慈悲出版が出来るまで：０２

資産が出来たことで、
結婚話もとんとん拍子に進みましたし
市内に借りた新居で選んだ
メディアコンサルティングと言う会社の
自費出版サービスに迷わず応募しました。

今回は、要らない詳細はどんどん省いて行きます。
メディアコンサルティングの仕事は
イラストレーター決めの時に
一度、不和を感じました。
「雨」と言う描写が一箇所も無いのに
「傘」を刺す登場人物。

「一夏」の物語なのに
「冬季」の装いでホットコーヒーを持つ登場人物。

「喫煙」設定などないのに
「紫煙」をくゆらせて物思いに耽る登場人物。

「外出」シーンは限られているのに
「廃墟」で密会する登場人物。

登場人物。と固く括ったのは
こんな野郎、知りませんから。
（どの面下げて漫画化されてんだ？）

お題二の「危機一髪」で
外見描写の話題を出しましたが
作者が書いていない情報を絵に描き込むのはＮＧ！
例えボタン一つ取っても、
作者の意図が反映されてそうなってないと
イラスト畑は無法地帯になってしまいます。

メディアコンサルティングとの不和は
たくさんありますが
弱い者苛めをしたい気分ではないので、この辺で。

ちなみに、初年度の印税は
総ダウンロード数「１９」×３６０円＝？？？
計算、出来ましたか？
「１９」は堅調と言う評価を頂きました。
「１００，０００」ダウンロードを夢想していた身から言わせたら
こんな筈では……失意のどん底です。
それから、僕は賞レースにエントリーしまくりました。
自分のことをアイデアマンと形容出来るくらいに
次々と発想は生まれ、でも結果は誉れとは程遠く。

カクヨムでも、さまざまなお題に寄稿しました。
一番覚えているのは、最強のバディ。
時間が余ったので四作以上書きました。
（出来栄えは悪くないので、バディ全作をつなげて
１００，０００文字に達するか試しています）
（カクヨムコン９期間内に無理でもいい！
読まれる書き手になるには長編を多く持つこと！）

言いたかったことは、自費出版の期間は若干空きました。
メディアコンサルティングとの契約で失った資産は
ざっくり計算で２００万円です。
２００万円投じて、６，８４０円のリバック、か……。