TOMO CHANNEL

刑事事件・民事事件を業務として長年担当した職歴を有します。得意分野は、法律関係・医療関…

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刑事事件・民事事件を業務として長年担当した職歴を有します。得意分野は、法律関係・医療関係です。noteは始めたばかりです。よろしくお願いします。

最近の記事

伊東純也事案 加藤弁護士会見の意義(2024.07.02)

 本日、伊東純也選手の担当弁護士である加藤弁護士が、東京都内において記者会見を行った。  これは、大阪府警が、伊東選手を準強制性交等致傷の疑いで、女性2人を虚偽告訴の疑いでそれぞれ書類送検したことを受けたものだという。  今回の刑事事件は告訴事案であり、双方ともに告訴されている立場であれば、原則的に双方とも事件送致される。  これまで、ゴールデンウイーク前に事件送致されるとか、5月末ごろに事件送致されたとか、大阪府警の刑事四課が担当しているとか、様々な情報がインターネット上

    • 宝島事件 殺人罪再逮捕の遅延と処分保留について(2024.06.17)

       今回,ある方から、宝島事件で死体遺棄・損壊罪で起訴されている6人の容疑者のうち,関根・前田両容疑者に対する殺人罪の再逮捕時期が他の容疑者よりも遅延した理由に何か意味があるのか、佐々木・平山ら4名の容疑者が,殺人罪について処分保留になった意味をどう解釈するのかという質問を受けた  再逮捕遅延については、特に,根拠があるわけではないが,処分保留の意味も併せて説明したいと思う その1 関根・前田両容疑者に対する殺人罪再逮捕の遅延  私は、関根・前田両容疑者に対する殺人罪再逮捕

      • 伊東純也事案の民事訴訟に対する考察 その1(2024.06.11)

         伊東純也事案の民事訴訟はこれから本格的に始まるが,民事訴訟の場合,今後の展開を予想することは極めて難しい  そこで,民事訴訟の今後の展開において考察のポイントとなる点を順次上げて解説する その1 東京地裁への移送  情報によると,女性側の申し立てにより,5月7日付で,大阪地裁は5月24日までに審理を東京地裁に移送する決定をしたという  5月7日付けで東京地裁に移送することが決定されているというなら,女性側は4月には訴状を受け取っていることになるだろう  民事訴訟は基本

        • 伊東純也事案の刑事事件を予測してみた(2024.06.06)

          伊東純也や相手方女性の刑事告訴につき、今後の展開を予想してみた その1 伊東純也に対する刑事告訴  前回の5月9日付noteに記載したように、伊東純也による性加害自体が存在しないと思われる 伊東純也に対する刑事告訴は警察から検察庁に「不同意性交等罪」で送致された後、簡単な事情聴取はあるとしても,結果的に検察庁で「不起訴処分」になると予想している  問題は、 相手方女性側が、伊東純也の「不起訴処分」に対して不服を申し立て検察審査会に提訴するか否かである 仮に、検察審査会に

        伊東純也事案 加藤弁護士会見の意義(2024.07.02)

          宝島事件の動機等を考えてみた(2024.05.22)

          確たる根拠がない状態ではあるが,報道やYouTubeによる情報をもとに,この事件の動機等を考えてみた。 その1 宝島夫婦と長女夫婦の衝突  事件前の1月には長女がサンエイグループ等数社の経営権をはく奪されている。  長女の経営権をはく奪する目的は、「長女とその内縁の夫である関根容疑者をサンエイ等の経営から外す動き」と考えて良いだろう。  宝島夫婦は,関根容疑者のことを良く思っていなかったと思われ,長女との結婚も認めていなかった可能性がある。  2月には関根容疑者が、宝島夫

          宝島事件の動機等を考えてみた(2024.05.22)

          宝塚歌劇団問題に関する考察(2024.5.11)

           宝塚問題では、退団者の発表が相次いでいるようである。  宝塚と、被害者遺族は今年3月28日に合意書が取り交わされた。  しかし,私は、この件が、本当に問題なく解決できる否か、未だに不透明だと考えている。  結論から言うと,この件が、問題なく解決するには、 ①遺族側との最終的な示談交渉が円満解決すること。 ②問題の宙組上級生からのハレーションを抑え込むこと。 がポイントになると思われる。 その1 3月28日付け合意書の意味  合意書では,「責任は劇団側の管理・運営等であり

          宝塚歌劇団問題に関する考察(2024.5.11)

          伊東純也事案の経過分析(2024.05.09)

          今更ではあるが,伊東純也の件に関して私の考えを説明する。ただし、あくまでも週刊誌レベルの情報に基づくものであり,確定的な根拠があるという訳ではないので,その点はご注意・ご配慮願いたい。 その1 昨年5月8日に発生したA子とX氏の出来事について考察する。この出来事を分かりやすく表すため「5月事案」とする。 その2 昨年6月21日に、伊東純也とトレーナーの部屋で飲み会が行われた際の出来事について考察する。この出来事を分かりやすく表すため「6月事案」とする。 その3 トラブルの発

          伊東純也事案の経過分析(2024.05.09)