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ワーホリの仕事探し、やばい仕事ってどう見分けるの?

こんにちは!

ワーキングホリデーといえば、メインは働くことですよね。

ですが、日本人用のサイトでも、避けた方がいいお仕事募集の投稿はたくさんあります。

わたし自身、当時無知だったため、いくつか罠にかかって、変な人に連絡をしてしまったことがあります…

そんな経験を避けるために、今回は、どういい仕事、悪い仕事を見分けるか、を解説していきます。

わたしはカナダのワーホリしかしたことがないので、他の国のワーホリではまた違うかもしれません。

ちなみに、ワーホリに来る前は、高校を卒業して割とすぐ働いたラーメン屋さんで、人生初の対面の面接を1回しました。

そのあとワーホリに来て、人生初めての電話面接、しかも英語で面接だったのですが、その当時は英語が全く聞けず話せずでした。

なので、そのとき何を思ったか、事前に聞かれるであろう質問に対する答えの英文を紙に書いておき、それを丸々読む!ということをして、
英語が聞き取れなかった質問に対しても、事前に書いた文のどれかを読みました。(だいぶ無理がある)

もちろんその面接には落ちました。

当時の自分よく頑張った…



いい仕事と悪い仕事の見分け方

本題の前に…
いい仕事”と”悪い仕事”と抽象的な表現をしましたが、ここでの”いい仕事”は、合法的に働かせてもらえてシステム(給与、シフト管理など)がちゃんとしていて比較的働きやすい仕事のことを指しています。

では、1つずつ見ていきましょう。

賃金

まずは1番大事なお金です。

最低賃金が法律で上がったりするので、仕事探しを始める前に現時点でいくらかを確認しておくといいかもしれません。
(Ontario minimum wageとかでググったらすぐ出てきます)

避けた方がいいお仕事での1番のレッドフラグが、そのお店が法を犯していることです。

例えば、最低賃金が時給$16.55なのに、仕事募集の投稿で時給$15と書かれていたり、面接中にそう言われたりしたら、そこではできるだけ働かない方がいいです。

あと注意した方がいいのは、明らかに時給が高すぎるお店です。

スキルを必要とするお仕事で時給が高いのは当たり前ですし、レストランなどで、時給+チップで、結果少し多くお金がもらえるのはいいですが、経験不問などで異常に時給が高いお店は疑ってください。

チップに関しては、全くもらえない、一定の額もらえる、全額もらえる、とお店によって様々ですが、従業員にチップを一切渡さない、または決まった額しか渡さないお店の場合、大体オーナがお金にケチです。

これは、気にしない人は良いですが、ちゃんと稼ぎたい人は避けた方がいいかもしれません。

トレーニング期間のルール

トレーニング期間は、働き始めてからやる仕事を教えてもらう、学ぶ期間のことを指しています。

本来、トレーニング期間だからといって時給が発生しないというのは間違いで、お店側がその期間お金を払わないのは違法です。

なので、これも法に触れるので、注意したい要因の1つですが、トレーニング期間のルールを破っているからといって、やばい店かと言われたら、必ずしもそうではありません

お店側は、時間をかけてトレーニングをしたのに、その従業員がすぐ辞めていって、その期間が無駄になった、という経験をたまにするからか、トレーニング期間は時給なしで、と宣言するお店も少なくありません。
(大手の会社だったらちゃんとしているので、心配はないですが…)

実際わたしが経験したのは、面接の時点で、トレーニング1日するけど、その日は時給なしだと言われ、早く仕事を見つけたかったので、疑いながらも承諾しました。

結果そのお店で2年働きましたが、オーナーは良い方で、そこで働いて良かったと今でも思っています。

わたしの場合は1日だけだったので、問題はなかったですが、長期間のトレーニングが必須で、それが無給だった場合は、考え直した方がいいかもしれません。

SINナンバー

カナダで働くには、カナダ市民であれ、留学生であれ、SINナンバーが必要で、これなしで働くことは違法です。
(詳しくは、雇用主がSINナンバーを持っていない従業員に支払いをすることができません。)

働いて2,3日経っても、SINナンバーを一切聞いてこない場合は、ちゃんと確認した方がいいです。

キャッシュジョブの場合は、税金を払わず、何も通さず手渡しなので、SINナンバーは聞かれないと思いますが、最近カナダでのワークビザのキャッシュジョブを違法にする、みたいなニュースを見たので、もしそれがもう適用されていたら、キャッシュジョブ自体にも警戒した方がいいかもしれません。

わたしがカナダに来た当時は、まだ規制が緩く、キャッシュジョブで働く日本の方も普通にいましたが、最近はカナダ政府のことで色々注目されていることもあり、移民や留学生に関わるルールが変わり出しているので、そのことも今後記事にできたらと考えています。

メッセージのやりとり

メッセージのやりとりでもいくつか注意が必要です。

これはお仕事以前の話になりますが、仕事をあげると言いながら、本当は他に目的がある人もいるので、これは本当に注意です。

まれにあるのが、元々テキスト上で連絡を取っていたのに、急に理由もあいまいに、EメールやSNSを教えてほしい、などと言われることです。

お仕事のサイトなどで、連絡手段としてEメールや電話番号を教えるのは問題ないですが、仕事と関係ない話題をふり始めたり、向こう側から仕事と関係ない何かを送りたいからという理由で個人情報を聞いてきたら、それは教えないでください

メッセージ上の文章

これも決定的なフラグはありませんが、英語の文がめちゃくちゃな場合は少し様子を見た方がいいです。

やばい店、というよりは、少し気にしておいた方がいいかな、ぐらいです。
(なぜなら、ワーホリの方をメインに雇っている個人店のオーナーは、大体移民の場合が多く、英語が第二言語なことがよくあるからです)

例えば、気になるお店にEメールを送ったとして、向こう側が、
Hi there.
Thank you for your interest.
Would you be able to come to my store at 3 p.m. tomorrow for an interview?
Please make sure to bring your resume as well.
Thanks.
などと、返信をしてくるはずですが、

Tomorrow 3 p.m. pls.
などと、適当な文だと、仕事に関して、あれ?と思ったりする可能性があります。(シフト管理が下手、チップをくれない、など)

Hi. 3 p.m. tomorrow can you come interview?
I want resume pls.
Thanks.
などと、間違った英語で返信がきた場合は、フラグではないですが、たまに困ることがあるかも…?という感じです。(必ずしもではないです)

ちなみにこの3つ目の例文のおかしな部分は、

  • 文の構造などがおかしい(日にちと時間のすぐ後にcan you comeなど)

  • 所々冠詞(a、an、theなど)がない(an interview、your resumeなど)

です。

わたしは、まさにこの3つ目の文の感じでメッセージをを送るオーナーの下で働きました。

そのオーナーの場合は、大きな問題はなかったですが、所々お客さんの対応に困ったこと(ハラハラしたこと?)があります。
(怒っているネイティブのお客さんを対応するときなど、英語がスラスラでてこず説得力があまりなかったりするので、何言ってるか分かんないんだけど?!と余計怒らせていたり…)

移民が多いカナダですし、わたし自身も英語ネイティブではないなので、文が正しくないからといって、それが悪い仕事ということではないですが、メッセージにはその人の性格が出たりするので、ちょっと気にしてみるのもありだと思います。

実際に経験したこと

ここで、わたしの経験談をお話しつつ、怪しいなという例をあげていきます。

急に店がなくなる

カナダではあるあるだと思いますが、ジャパニーズがやっていないジャパニーズレストランで働いていました。(大体中国の方がオーナーだったりする)

何年そのレストランをやっていたかは分かりませんが、中国のお父さんお母さんとその息子がやっているお寿司レストランでした。

面接の過程などは憶えていませんが、お父さんお母さんは英語が全く話せず、息子(オーナー)は先ほどお話した、メッセージの文章がちゃんと構成されてない系の、話しただけで中国語のアクセントだな、と分かるぐらいの方でした。

ここでのお給料の支払いはキャッシュで、最低賃金以下でした。(これは普通にフラグ

あとはトレーニング期間は時給がでないこともフラグでした。

でもオーナーやそのお父さんお母さんは普通に優しい方で、チップはめったにもらえなかったので、お金にはケチでしたが、わたしが働いている分には問題ありませんでした。
(他に働いていた方で早くやめたがってた方はちらほらでしたが…)

少し様子がおかしくなってきたのは、ある日突然、電話でのオーダーは一切取らないことになったときです。

オーダーだけではなく、電話がかかってきても一切とらないで、と言われました。(これもフラグ

それが続いて1、2週間ほど経ち、シフトが終わって帰ろうとしたら、強そうな男の方2人(警察の制服とはまたちがう制服だった気がする)がお店に入ってきて、オーナーと話し始めました。

書類を持って話していたので、たぶん政府関係の方々で、レストランが何かしらの法にひっかかったのだと思いますが、
そのすぐ翌日、お店を閉めるとメッセージが来て以来、オーナーと話すこともありませんでしたし、お店が開くこともありませんでした

運よく、わたしは今まで払われていないお給料はなかったですが、他の従業員の方で、途中からお給料をもらっておらず連絡もつかなくなった、という方もいたので、これは悪い仕事の例だったな、と今思います。

このお仕事は、先ほどお話したポイントのうち、賃金メッセージ上の文章トレーニング期間のルールがフラグでした。

オーナーが暴言と陰口のプロだった

これは割と最近の話ですが、モールの中にあるスムージー屋さんに応募しました。

お店のオーナーと電話面接をすることになり、お話したときの印象は、同じこと繰り返し話してて時間もったいないな…です。
(フラグではないですが、個人的に、仕事関係は要件だけ早く済ませて終わらせたいので、同じ話は1回でよかったです…)

ずーーーーーーーっと同じ話を電話ごしでしていて、
「日本人はシャイで、働き始めて数ヵ月、全然コミュニケーションとらない!なのに急に怒り出して辞めていく!なぜ何も言わない?!」
と何度も語っていた印象です。

この時点では、フラグではないですが、要領が悪そうな部分がシフトなどに影響が出てくるのかな、どうかな、ぐらいでした。(悪口ではなく、自分の上に立つ方なので、性格や特徴、要領のよさはかなり大事)

賃金は法律を守っていましたし、トレーニング中も時給が発生して、ここまでは問題なかったです。

メッセージの文章構成はちょっと怪しかったので、ちょいフラグぐらいでした。

あとトレーニングの初日にSINナンバーを聞かれなかったので、あと数日様子見だなと思っていました。

この記事ではメインのポイントとしてお話していませんが、唯一ひっかかったのは、誰と面接をしたか、履歴書をすでに受け取ったか、を把握していなかったことと、(履歴書ちょうだいと、3回聞かれた)
対面面接をしてくれた方が、マネージャーでもなく、3ヵ月前に働き始めたばかりのワーホリの方だったことです。

全て話すと長くなるので割愛しますが、このお店は賃金トレーニング期間のルールSINナンバーメッセージのやりとり問題なかったですが、
最終的には、気に入らない従業員を何度もクビにしてはまた雇ったり、もうすでに帰国した日本人の方にEメールで罵倒のメッセージを送っていました。

あとは従業員1人1人に対して悪口をちがう方に言っていたり。(小学生じゃないんだから…)

1日だけトレーニングをさせてもらったのですが、あ、ここでは働かないでおこう、と思った決め手は、そのオーナーの性格と、

  1. トレーニング期間を急に3週間から5日に変更

  2. 電話すごいかけてくる

  3. 計画性がなく、決めたシフトを急に変える(前の週に、火土のシフトで出ていたのを、火曜日の夜に火水木金土日シフトに変更するなど)

  4. 従業員の管理もちゃんとしていない(実際には言われなかったですが、新しく入った3人にトレーニングをさせて、そこから2人を正式に雇い、残りの1人は追い出す予定だったみたいです)

などなど…でした。

オーナーやお店のことなど、電話面接の時点で判断できればよかったですが、これはすぐに判断できなかった例でした。

さいごに

今回はワーホリ中のお仕事の見分け方とその例をお話ししました。

ワーホリに来た方で、似たような経験をした方いるかな…。

難しいのが、やばい店の絶対的な定義がないので、仕事内容やオーナーまたはマネージャーとのやり取りの中で、おかしいな?と思うことを見つけていかなければいけません。

怪しい…と最初は思ったけど、オーナーは全然いい人だった、ということもあり得ますし、良さそう!と思っても、ふたを開けたら…なんてこともあり得るので、本当に判断が難しいです。

最高のお仕事、というものも見つけるのがむずかしいので、自分の中で、これはだめ、これはオッケー、と事前に線引きをしておくといいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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