1級建築士試験初受験ストレート合格への道のり
初めまして。
令和5年度1級建築士試験に初受験ストレート合格致しました。
私も様々な方の合格体験記を読んで参考にさせていただきました。
私もこれから1級建築士を目指す皆様に
その合格体験記を読んで頂けたらと思います。
1.ばんびとは?
1995年2月生まれの熊本県で大学生まで過ごし、就職で関西へ移住いたしました。
大学では応用生命科学科で、今の職種とは畑違いなことを学んでいました。
高校、大学のレベルとしても偏差値50程度とそこまでレベルは高い学校ではありませんでしたが、試験では学年学科で大体5位くらいの順位でした(上位校に行けば埋もれるレベルです)。
現在は、大学を出て設備の施工管理職を継続しており7年目が経とうとしております。仕事内容は、営業から設計、打合せ、現場管理、予算管理等含め全般をさせていただいて、給排水衛生、換気空調をメインに様々なことに従事してます。
2.1級建築士へのきっかけ
私の周りで1級建築士の勉強をしている人が多くいたこと、1級建築士は建設業界で最難関な資格なこと、今まで大受験に成功したことがなかったこと、この業界でやっていくからには1級建築士になりたいと思ったこと、
そして、何よりも強く思ったことは1級建築士になって設計に携わり、この建設業界の1994年、1995年世代を引っ張っていく存在になりたかったこと。
このことを2年目の23歳の時に強く思い、1級建築士へ向けて走りはじめました。
3.1級建築士への受験資格がない
私は大学は指定学科ではなかったため、1級建築士への受験資格を得るためには他の資格をとってステップを踏んで受験資格を得るしかなかったため
実務経験4年半で1級管工事施工管理技士を2021年に取得し、翌年に建築設備士を取得し、その翌年に1級建築士への挑戦権を得られるという順序でした。
1級建築士になりたいけど、受験資格がないと言うみなさん、遠回りになりますがステップを踏めば受験可能ですので確認してみてください。
4.1級建築士の勉強(学科)
建築設備士を合格した2022年11月2日にSとNに1級建築士の講座の話を聞き、その日にNへの通学を決意しました。
決めては単純に水曜日コースが近くにはNしかなかったからです。Sの方がわたしには合ってるのかなと思ったり、対面授業の方が良かったりと色々と思うところはありましたが、通学できなければ意味がないし、仕事に併せて通学も可能なことも考慮しました。
学科の勉強時間ですが、11月3日から7月22日までで1181時間です。
あくまで時間でお伝えしておりますが、質が1番重要です。
参考までに月間の勉強時間です。
11月 81時間
12月 89時間
1月 93時間
2月 111時間
3月 110時間
4月 162時間
5月 187時間
6月 175時間
7月 173時間
試験本番にピークを持っていきました。
学科の詳しい勉強方法や模擬試験の得点も全て控えてますので皆さんから知りたいとかの声が有れば、noteで記載していきたいと思います。
今回、学科受験生にお伝えしたいことは
過去問15年から20年分の問題をほぼ完璧に言い回しが変えられても大丈夫なまでに理解できてれば学科は通過できます。
そして、問題を解いて○か×かだけでなく、その問題の解説こそが1番重要なんです。
新問題の心配をするよりも過去問をしっかりと理解して正確に○か×か×であればどこが誤ってるかを勉強していくことが合格への最短ルートと私は思っています。
私自身、新問題への対策を考えた時期もありましたが無駄でした。
4.1級建築士への勉強(製図)
2023年7月23日の学科試験の翌日に製図ガイダンスを受け、製図試験への勉強をスタートいたしました。
設備屋であり、大学も建築学科でもないため、初めて建築図を描くこととなりました。
不安でしかなかったため、先生に建築図を描いたこともなければ私は修繕をメインにしている設備屋なため建築図を目にすることもないんですが大丈夫ですか?と質問すると、ある先生からはそれは厳しいと言うような表情をされましたが、1人の先生からは大丈夫大丈夫!とお言葉をいただきました。(実際、私の先生は大丈夫大丈夫!と言っていただいた先生でした)
それからはトレースを最初はメインに記述も併せて勉強しました。
エスキスはビリケツくんのテキストを購入して身につけていきました。
2ヶ月半で合格した勉強方法を知りたい方、いらっしゃいましたらnoteに記載したいと思います。
また、あくまで参考ですが
7月24日から10月7日までの勉強時間ですが461時間でした。
作図枚数は31枚ですので決して多いほうではありませんが、エスキス、記述に多くの時間を費やしました。
本試験でのタイムスケジュールですが、
エスキス(読み込み含む) 1時間30分
記述 1時間
作図 3時間
チェック(追加書込み) 1時間
作図は実際は2時間半くらいで描けてましたが本番多少の余裕があったのでミスの無いように普段より時間を使いました。
あと、今回私は色々とミスをしてました。
そのミスも別に記載できたらと思います。
ただ合格できた要因を1つだけ上げるとすれば周りの初年度生との圧倒的な違いは作図量と書込み量が圧倒的に多かったことです。
初年度の方、建築図を描いたことのない方、絶対に諦めないでください。
2ヶ月半で合格可能です。
5.最後に
初めてこのツールを利用して、合格体験記を記載しましたが、ここに書かせていただいたのは今まで私に親切にこの1級建築士試験に対して、教えてくださったりした方々がいたからです。
そんな方々からのバトンを私が受け取り、次は私が1級建築士受験生へという思いでまず最初の投稿になりますが書かせていただきました。
ご質問等あればお答え出来る範囲内でお答えいたします。