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木製コースターの上に小さなジオラマ空間を創る

晩秋のヨーロッパ戦線。森林の中で待機中の、ドイツⅣ号戦車と戦車兵をイメージしました。

ポイント

  • レジンキットのドイツ戦車兵を入手。レジン製は少し高額だけあって、1/72のミニスケールでも顔の表情などかなり精巧。目や口の凹みにスミ入れするだけで表情がでます。服の塗装では、塗装した上から塗装色に少しブラックを混ぜた色で、織り目や陰影を付けるとリアルになります。

  • 戦車の塗装は、アクリル塗料の筆塗りで三色迷彩。迷彩パターンはセンスが出るところですが、私は砲塔の主ハッチから川が分岐して流れ出しているイメージで描いてます。

タミヤで出している三色迷彩基本色。今回は少しクッキリと描きたかったので、ダークイエローにフラットホワイトを混ぜて明るい色にしている
先端が直線の平筆ではなく、このような丸筆で輪郭をちょんちよんと塗っていくと輪郭がボケた感じになります。このちょんちよんの度合いでボカシ具合いを調整します(今回はボカシ度小)。
  • 地面には下地(コースターの上に紙粘土を盛り付け)をブラウンで塗装した後、薄めた糊を塗布して草のジオラマ素材を振りかけますが、単色ではなく2〜3色混ぜたほうが趣きがあります。素材の色や長さを工夫して、季節感とリアル感を出しました。※下地のブラウンがところどころ出ている方がリアルです

地面の上に複数のジオラマ素材をのせた場合は、かなり薄めた糊をスポイトで全体が湿るように滴下させ、一晩乾燥させることでしっかりと固定できます
左:はじめから数色混ざっている芝素材
右:少し毛足の長い草素材、今回も枯れ草色のものを少し振りかけている
木の根元に、この素材を適当な長さに切って貼り付けると雰囲気が出る

感想

最初は戦車1台の左側のオブジェを作ったのですが、どうしても迷彩パターンを変えたもう1台を作りたくなり、右側のオブジェもつくり、それぞれ単体でも合体しても作品となるようにしてみたら新しい可能性が見い出せました(笑)

左側は針葉樹、右側は広葉樹をイメージ。針葉樹のジオラマ素材は晩秋らしくなるよう緑の葉の上に薄茶色の塗料をドライブラシしてます。広葉樹は裸木の素材に黄色の葉っぱ素材を貼り付け、ところどころオレンジとブラウンで塗ってみました。地面にも同色をチョンチョンと落とすことで、枯れ葉が落ちている雰囲気になりました。


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