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36歳で日系大手からスタートアップに転職した私が入社5カ月目に伝えたいこと ~B2Cメーカーから全く未経験のB2B Saasへ挑戦した理由~


”ログラスサマーnoteマラソン”とは

2024年7月31日にシリーズB資金調達を発表したログラスのメンバーをさらに知っていただくために、「ログラスサマーnoteマラソン」と称してnoteを更新しています。

10日目は〈経営戦略部〉のワンタローが担当します!
前回更新の〈新卒採用責任者〉岩﨑さんの記事もご覧ください!

はじめに

どうも、2024年4月に入社したワンタローです!経営戦略部に所属しております。
ログラスに入社してはや4カ月が経過し、「こんなに刺激的で挑戦しがいのある職場をもっとたくさんの人に知ってほしい!」という熱い想いが日に日に強くなったので、この暑い夏に負けじと筆を取りました。

この記事はこんな方におススメ

  • 大手の会社でこのままキャリアを歩むことに一抹の不安がある方

  • 安定の大手のキャリアを捨ててスタートアップに挑戦する理由が分からないと思われた方

  • ログラスに興味はあるけど活躍できるのか不安に思われている方

自己紹介とこれまでのキャリア

1987年クリスマス生まれ、東京都 小平市出身。
2008年のリーマンショックのときに就活を経験し、全く内定が取れず持ち駒が全滅。「自分は社会で必要とされないのかな、通用しないのかな」と落ち込んだり、安易に「今年は諦めて就職留年しよう」と消極的な考えになったりしましたが、最後の最後で何とか踏ん張り、電機メーカーのソニーへ滑り込み内定。
そうした就活での辛い思いをした体験から、新卒で入社した会社では「どんな仕事も誠実に、全力で取り組む」をモットーに頑張ってきました。
歩んだキャリアは営業とマーケティングといった現場業務を累計10年ほど、新規事業と経営企画といったコーポレートスタッフ業務を4年ほど経験。またマーケティング時代にはハンガリーとトルコに赴任する機会にも恵まれました。
川下(現場営業)から川上(経営企画)まで幅広くキャリアを積み、海外赴任のハードシップまで経験できた前職のキャリアは、本当に充実しておりました。
ではなぜ、充実したキャリアの道を断ち、全く別の世界に飛び出したのか?その理由は3つあります!!!

海外赴任時代は「work hard, play hard」の考え方を大切にし、多くの観光地を訪れました
写真は2年間住んだハンガリーの首都ブダペストの観光名所、鎖橋とブダ王宮の1枚

スタートアップの荒波に飛び込んだ理由①

1つ目は、「自分を成長させられる場所は、大手企業のように整備された環境ではなく、混沌に満ちたスタートアップのような環境」だと考えたからです。

私が長年 所属していた国内の販売会社は3千人近い規模で、各組織の機能やオペレーションが確立されている大船団でした。大手ご出身・ご在籍の方は感覚が近いと思いますが、大規模組織では個人の意思決定や行動量よりも、「組織として動く」ことが重要になります。なので自然と私が身に付けたスキルもマネジメント層との「合意形成力」と、そのための「ストーリーメイキング」、関連部署を巻き込む「推進力」でした。社内のキーマンを説得するシナリオづくりや、円滑に会議で結論を出すための事前ネゴは、大きな組織をスピーディーに動かす際に必要なTipsですよね。またそうしたムーブを支えたのは、10年以上在籍しているがゆえに構築できる「社内ネットワーク」でした。

しかし、私が一番自身の成長を感じられたのは、荒々しい事業環境だったトルコ赴任のときでした。トルコの販売会社は50名以下の規模で、上司のフランス人と日本人赴任者の私以外は皆トルコ人というチーム構成。私は1人でオーディオ商品のマーケティング全般を担当しつつも、下記のように営業領域まで手を伸ばして職務に励んでおりました。

  • 400SKU (Stock Keeping Unit) のP/Lと販売計画(販売台数とプライシング)の予実を管理

  • 欧州本社から降りてくるマーケティング施策の推進

  • 営業と共に販売店との商談に臨んでリベート条件を交渉

  • 店舗販売スタッフのトレーニングや展示の改善指示

要するに日本にいたときよりも責任範囲が一気に広がり、事業成長のためにやれるアクションは全て取り組む必要があったので、重要な意思決定をする機会とPDCAを回す行動量が爆増し、結果として自分の成長スピードも非連続的に上がったのだと思います。そうした経験があったがゆえに、36歳になっても飽くなき爆速成長を求めた結果、スタートアップのキャリアを選ぶに至った次第です。

気球で有名なトルコのカッパドキアに訪れたときの1枚
地理的に欧州・中東・アフリカ・アジアを結ぶトルコは、
約20の世界遺産がある観光大国のため世界中からツーリストが集まります

スタートアップの荒波に飛び込んだ理由②

2つ目は、長期化するキャリアの中で「複数社で実績を残している人材の方が市場価値が高い」と考えたからです。

私は現在アラフォーに差し掛かりましたが、「人生100年時代」と呼ばれる今の世の中で、自分が働くのを辞めるタイミングは何となく75歳か80歳だと思っています。実際、昔は定年が55歳だったところから1980年代から90年代にかけて60歳まで引き上げられ、直近では70歳まで引き上げられているようです。少子高齢化がさらに進んだ30年後、年金受給額は確実に減ると思っているので、可能な限り健康寿命を長くし、スキルとマインドを若々しくアップデートし続けて長く働くことが、老後の生活を守ることに繋がると考えています。

そのようにキャリアが長期化することを前提に考えたとき、どのような環境でも活躍できる人材の方が働き方の選択肢が増えると思ったのです。「強いものが生き残るのではなく、変化に適応できるものが生き残る」的な発想です。

裏を返せば、1社しか経験していない、しかも会社の知名度も高く、環境も整っている大手企業でしか働いていないという経歴は、むしろ将来のキャリア形成のリスクになると思ったのです。さらに先ほど述べたように、長年1つの会社に勤めた結果得られる資産の1つに「社内ネットワーク」がありますが、それは会社の外に出ると通用しない、価値が不安定な資産なのではないかと思うようになりました。

こうした思いから、36歳だったらまだ、未経験の領域にチャレンジできる若さ = 体力とメンタルタフネスがあるし、前職に10年以上勤めて培ったビジネス基礎力も活かせると思い、B2CメーカーからB2B SaaSのスタートアップへの非連続的ジョブチェンジに挑戦したのです。

スタートアップの荒波に飛び込んだ理由③

3つ目の理由は「グローバル市場で勝てる日本を取り戻す」ためです。ハンガリー・トルコに赴任していたときに目の当たりにしたのは、「欧州市場で存在感を示していた日系企業がほとんどなかった」という事実です。成長著しいIT業界で日系資本を見ることはなく、外国人から人気のお寿司や和食のレストランチェーンでさえ、聞けば経営するオーナーは中国系や韓国系の方ばかり。特に元来、日本が強かった車や家電業界で日本企業が勝てていない現実は、ショックと歯がゆさで本当に寂しい思いをしました。

そうした自身の海外赴任での経験から、言語や通貨、法律、生活様式が多様であるがゆえに事業変数が多く、ボラティリティが高い海外市場で日系企業が勝ち抜くためには迅速な経営判断が不可欠だと思うようになりました。しかし現実は、そう簡単に上手くはいきません。そうした事業変数が初めから定量化されているわけではなく、人の手で様々な情報ソースから必要なデータを収集して社内フォーマットに合うように加工され、事業計画に反映されています。そして、その事業計画を日本の本社とやり取りをする中で、別の角度からの分析を求められ、その対応工数にまた時間を要している実態があります。

自分自身が、事業計画を作り上げるビジネスプランニングを担った経験と、その経営数値を取りまとめる経営企画を担った経験から、データの収集と加工、分析に多大な工数と時間を費やしている実態がどの日本企業にもあるのだろうなと想像するようになりました。ログラスは、まさにそのペイン(痛み)を解決し、私にとって悲願の「日系企業のプレゼンスを復活」させるミッションを掲げていたので、出会って即座に「この企業に入って日本を変えたい」と脊髄反射で感じました。

トルコの現地通貨リラは価値が変動しやすく、
リラの価値が下落するたびに、商品の出荷価格の見直し=ビジネスプランの修正が必要でした

(出所:Google Finance, https://www.google.com/finance/quote/EUR-TRY?sa=X&ved=2ahUKEwict-2-_omIAxUAbPUHHYB1JKYQmY0JegQIIRAp&window=5Y)

要するに伝えたいこと

自分のお伝えしたいことを並べたら筆がブレイクダンスを踊ってしまい、長々と失礼しました。結論、私はログラスという環境で日々新しい挑戦を満喫しています!それも、前職のいわゆる「日系大手」で素敵な上司と同僚に恵まれ、スタートアップでも通用するスキルと経験を積めたおかげです。

その意味で、大手企業にいてキャリアに悩んでいる方やログラスに挑戦することに不安な方がいらっしゃれば、「今その悩んでいる時間は間違っていない」とお伝えしたいですし、「今の会社に残るも良し、私のように非連続的なキャリアに挑戦するも良し」と背中を押したいです!

当たり前ですけど、自分の人生って1回きりですよね。私は前職の送別会で「もし身体が2つあったら、人生が2回あったら今の職場(=前職)と新しい職場の両方を選びたい、でも人生は一度きりだから新しい挑戦をしたいという思いを止められない」と別れを告げてきました。

それぐらいログラスは魅力的な会社なので、この記事を読んでくださった皆さんが少しでも「ログラス面白そうだ」と興味を持ってくださったら、是非カジュアル面談にご応募ください!詳しい採用情報も下記に載せるので是非ご覧ください!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!(次、なに書こうか悩むー)


ログラスでは現在一緒に働いていただける方を募集しております。
お気軽にご応募、カジュアル面談のご希望などお待ちしております。

【採用情報】
https://www.loglass.co.jp/recruit

【X公式アカウント】
https://x.com/LoglassPrdTeam

【募集ポジション】
https://hrmos.co/pages/loglass/jobs?category=1979778846053433347

上記以外のポジションはこちらからご覧ください。
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