大道芸人さん
駅なんかで大道芸人さんを見かけると、ある大道芸人さんのことを思い出す。
何年も前、歩いて駅前を通過しようとしたら、人だかり。人だかりの中心にいるのは、大道芸を披露してる人。
何やってるか確認したら、そのまま行くつもりだった。見たら凄さに圧倒されて最後まで観てしまった。
観たあと、この感動を演者さんに伝えたいって思った。用意された容器に入れるお金用意して握手してもらった。みんな思うこと同じだった。お金入れて握手するのに並んでた。
こんなすごい大道芸人さん、すぐテレビに取り上げられて有名になるだろうなって思った。もっかい魅了される芸を観られるの楽しみにしてた。
見かけない。
シューするスプレーで地球とかの絵を描く人はテレビで取り上げられてた。
だから、そのうちって思ってた。
覚えてるのはその身体能力の高さ。身体がペタンコで細いのに全身筋肉だろうなって感じさせる。柔軟性もすごそうだった。
お金入れるの嫌だからって終わるちょっと前にどっか行くのやめてね、コインのお金じゃなくて紙のお金を入れてねってアナウンスする大道芸人さん見かけると、生活のためには仕方ないよなと思いつつ、コトバ使わなくても握手してほしくて並ぶ人が自然発生する大道芸人さんもいたんだからねってちょっとだけ残念な気持ちになる。