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育休後アドバイザー養成講座を受講しました

先日、かねてから興味のあった育休後アドバイザー養成講座を受講しました。



◇「育休後」についての思い

ワーキングペアレンツにとっての「育休後」。当事者にとっては特別な思いがあります。

我が子の保育園生活を軌道にのせながら、復帰した職場でこれまで通りのパフォーマンスを発揮していく、新生活のスタート地点です。

WMとしての新しい生活に眩しさを感じつつ、保育園からの連絡が来るのではないか、とスマートフォンを握りしめながら日中を過ごす、あの気持ち。
何年経っても忘れることができません。

◇自分の力だけでは、どうにもならない

それでも、子どもを持ちながら仕事をするという生活は、自分以外の要素にも多く影響を受けてしまいます。

・子どもの健康面
・保育園(小学生、学童)の受入れ環境、行き渋りがないか
・自治体のサービス充実度
・職場環境や理解度
・業務負荷や転勤の有無
・サポートの手があるかどうか

などなど…

もし、子どもを持っても、これまでと変わらず仕事を継続できていたとしたら、これらの問題がさほど影響しなかったから。
または、
自分でない誰かがそれを請け負ってくれたから。

でも、「たまたま大丈夫だった人」だけが働き続けることができる世の中なんて、間違っていると思います。

また、そういうことに考えが及ばない人から、「本人の努力次第で何とかなるもの」という意見が出てしまうとしたら、とても残念なことです。

改めて、現在の育休を取り巻く環境について学び、サポートするにはどのような仕組みやサービスが理想かを考える機会としたい。
と思いました。

◇講義内容について―変化していることと、依然変わらないことがある

男性の育休取得率は、絶対数は低いものの、平成初期と比較すると伸び率は飛躍的に上がっています。
就活世代の調査では、意識についての男女差もかなり縮まっています。

世代の違いだけでも常識が大きく異なっているし、時代が進んでもこの差は絶えず存在するのだろうと思います。

自分自身も古い人間に見られているかもしれないことを自覚し、考えをアップデートするべきである。そして常にその差を解きほぐしていく必要がある。という話に共感しました。

一方で、依然変わらないことも多い、その課題点も感じました。

特にアンコンシャスバイアス(性別による無意識の思い込み)については、無意識であるからこそ悪意がなく、根深い問題です。

ある女性が、キャリアアップしても「いいのかな」という思いをもし抱いていたとしたら、それも、女性自身にも存在する無意識の思い込みかも知れません。

東京都作成のエピソード100選のサイトも紹介されました。興味深いです。


◇その他感想

いつも思うことですが、自分の会社では当たり前と感じている環境も、他社では全く当たり前でなかったりすることがあります。(また、その逆もあります。)

今回の参加メンバーは、私と同じようにキャリアコンサルタント受験を目指す方、人事界隈の業務をされている方、育休後に苦労した実体験を持つ方、など様々でした。

いろいろな意見交換をする中で
ダイバーシティ
エンゲージメント
D&I
など、様々なキーワードが出ましたが、自分の会社で普段仕事をしている中では、このような言葉に触れる機会が全くありません。
改めて、自社の課題点を感じる貴重な機会にもなりました。

一日集中して新たな学びを得て、メンバーと課題点について考える機会。

興味のある方には、ぜひおすすめです。

なかなかnoteの更新が難しく、間隔が空いてしまいましたが、引き続きがんばります。

お読みいただきありがとうございます!

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