経済面の…。昔の事を思い出した。
ずっと虐待されてて、精神ボロボロの状態で社会に放り出されたのが10代半ばの時で、人との距離感が全くわからないから人間関係築くのが難しくて、なかなか仕事が続かなかった。
虐待によるPTSDがどんどん酷くなる中で、それでもなんとかしようとして考えたのが、同じ業種に絞って、仕事の面ではなく人間関係の方に絞って対策しようとして、コミュニケーションの本などをよく読んでた。
それでもなかなか難しくて、でも自分なりに頑張って生活を立て直して、学校行って資格取るなりして将来的には虐待に無縁な家庭を作りたいなと夢見ていた。
そう足掻いてる時に、景気がどんどん悪化(氷河期世代)して、リストラや倒産が当たり前になりまともな仕事につくのが難しくなった。学歴や資格などが無いので、同じ年齢なら学歴などを見て書類選考で落とされていた。毎日のように面接に行き、断られ、不採用の連絡すらこない事も多く、やっと決まったと思ったらブラック企業でパワハラ当たり前で面接時に提示した安い給料すら理由をつけて支払われないなども当たり前に行われていた。
その頃、同年代は首を吊ったりもしていた。親に頼れず行き場が無くて、当時はネットもあまり普及してないから情報も少ないし、法律家も前例から前向きでは無かった。今思えば、他に何かしらやり方はあったようにも思えるけど、当時のいっぱいいっぱいの精神状態では、何も生産的なアイデアなど思い浮かばなかった。毎日求人広告を見ては応募して、私の能力以前に応募者が多いので直ぐに締切というのばかりで、将来がどんどん不安になり、最後の方は泣きながら面接に行っていて、やがて抑鬱状態で朝起きれなくなり、それでも仕事を探していた。
そんな時に、親に金を出してもらって大学へ行った人たち、親のコネで就職なり起業した人達の話を聞くと殺意しか浮かばなかった。水商売や風俗で生計を立ててる女性もいて、それはそれで大変な事かもしれないけれど、選択肢があると言う点で、ただ苦しくなるばかりだった。
毎日が苦し過ぎて、無差別殺人でもしようと思ってホームセンターに包丁を買いに行った。虐待被害者は自殺よりも他殺に向きやすい、今考えてもこの苦しさは私の努力不足とは思えなくて、環境が理不尽だったからだと思っている。包丁持ちながら街をウロウロして、ぶつかってきたやつ、警察の職務質問など含めて、話しかけてくるやつを刺そうと思っていた。
その日は誰も近寄って来なくて家に帰り、抑鬱状態で頭が働かないままで今後の事を考えていた。