日本企業に必要なリーダーシップ【受講要約】
2023年9月30日(土)14:00- 15:30 日経BP課長塾OB OG会
講師:ハロルド・メイ氏
場所:渋谷ソラスタコンファレンス
プレゼンテーション
画像、映像、数字で分かり易く。
アメリカでビジネス本の発刊は、年間10,000〜15,000冊。
その内容は、戦略、リーダーシップ、マーケティング。
リーダー 3タイプ
創業者(2代目、3代目):きっかけ作りが上手い
生え抜き社員の内部昇進:安定期、リスクを避ける傾向、改革意識が弱い。
ヘッドハンティング(社外から招請される)「落下傘型経営者」:ジョブ型、成果主義、数値目標。e.g. 日立製作所
リーダーに欠かせない2要素
明確なVision、戦略+モチベーション
1. Initiativeが取れる:自分から事を始め進化させ様とする心構えが大事
全てのスタークホルダーに変化の必要性を分かり易く説明。
① 危機感の共有 open communicationを定期的に。良いことも悪いこと(夢と現実)も伝える
② 過去の否定はしない。e.g. 外部環境。
③できるだけ数字を活用する e.g. 海外へ進出、経験がない?・・今後100年の日本の人口
④企業・部・課・チームに対するプライド(誇り)を高めないといけない。 e.g. 社員が見える所に投資する。
2 . 熱意がある(説得力)
社長の熱量:100→部長の熱量: 50→課長の熱量:25→ 社員の熱量:12.5
社長の熱量:300→部長の熱量:150→課長の熱量:75→社員の熱量:37.5
3. 4つの必要なこと
どこへ行くのか?
なぜそうなのか?
どうやっていくのか?(戦術)
その結果はどうなるのか?(部下が一番聞きたいこと)
良いリーダーとは
時間軸が長い
人に託すことが出来る(嫉妬心を抑える)
妨げを取り除く機動力がある(決めること)
嫌なことも言える(明確な理由があれば、一人でもNOを言う)
発想の転換(見る角度を変えて見る)
日本企業の経営が危ない?
日本の上場企業の53%は同族企業(292,521/ 434,103社)
うち71%で後継者が決まっていない。
リーダーは自分の後任者を3〜4人育てる必要がある
PWC1 世界トップ2,500社で、プロ経営者は、過去5年で平均23%いる。
得たものを別のところでアウトプットする。
国際経験のあるCEO 45%(2015年)。日本のプロの経営者は? 5%?
Initiativeを発揮しやすい人は?
顔や雰囲気が怖い人
日本語を全く喋らない外国人
前職(部門)で明らかな実績を上げた人
ロジックなどを活用し、説得力できる戦略、説明出来る人
リーダーとしての視座
それを行うことで、ブランドを守っているのか?
企業価値を守っているのか?
株主利益を守っているの?
反対ですか?では、あなたは何をするのか? あなたの未来のビジョンは?
リーダーシップと責任をとる
CEOの交替: US 40%, EU 30%, JAPAN 10%
リーダーとして
1. コミュニケーション
社内で話し合える人を持つべき。自分の座に遠い人
2. リーダーはムードメーカーだ(空気を変えることが出来る)
部下を褒め上手になろう。部下にお礼を言う。
月一回1時間、楽しいことをやる。
時々、大胆な目標を掲げる。「10%upを目指すより、10倍upを目指す方が、効率が良い」
e.g. 米国ケネディ大統領のアポロ計画(1961年)「我々は、月に行くことを選択しました。」
「やれば出来る」、「一緒にやろう」、「どうしたらやれるのかアイデアだけでも出してくれ」、「計画にしてみよう」、「何か必要かを私に教えてくれ」
【以上】
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