に多いと100人近い児童が集まってしまうため、コロナ発生後は中止となりました。
現在は工作の代わりに、学校の大掲示板にペーパーアートを飾っています。
ハッピーボードと呼んでいます。
詳しい記事はこちら
いつも何の絵にしようか迷う11月。
運動会は終わっているし、芋ほりは地味かな? 読書週間は去年やったし。
芸術の秋、食欲の秋、何にしよう・・・
そう、秋の森の風景にしようかな。
落ち葉が舞って、動物の親子がいて。
頭の中におおよその絵柄はあるけど、持ち時間と材料、私の力量で変わっていく。予算は年間2万円くらいかな。買いおきの模造紙や折り紙を使う。
最近は、学校の授業で余った用紙も頂くから、思っているより紙は豊富に使える。先生から頂いたり、事務の方から頂くこともある。やったね!
クマ、シカ、キツネ、リスがいたら、かわいいよね。
あ、クマが大きすぎ。他の動物もバランスよく入れると、全体にどの動物も小さくなって、インパクトが出ない。
ふむ。大きなクマだけにしようかな。
今回は子ども達に協力してもらう絵は何にしようかな?
リスにしようと思ったら、手足やしっぽを作るのが大変かな。
それにリスだと1,2匹がくらいが自然。何匹もいるとちょっとヘン。
あ、そうだ、フクロウがいいよ!
木の枝に並ぶとかわいい。
目やクチバシや羽の模様を描き入れるだけ。子どもでも描きやすい。
掲示板で子どもが喜ぶ工夫は色々ある。
1.大きい
2.数が多い
3.選べる
1.大きい。
たとえば人は何故だか大きいものを見るとうれしくなるでしょ?
お相撲さんを見たり、くじらを見たり。大きいだけで、何か感動する。きっと畏怖の気持ちがわくからですかね。超越者の存在を実感するからかな。
2.数が多い。
なんだか、いっぱいあるって豊かな気持ちにならないですか?
学食や社員食堂のメニューが定食1種類、カレー、ラーメンの3つしかなかったら、なんかションボリ😞
3.選べる。
小学生が小学校に行く。だいたい学区が決まっていて、学校も担任も授業内容も選べない。今日は気持ちいいから体育だけ。体育苦手だから図工だけ。
腹が減ってるから給食だけ食べて帰る! そんな話は聞いたことがない。
座席だってクジびきとかだし。先生が決めることもある。ドキドキだよ。
「私さむがりだから、日当たりのいい窓際がいいな。」なんて言えないよ。
下手すると廊下側でストーブからも遠くて、苦手な子の隣りでトホホです。
駄菓子屋さんが楽しいのは、100円にぎって沢山の数ある中から選べることだよね。お友だちと行って趣味が違っても、おたがい何か買いたいものがある。自分で選べる、それが嬉しい。
それで、今回は数種類のフクロウから選んでもらって、目や口、羽の模様を描いてもらうことに。子どもたち、楽しんで描いてくれるといいな。
よし、11月も がんばるぞ!
次回はハッピーボードの完成バージョンをお伝えします!