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妄想·山下耕作監督『緋牡丹博徒』(1968年)と相米慎二監督『セーラー服と機関銃』(1981年)

以下は記憶を便りに書いているので不正確な事実認識をしているかもしれません。

映画「緋牡丹博徒」(1968年)を観た。
私はこうした任侠モノというのをほとんど観たことがない。だからほぼ初心者に等しい。
主演の藤純子が初々しい、のひと言に尽きる。やくざの親分が死んで、その一人娘が、跡を継いで一家の親分となる。
これって、基本的なプロットは「セーラー服と機関銃」と同じではないか。もっとも「セーラー服と機関銃」の場合は一人娘という設定ではないが。
映画の中では藤純子を陰ながら見守る役として、高倉健が登場する。
つまり、
藤純子=薬師丸ひろ子
であり、
高倉健=渡瀬恒彦
というわけだ。
「セーラー服と機関銃」の方は、薬師丸ひろ子が序盤でいきなりやくざの組長になるが、「緋牡丹のお竜」は、最後の最後に、親の跡目を継ぐことになる。そういう違いはあるものの、基本的には、物語の展開は同じように思える。
実際のところ、「セーラー服と機関銃」が「緋牡丹博徒」の影響を受けているのかどうかは、よくわからない。



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