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グルテンフリーで掌蹠膿疱症が治った①
この記事が書きたくて、しばらくお休みしていたnoteに戻ってきました!
掌蹠膿疱症をなんとか治したくて、今まであらゆる治療法や「よい」とされる方法を試してきました。
そもそも、自己免疫疾患であるこの病気は「原因不明」「治療方法なし」「対症療法のみ」とされています。過去にこのnoteでも掌蹠膿疱症に関する記事を探しましたが、「完治しました!」という報告には出会えませんでした。
そんな中、私がたった半年間、大好きだった小麦粉をやめただけで、掌蹠膿疱症と関節炎が治ったという実体験をお伝えしたいと思います。
1. 病気の経緯と症状
最初の症状が現れたのは約15年前のこと。手のひらに小さな膿疱が一つ現れました。その膿疱はすぐに潰れて消えたため、特に気にせず過ごしていました。しかし、次第に10個、20個と膿疱が広がり、両手のひらや指先にまで及ぶように。やがて膿疱が潰れた箇所の皮が剥け、かゆみがでたため、初めて皮膚科を受診しました。
当時の診断では原因がわからず、処方されたのはかゆみ止めのステロイド軟膏のみ。その後も複数の病院を受診し、細胞検査を経て「掌蹠膿疱症」と診断されました。
掌蹠膿疱症は原因不明とされ、一説には喫煙、歯科金属、ビタミン不足、扁桃腺炎などが関連しているとも言われていますが、根本的な治療法はないとされています。
膿疱が潰れて皮が剥けると、熱いお湯や消毒液がしみて辛い状態に。また、爪の中に膿疱ができると激痛で、パソコンのキーボードを打ったり、ペンを持つことすら苦痛でした。
皮膚科で処方されたビオチンや整腸剤を2年間服用しても効果はなく、原因の一つに喫煙が挙げられていたため、意を決して禁煙しました。禁煙後、半年間は症状が落ち着きましたが、再び膿疱が現れ、喜びも束の間でした。
2. 関節炎の発症
掌蹠膿疱症だけでも大変だったのに、さらに追い打ちをかけるように掌蹠膿疱症性骨関節炎を発症。職場でのストレスも重なり、肩関節から胸鎖骨にかけて鈍い痛みが出始めました。最初は疲労による肩こり程度と考えていましたが、痛みは日に日に悪化。寝返りをするだけでも痛みで目が覚めるほどになり、息をするだけで痛みを感じることもありました。
関節炎を併発した方なら共感していただけると思いますが、この痛みは本当に壮絶です。手の湿疹だけならまだ我慢できても、関節炎の痛みには絶望しました。
3. 試してきた治療法
• 禁煙:禁煙外来を利用し、完全禁煙
• 歯科金属の除去:銀歯やセラミックをオールセラミックに変更
• 内服薬:ロキソニン、セレコックス、リリカ、トラムセット、メトトレキサート
• ビタミン剤:ビオチン、シナール
• 整腸剤:ミヤBM、ビオフェルミン、ロイテリ菌
都内の総合病院のリウマチ膠原病科にも通院し、3ヶ月毎の血液検査や尿検査、数々の内服薬を試しました。最終的には生物学的製剤「トレムフィア」の注射を勧められましたが、高額な治療費や副作用のリスク、一生使用する可能性があることに躊躇し、断念しました。
4. グルテンフリーを始めたきっかけ
転機となったのは、YouTubeで偶然見つけたよしりんの動画。
(よしりんは毎朝動画配信しているので、以下は沢山の動画の中から選びましたが、小麦について語っている動画はまだまだ他にもあります)
https://www.youtube.com/live/zS7U94hcVjo?si=7lO3HYOCEph2evRL
動画では、小麦のグルテンが免疫機能を乱す可能性について語られていました。これをきっかけにグルテンフリーを実践し始めたのです。
(次回の記事で、具体的な食事内容や変化を詳しくお伝えします!)