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B@CK HΦME S2:20
一週間後 会合日……
相川「ここにくると、いつだって初心に戻れるな」
升水「デビューは一度切りの大イベント、なんだよねぇ……」
谷口「新メンバーの美少女RANK、半端ないなぁ」
萩原「流石は安達輝VISIONといった感じかしら?」
海堂「今日はみんな、ありがとう。
アイドル群雄割拠の時代で、もう一度、
VitamineCstarZのプロデュースに関わるとは、
夢にも思っていなかったよ。
感想通り、美少女としての資質は、
超一級品の四人を巡波が集めてくれたよ。
あとは、歌唱力、表現力、対応力だよね。
初代として活動して勝ち得た英知を、伝授してあげて欲しい」
相川「声帯は生まれ持ったもの。
ヴォイトレ前は無茶な音域は迷わず辞退すること!」
升水「姿勢、上半身の位置関係で、
肺にかかる負担を減らせるよ」
谷口「ハコで歌唱しない内は、
練習場のキャパシティを身体に叩き込むことね」
萩原「お客さんは神様だよ。
神対応は基本姿勢と心得て!」
海堂「経験者らしい、活きたアドバイスだね!
何でもこなそうとしないこと、
身体全体で歌うことを体得すること、
表現スペースを把握する能力を身につけること、
自分はアイドルであるという自覚を持つこと。
君たちは一人ひとりがシンデレラガールだ。
王子さまは世界中の殿方だよ。
魔法は簡単に解けたりしない。
マジック・アワーで自分たちの歴史に、
深い爪痕を残していくんだ!」
桃香「先輩方、あなたたちを超えるアイドルになってみせますっ!」
由芽「同じ空気を吸うだけで緊張です。……あとで握手して下さい」
桜子「スーパー美少女軍団に、敵なし!」
真花「記念撮影……して下さいますよね?」
相川「私たち、今、四重奏に挑んでいるよ」
升水「いわゆる、隙間産業といわれるジャンルね」
谷口「八人でパフォーマンスする企画があがったら、
教えて下さい!」
萩原「日々輝さん、候補35作品って……。
気合の入れようが違うな……」
海堂「楽器の演奏技術習得は難易度が高く、
相当な無理を強いていると思う。
カルテットのガールズロックバンドにならなかった
理由を心の中心に据えて、
腐らず、これからも未踏の地で輝いて欲しいです。
八人のパフォーマンス、面白い企画だね!
巡波の耳にも、必ず入れておきます」