【アラサー上京物語。#112】タイプロとNoNoGirls比べたよ。
少し前にタイプロに関する記事を書いています。
で、この話を誰かにしたくて色んな人と話していたところ、「NoNo girlsみて欲しいー!!」
と言われて素直にみました。
ショートでちゃんみながアドバイスしているものとかは流れてきていたのですが、YouTubeに本編があるとのことで見やすかったというのもある。
で、タイプロと全く違うオーディション番組でオーディション番組というジャンルの成熟も感じたので色々書いてみようと思います。
1・とにかくちゃんみながすご過ぎる
ちゃんみなについて私は誤解していましたね。
あまり容姿に自信のないティーンの女の子とかに希望を与える教祖的なイメージはあったのですが、
たとえばアラサー世代で言うなら加藤ミリヤとか西野カナ的な。笑
そんな感じの類友サークルを形成してるのだとばかり思ってました。
でも全然違いましたね。
すごく考えて自分と対話してきていて、先導者として動いている姿がもう令和版ジャンヌダルクですかという感じ。
あのエネルギーって、きっと若い頃にした苦労とか、認めてもらえなかった時代の孤独とかなんだろうと。
バックグラウンド調べたらハーフであちこちに住んだりもしてるみたいですね。
個人的に、そういう人ってすごいエネルギー持ってる人が多い気がします。
渡辺直美ちゃんとか、ローラちゃんとか。
正直、オーディションの最初の方の審査はあまり好きな表現の審査ではなくて、結局ちゃんみなの音楽自体も好きな人じゃないと見ていられないオーディションなんだろうか。
と思ったけども、クリエイティブ審査から急に面白くなりました。
ちゃんみなの音楽とかパフォーマンスはあまりハマらないのだけど、彼女がどういう経験をしてきて、どういう対話をしてきて今があるのか知りたくなった。
予想だけど、ちゃんとプロのメンターとかカウンセラーと何度も話してきている人のような気がする。
どこかでそういうことを語ってる動画とかないかな。
2・SKY-HIがイケ男すぎる
優男という言い方も違うし、イケメンというのでは表現しきれない、
新しいタイプのいい男という感じがします。
いい男という言い方もしっくり来ないのだよな。
でも他に言葉が思い浮かばないので仮でそうしておくけれども。
一歩ひいてちゃんみなを立てることができるところ、コメントが驕らずパフォーマンスの謙虚でなく本当に謙虚なところとか。
令和のいい男という感じがしますね。
38歳とは思えない時代へのアップデートをしているから今活躍しているのだろうなと思います。
この時代に乗る感覚について、別のチャプターで後述しますね。(誰?)
変に口を出さずにしっかりちゃんみなにまかせて判断をぶれさせないところ、経営者として人を育ててきた経験。
ちゃんみなとSKY-HIどちらも言語化能力があまりにも高く、やっぱりラッパーになる人というのは普段から言葉への感度が高いんだなと感心してしまいました。
私はそんなに伝えたいこととかない。
でも二人はそれをずっと向き合って表現してきてる。
その試行錯誤の数の多さを見せつけられるショーなのです。
3・フィードバック上手過ぎる
これまた令和版のフィードバック。
その辺のマネージャーが本を読み漁っても体得できないかもしれないような相手を引き出すポジティブなフィードバックがとても上手だし、
番組全体でフィードバックのルールなど厳密に決めているような印象。
いちいち年齢を書かないとか、ネガティヴなことを言わない、落ちた子をクローズアップしないとか。
丁寧な作りだけどぬるま湯ではないのはちゃんみなの言葉が作り出してる。
どちらかといいところを伸ばしたり、秘めた才能を見つけ出すというのがメインでできなくても責めたりしない。
期待を押し付けない。
それが体現できているのがすごいし、普段からやってないと無理だと思うのでとにかく人間力がすごいという話にまたなってしまうのですね。
4・アイドルとラッパー
この二つのオーディション番組で比較すると違いが明白でとても面白いです。
自分でクリエイティブを作って考えて表現してきたチームと、
求められるものに合わせて期待に応えてきたチーム。
審査自体もただ言われたことができるかどうかのアイドル審査と、自分でクリエイティブができるかどうか、自分らしい表現ができるのかどうかの審査内容で
後者の方がパーソナリティにフォーカスされていて見応えがあります。
タイプロはとにかく顔で気になった人かどうかしか見る基準なかった。
ラッパーチームは形を作っていくことに慣れているし、もうビジョンがある程度見えているからそこに合う人材を見つけていく作業。
タイプロはファンの気持ち、世間の目、とにかく周りの評価に審査自体も左右されていてブレブレのように感じられてしまうところも。
やる気を出せというけど、どこめがけてやる気を出すのかビジョンを示せていない、昭和マネージャーに近い雰囲気。
そもそも仲間探しだからマネージャー目線でいるのも本来は違うはずなのでそれもどうかと思うけども、今の所昭和の根性好きマネージャーである。
周りの期待に合わせて生きることができるって才能だよなぁ。
5・昭和と令和
この二つを対比するともう時代感の差の激しさを象徴し過ぎていて、面白いんですよね。
今は時代が進むスピードが早いから、乗らない人はそのまま。
SKY-HIが意外にも38歳という昭和世代なのだけど、
菊池くんが10歳下の28歳、どちらかというと若い世代なのに二人の時代感のギャップがすごくあるように感じる。
やっぱり菊池くんは「昭和」のイズムがあって、それは「昭和」の会社で生きてきたからだと思ってしまいました…
それに危機感を感じて社外のメンバーを入れたいという企画なのだと思うけど、やっぱり昭和の価値観が染み込み過ぎているのかなという雰囲気。
このままでは結局昭和のチームのままなのではと思ってしまいますね。
途中から投入された原くんも、やっぱり昭和イズムを感じます。
でもそれがファンからも中からも求められているチームなのかも。
6・チームとして必要な人
アーシャちゃんは、クリエイティブ審査のを見てちゃんみなのいう「天井が見える」が私も見えたので
合格にならなくて納得でした。
それに、そこで昔の自分と似ているけどやっぱり今回は入れられない、と判断できるちゃんみなが大人。
なんか気に入っちゃってロン毛くんを残しておきたい風磨くんとの違いにも感じました。笑
自分たちの仲間探しだから好き嫌いも大事なんだけど、難しいですね。
会社でもそうだけど、めちゃくちゃ尖ったスキルとか個性を持ってても、チームになった途端効率が悪くなったりとかありますもんね。
尖りたい人はやっぱり自分で切り開いていかなくてはダメなんだと思う。
でもそれがもうできる時代だから、組織に選ばれなかったからって腐ったら甘えよ。
ということに気づくのも年齢を重ねてからなんだよね…
早く気づけた人ほど芽が出るのが早い。
まとめ
タイプロに関しては予想なんですが落選者からチームが組まれるだろうなと思いました。
途中から投入された3人と、合わせて新しいチームなんじゃないかと。(途中参加の3人って顔に今までの苦労が出ててアイドルっぽくはないんだよな)
書き散らし過ぎましたが結果やいかに。