夢の作り方
佑樹です。
今日は、ラグジュアリーブランド=夢の作り方についてお話ししていきます。
ここで言う夢の作り方とは、夢=認知度ー普及度で表される。
つまり、みんな知っているけど誰も持っていないものこそが夢である。
例えば、モナリザ。
モナリザの値段がいくらか知っている人いますか?
結論、値段はつかない。
売るメリットが一つもないから。
モナリザを持っていたら世界中から観光客が来て何十億、何百億と落ちていくる。
しかし、500年前に描かれたモナリザも、価値がものすごく上がった時があった。それは、1911年ルーブル美術館でモナリザが盗まれた事件。
絵画自体は返ってきたが、そのニュースが世界中を駆け巡った。
地球人の全員がモナリザの存在を知った。
つまり、この時モナリザの価値は、70億マイナス1。
認知ー普及の値をデカくすると言うのがラグジュアリーの基本的な戦い方。
ここで例に出るのは、ベラージオホテル。
なぜ安価なシングルルームを減らし、2000万もするVIPルームの数を増やさないのか。
シングルルームを減らせば認知度が上がってしまう。
VIPルームを増やせば普及度が上がってしまう。
つまり、もう1泊2000万の料金は取れなくなってしまう。
では、今後ベラージオホテルが取るべき戦略は、シングルルームを増やす。
スイートルームの数=普及度は変えずに、シングルルームを増やし認知度を上げていくことで夢の値をデカくしていく。
もし私が絵描きだったとする。
そんな私の絵が売れていくと、次に取るべき行動は、既に完売した作品をシェアするということ。
つまり、誰も買えないよという状況を作り出すこと。
これが、ラグジュアリー戦略の真相です。
よければ参考にしてみてください。